日々のライブな情報ページ

2014
01/20
Mon

日本の倍のGDP

day by day
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 (14:25)ついこの間日本を追い抜いたばかりだと思ったのですが、既に中国のGDPは日本の二倍という勘定ですか。複利だから、成長率の差は数年たつと大きな差になる。

 中国政府の発表(信じるとすると)によると、中国の昨年一年間のGDPは名目で56兆8845億元で、今の為替レートだと約980兆円。これは前年比で実質で7.7%の伸び。まあ目標の範囲内です。昨年第四・四半期の成長率も同率。

 日本のGDPは480兆~490兆円ですから、昨年の中国のGDPは日本の約2倍に達することになる。日本の場合はこの数年成長率は4%を越えることはまずなかった。しかし中国は成長率が落ちたと言っても7%台の後半。この差は大きい。

 人口(中国が日本の10倍)を考えれば、また発射台の差を考えれば中国のGDPが伸びるのは当然。今の段階で、つまり中国が日本の倍のGDPになった今の段階で、人口一人当たりのGDPは日本が中国の5倍ある、ということになる。実際そのくらいですかね。

 まあでも、人口が増えないし、投下資本もそれほど伸びないわけだから、日本も「生産性の上昇」によって成長率をなるべく引き上げる必要があるんでしょうね。日本の場合は特にサービス産業の生産性が低い。

 アメリカではデパートに行っても、「店員」という人にあまりお目にかかれない。それでもデパートは回っているんですね。しかし日本は一時よりは減少したと言っても、かなり依然として多い。平日の昼間など、デパートによってはお客の数より店員の数の方が多い。

 これは一つの例にしか過ぎません。アメリカ方式が良いとばかりは言えない。しかし、「もうちょっと何とかならないか」という気がする。無論、店員の商品知識は日本が高いです。それは家電量販店に行ってもそう思う。しかし.....です。日本経済はまだまだ改善の余地あり、と思う。

 日本がドイツを抜いて世界第2位の経済大国になったのは1968年ですか。その時は、日本の人口は西ドイツの二倍以上あった。だから勢いよく抜いたわけです。しかし抜かれたドイツが「世界第三位だから惨めな国になった」わけでは無論ない。

 今でもドイツはヨーロッパの中でも隆々たる国です。抱える産業の数も多い。そしてそれぞれが競争力を持つ。順位はあまり関係ない。海外から見て、「あの国は凄い」と言われるような国なら何位でもいいんですよ。

14:25
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