(18:44)金曜日は久しぶりにずっとやっている勉強会。参加者の数はちょい寂しかったが、小池さんが講師で非常に勉強になった。サブプライム問題をどう考えたら良いか、今後の問題点は何かを非常に整理できた。
知らない単語、聞きかじったことがあるだけの単語がいくつかあったのですが、その中で「今後重要になりそうだ」と思ったのは「sovereign wealth fund」(「国富基金」 ?)ですかね。場合によっては一人のファンドマネージャーが巨額の資金を動かせる。中国2000億ドル、アブダビ8000億ドル、ノルウェー3000億ドル。
むろんこうしたファンドでも投資は機関決定の面もあるのでしょうが、あるターゲットに絞ったら、相当力のあるファンドになる可能性がある。なんせ規模が大きい。そう言えば、「コスモ石油の筆頭株主にはアブダビ政府系投資会社」が最近の関連ニュースだったし、ユニクロはバーニーズ・ニューヨークをUAEに競り負けた。あの辺の国が動かせる資金は、桁外れに大きい。G7でも取り上げられる見通しという。
なぜ欧州の銀行が次々に地下茎で繋がる地雷(線香花火という説もあるが)を踏んでいて、アジアが元気なのかについても発想が得られたのは収穫だった。どうやら欧州(の銀行)には思考やシステムの古い縛りがあり、それでああいう形でしか動けなかった可能性が高い。逆に今アジアが元気が良いのは、アジア諸国には90年代末の通貨危機の経験があったと思える。。
影響が「水平的な波及にとどまれば良いが、垂直的な波及は問題」という指摘はその通りだと思う。改めて、エージェンシー、ジャンボ、Alt-A、サブプライムなどの言葉を思い出しました。
小池さんの話によれば、海外の投資家は日本の市場には以下の理由であまり興味を持っていないという。