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2007
10/30
Tue

2007年10月30日(火曜日) 作り過ぎ

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 (23:55)赤福に続いて御福餅も。伊勢のおみやげ業界は大変なことになっていますが、赤福ファンだった私としても大阪や名古屋の店を探してもお餅系のお土産がなくなったのは残念ですな。赤福はホームページをお詫び一色にしている。

 伊勢に最後に行ったのは今年の8月の中旬でした。その時は赤福の本店に行って、凄く混んでいるときでしたが、赤福の上に氷を乗せた他では食べられない限定品を頂いたのです。夏だけの、本店だけの商品だったんでしょうね。

 それが美味しかったのは良かったのですが、伊勢のタクシーの運転手さんなどと話していると、どちらかと言うと赤福という会社に対する批判が多かったことが妙に耳に残った。「とにかく凄いですから....」と妬み節が。

 伊勢には「おかげ村」という商店の集合体がある。いろいろなレストランや食品やお土産品を売っていて、なかには劇場もあった。「おかげ」は昔の「おかげ参り」から来ているのでしょう。結構規模が大きくて、赤福の本店から歩いて直ぐだったと思った。

 その村も、「すべて赤福が作った」と運転手さん。加えて「赤福さんは何でも持っていますから」と。赤福の勢いが地元の一部の人達にはしゃくに障っている様子がよく分かる会話だったのです。「今の社長は」とか、「先代は」という話しがぞろぞろ出てくる。

 その時思ったのは、例えば東京などの人間には人気があるが、「地元では恨まれているのかな」という事。伊勢の人全員に聞いたわけではないので分からないが、まああれだけ成功すれば恨まれもするのはある程度自然でしょう。

 伊勢、具体的にはおかげ村などの街作りに貢献したという面はあるにしても、一部の人には癪に障る面もあったに違いない。しかし、存在が大きいと言うことは、赤福は伊勢における雇用の結構な部分を担っている、ということも確かなのです。

 なぜああいうことが起きたのか。私は明らかに「作り過ぎ」だと思うのです。余るほど、売れ残るほど作るべきではなかった。作り過ぎたからムキあんとかムキ餅だとかという問題が起きる。例えば「一日一万個しか作りません」「売り切れたら終わりです」という一部の蕎麦屋が取っている方式を採用すれば、問題は起きないような気がする。

 「もったいない」という気持ちは分かる。しかし、消費者を欺く表示の書き換えなどは許せない、と思う。健康被害が出ていないからいいというものじゃない。やはり商品は表示通りでないと。それからあまり地元で恨まれるのも良くないと思う。

 こうした問題を乗り越え、赤福の製造に関わる考え方も変えて上で、関西のお店にまた赤福が登場することを私としては願っているのですが....。

23:46
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