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2014
05/21
Wed

去年より200万人も増加 ?

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 (21:13)昨日「大阪から鹿児島に向かう"さくら"には外国人がいっぱい」という話を書いたばかりなので、今日読んだ「4月に日本を訪れた外国人旅行者が推計で123万1500人。前年同月比33・4%増で、2カ月連続で月間として過去最高を記録した」という東京新聞の記事(政府観光局発表)には非常に納得しました。

 「うーん、でも今年これまでの動きは全体としてどうだったのだろう」と観光局のサイトで見たら、今年の一月以降は以下のようになっていた。

 1月  94万4009人(対前年同月比 41.2%増)
 2月  88万0020人(同 20.6%増)
 3月 105万0500人(同 22.6%増)
 4月 123万1500人(同 33.4%増)

 各月とも凄い増加になっている。観光局のサイトには

  1. 積み重ねてきた訪日プロモーションにより、4月の日本の「桜」ツアーが各国で定着したことに加え、本年も桜シーズンに向け集中的に実施した訪日プロモーションが功を奏した
  2. 東南アジアでの査証緩和の効果、羽田空港国際線発着枠の拡大を中心とした航空座席供給量の増大に加え、タイのソンクラン休暇や欧米豪市場などのイースター休暇、大型クルーズ船の寄港

 などとちょっと手前味噌の要因を指摘している。しかしもっと大きな環境を言えば、「日本は昔ほど高くない。簡単に行ける国になった」という印象が世界的に広まっていることが大きな要因だと思う。今日はやや円高になっているが、70円台の時代に比べれば、今の日本は外国人にとっては非常に来ることが可能だし、楽しみな国になっている(安全・綺麗・メシが旨いなど)のだと思う。

 むろん私が"さくら"の中で見た光景は5月です。ですから、「きっと5月も多いに違いない」と私は思う。今年最初の数字を万単位のレベルで4ヶ月分を足し上げると約410万人。これを単純に三倍すると1230万人。

 去年の訪日外国人観光客は1036万人だったから、これは200万人近い大幅な増加。これはインパクトが大きいでしょう。日本の消費税の引き上げに伴う国内消費者による消費減をある程度相殺する力が働くでしょうし、日本中の観光業が活況を維持できる可能性がある。

 1200万人というと、去年韓国が世界から受け入れた観光客の数にほぼ等しい。世界にはフランスのように自国の人口以上に年間で外国人観光客を受け入れている国もあるが、日本もやっと「観光大国」の入り口に立った印象がする統計だ。

22:27
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