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2016
01/19
Tue

400万、500万、1000万、全体で2000万人

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 (09:40)今朝一番に注目されるニュースは2015 年 過去最高の 1,973 万 7 千人!! 45 年ぶりに訪日外客数と出国日本人数が逆転でしょう。政府観光局の今朝の発表。つまり「ほぼほぼ2000万人の外国人が去年一年で日本に来た」ということです。

 「45 年ぶりに訪日外客数と出国日本人数が逆転」というファクトも面白い。サイトの数字を見ると昨年の場合、9月以外は2014年に比べて2015年の日本人の海外への月別出国数はほぼ毎月減少している。そして減少幅が上半期の方が大きい。円相場のイニシャル・インパクトですかね。

 そりゃ旅行収支は大きく黒転する。私がそうですが、最近の日本人は海外に行ってもあまりモノは買わない。日本の方に良いモノがある。私の今回のオーストラリアもそうだった。現地ツアーなどのサービスは買いますが。対して中国の方々は爆買いです。

 ではなぜそれほど海外から日本に人が来たのか。確か2013年は1036万人くらいだった。それが2014年は1341万人に。その推移はここ で見られるのですが、それが去年は前年比 47.1%増の 1973 万 7 千人。政府観光局は理由を

  1. 主な要因は、クルーズ船の寄港増加、航空路線の拡大、燃油サーチャージの値下がりによる航空運賃の低下

  2. これまでの継続的な訪日旅行プロモーションによる訪日旅行需要の拡大

  3. 円安による割安感の定着、ビザの大幅緩和、消費税免税制度の拡充等 

 と分析している。「2」はちょっと手前味噌? 数字を見ていくと結構面白くて、「国・地域別」で去年一年間で日本に来た外国人の増減を見ると、減ったのはロシア一国。政府予算の一律10%カットというほど景気が悪いですから。

 対して訪日で一番増加率が大きかったのは誰もが予想できる中国本土。実に107.3%の増加で4,993,800人に。倍増でほぼほぼ500万人です。2014年は中国本土の方で日本にいらっしたのは240万に過ぎなかった。

  一番驚いたのは韓国です。政治の分野での日韓関係はずっと悪かったのに、2015年には実に4,002,100人の韓国の人が日本に来て、それは45.32%の増加に相当すると。だって韓国って、つい最近人口5000万になったと言って喜んでいた国ですよ。

 その国から人口の約1割に相当する人が日本に来ている。実はどのくら日本が好きかって言うことです。恐らく人口比でもっともよく日本に旅行者を送り出しているのは台湾ですが、韓国はその次に来る。2014年は2,755,313 人だったので、中国人ほど目立たなかったけど韓国から日本に来る人は去年劇的に増えた、ということ。

 私は去年の中頃まで「中国本土と韓国から日本に来る人は年間250万前後」と覚えていて、先日のテレビでこの数字を使ったのですが、これからは「韓国400万、中国本土500万」と覚えないと。

 仮に台湾と香港を「中国圏」と考えると、台湾が3,677,100人(人口は2300万人程度なので、これは凄い比率です)、香港が1,524,300人で、それに中国本土の4,993,800 人を足すと1019万5200人となる。つまり「中国圏 1000万人」とくくれる。覚えやすい。韓国400万、中国本土500万、中華圏1000万、全体2000万人。

 その他去年40%以上訪日客を増やした国を見ると、フィリピンとベトナムが。うーん、そうかな。確かに。最近は日本のあちこちでその手の方々をお見かけする。言葉でもうっすらと分かって「あの国かな」と考えたりするのですが。

 私的実感では「イタリアとスペインが増えている」と思ったら、やはり20%台の後半。アメリカは10%台の後半で伸び率は低いが、それでも年間100万人がアメリカから日本に来ている。

 ま最近では頭の数字を入れ替える必要が大きい一連の統計でした。繰り返しますが、特に韓国の400万には私は驚いた。そう言えば日曜日の「いま世界は」で、金慶珠さんが日韓慰安婦合意が成立した日の韓国のネット検索トップは「実はSMAPだった」と言っていた。これは面白かった。

10:28
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