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2007
06/28
Thu

2007年06月28日(木曜日) 世界人口の半分は都市に...

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 (19:01)番組の関係で目を通し始めたのですが、このレポートはなかなか面白い。「2007年の世界の人口の状態」と題された国連人口基金のレポートで、人類の歴史始まって以来、2008年は世界人口の半分が都市に住むことになる非常に象徴的な年だと説く。

 なにせタイトルが、「Peering into the Dawn of an Urban Millennium」ですからね。日本の新聞の見出しは今日見た範囲では「66億」が多いように思う。しかし私はタイトル通り、「人類の半分が都市に住む」という方に興味があるな。東京が1200万とか足していって、いったいいくつの都市が必要かと数えてしまいますね。単純な計算ですが、300が必要。そんなに都市あったっけ、みたいな。

 このレポートはそれほど都市に世界の人口が集まることのデメリットにも触れているが、メリットにも触れている。日本もそうだが、先進国の経済成長は「都市化」とともに進行したと指摘し、成長と貧困からの脱出は都市化の中でなし得ると述べているのが特徴。

 私がいつも思うのは、日本は世界の中でも戦前、戦後を含めてスラムを持続的に作らなくて農村から都市への人口移動を行えたという点でやや特徴がある。インドでも中国でも南米でもアフリカでも、都市化のプロセスの中で都市のかなりの部分のスラム化(この報告書の言葉借りれば”貧困の集中”)が発生した。ムンバイのスラムを見れば一目瞭然です。

 だから都市化が直ちに「貧困からの脱出」を意味するわけではない。しかし、都市化の中に成長の種があることは確かです。もう少し読み込むことにします。

23:42
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