日々のライブな情報ページ

2010
10/11
Mon

2010年10月11日(月曜日) 貧血2日入院で170万

day by day
EOF; } ?>

 (09:30)今朝のABCニュースアワーを見ていたら、昨日は「10.10.10」という3ゾロの日だったんですね。特にどうこうということはないのですが、何故かゾロ目好き。

 昨日の「地球アゴラ」では改めてアメリカの医療費の高さにビックリ。貧血で2日入院して170万円。あり得ない数字です。私の予想は40万円でしたから。「この大きな乖離はなに?」と思いました。

 「アメリカで年間に自己破産する人の数は150万人だが、そのうち6割の人は医療費が払えなくて....」というアメリカからの報告(緒方さん、吉田さん)があったのですが、「ここまで高いとそうだろうな」と思いました。

 首藤さんが示したフリップに、アメリカで全く無保険の人の割合が17%(約4600万人)という数字が出ていましたが、それを見ながら「アメリカでは7人に一人が貧困層に入る」という統計と良く符合するな、と思いました。

 アメリカの保険制度改革に関して緒方さんが「倫理的には正しい方向」と言っていたが、私は改革はアメリカ経済の景気を維持するという経済的側面からも正しいと思う。何故かというと、「いつ病気になって高額な医療費を支払わねばならない」と思っていたら、消費など出来ない。消費はある意味、将来への自信・安心の中で生じるので。

 国民の20%弱もの人が「いつか高い治療費、医療費を支払わねばならない」と考えて暮らしているとしたら、それはアメリカ経済全体としては大きな消費抑制効果を持つ。景気が良くて社会全体に自信があふれているときは何とかなる、という気分が生じるのでしょうが、反対の時は「使えなくなる」となる。アメリカ経済の浮揚力が弱い一因でしょう。

 だから、なるべく「いつ来るかもしれない医療費でお金に行き詰まるかもしれない」と考える人を少なくする必要がある。アメリカの二人のアゴラ-は、「保険に入れる人は増えるかもしれないが、医療費の抑制には」と言っていた。それも残る問題ですね。それにしても、紹介された in-store clinic でもジェームズさんが支払っていたお金が二万円近かった。

 うーん、「日本の病院や薬局で万札以上を出したことなんかないな.....」と思いながら見ていました。そういう意味では、日本の医療が抱える問題は確かに多いが、しかし保険のシステムはアメリカなどに比べれば良く出来ている、と。

 「地球アゴラ」には久しぶりで、スタジオも変わっていましたが、改めて情報量の多い良い番組という印象。そりゃ深くはないですよ。しかし、現場の人が実際に出てくるのが良い。彼らの報告が一番です。

 でも絵が時々乱れるのがやはり気になる。ネットの限界ですが、ハイビジョンの時代にあれはないだろうということで、総合への格上げもなかなかうまくいかないそうだ。うーん、まあ良い番組なので長く続いていること自体がナイスなことだと思う。

10:43
EOF; } ?>
ページの先頭へ
twitter
伊藤洋一公式Twitterアカウント

サーチ


カテゴリー


最新の記事

カレンダー

キーワード