Essay

<How to make HTML-Cyberchat>

 ほぼ毎日ホームページを書き換える中で決定的に重要なのは、文章などをブラウザに表すための「HTML」の作成速度です。これが遅いと、ちょっと毎日書き換えるのは無理になる。しかし、色々なツールの登場により、通常の例えばワード文書からHTMLを起こすのは非常に楽になりました。

 例を挙げましょう。毎日書いている「Cyberdiary」の一日分を作成するのに、だいたい必要とする時間は40分です。そのうちの35分はワード文書の作成に当てられる。つまり、いつもの通りパソコンでapplication softwareを使って文章を作成しているのです。そして、それをHTMLに変換するのには、実は1分もかからない。ホームページに載せられる型に形を整え、GIFを与えて、FTPでプロバイダーに送るのを入れても、全部で5分くらいでしょうか。
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  実は、「ホームページを作ろう」と決意した時、私も本屋でHTML関係の本を買ってきてしばらく読みました。最近は何冊も出ていますよね。そこで、基本形は覚えた。

<H></H>

<BODY></BODY>

<HEAD></HEAD>

<a href="....html">....</a>

 などなど。ついでにしたのは、これらを辞書(ATOK9)に組み込むことでした。これは今でも特に「りんく=<a href="....html">....</a>」などは役立っている。あとそうですね、頻度から言えば、「だんらく=<br>と<P>」もそうでしょうか。
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  しかし、こうしたHTMLの基本形は結局自ら書くことなしにホームページの作成ができるようになりました。それは、マイクロソフトのホームページでたまたまInternet Assistant for Word95(ベータ版)を見つけ、それを早速word 7.0に組み込んだからです。これがなかったら、私の素早いHP更新は不可能です。このソフトウエアが、HTMLの基本形は全部書いてくれる。

 私のHTML文書作成手順は以下の通りです。

  1. まずWORD7.0で、WORD文章を書きます
  2. 次にこれを「名前を付けて保存」にかけます
  3. その時に、「ファイルの種類」を「HTML文書」にします
  4. そして、保存場所に「デスクトップ」を指定します
  5. 無論文書名を指定します
  6. 「OK」で、デスクトップに「HTML」文書ができます

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  三番目の作業は、事前にInternet Assistant for Word95をダウンロードし、手持ちのWORD7.0とマージさせておく必要があります。マイクロソフトのホームページには、現在(96年8月半ば)は一番上にあります。(6)は実は、「HTM」文書です。マイクロソフトでは、拡張子は3文字となっている為です。次に
  1. これをドラッグしてネットスケープのショートカットの上に乗せ、ブラウザでどう表現されるかを見ます
  2. おかしなところがあったら、覚えます
  3. そしてそれを一端終了して、「NOTEPAD」や「秀丸」に乗せて、手直しします

 「<P>」を「<br>」に書き換えたり、GIFを与えたりと少しの作業です
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  もうこれで、ブラウザに載せても恥ずかしくないHTMLはできあがっています。あとは、FTP(FILE TRANSFER PROTOCOLを使ってプロバイダーのサーバー上にある自分のファイルに追加したり、修正を加えます。これで完成です。文章にすると長くなりますが、慣れるとルーティンのようなもので、結構スムーズにできるようになります。GIFなども辞書に覚え込ませておくと便利です。

 同じような文章を次々に作成するうまいこつは、秀丸などで既にできあがった過去のファイルとこれから作ろうとするファイルをデスクトップ上に並列することです。そして、一方からもう一方へ、似たファイル部分をコピー・アンド・ドロップを使って移せばよい。これをいちいち書いていたら大変です。例えば、住信為替ニュースの最後の部分は、リンクあり、コピーライトありと結構複雑。それは完成版からそっくりコピーして、未完成版に移せばよいのです。
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  最近気が付いたのは、HTML関係作業ソフトとしては「秀丸」が秀逸です。「NOTEPAD」は直ぐに容量一杯になってしまう。作業のし易さ、扱えるファイルの規模から言っても秀丸が優秀です。私が使っているコンピューターのデスクトップには、「NETSCAPE NAVIGATOR」「INTERNET EXPLORER」「NOTEPAD」「秀丸」「ダイアルアップ・ネットワークの電話マーク」「FTP」「EUDRA PRO」などのショートカットが並んでいます。これらは、ホームページ用のHTMLを作成し、それをサーバーに送るために必要なものです。

 コンピューターが素晴らしいのは、一つの作業をするのに色々な方法を提供していることです。以上に紹介したのは私のやり方であって、他の人はもっと簡便な方法を発見しているかも知れませんし、マック系統ではまた全く違ったやり方がありそうです。しかし、一つ言えるのはHTML文書を書くのは実は非常に簡単だということです。躊躇する必要などどこにもありません。 Internet Assistant for Word95はまだベータ版ですが、このソフトも徐々にバージョンアップしていくと思われます。無論、最初からHTML文書を書くのも容易です。

 ホームページ作成を狙ってHTMLの基本形くらいは覚えた人で、「ここが分からない」「これはどうしたら良いのか」というご質問が有れば、いつでもどうぞ。色々な人のホームページができて、全体的にレベルが向上していけば日本のCyberworldにとっても良いことだと思います。
ycaster 96/08/14)