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2014
07/11
Fri

久しぶりの南欧の危機が....

day by day
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 (01:56)おやおや、震源はポルトガルですか。いやに欧州の株が安いので、「何かあったのか」と思って見たら、ポルトガルの金融機関であるBanco Espirito Santo( BES)の「accounting irregularities」だと。

 しかしこの問題は実は5月の末から判明していたことで、にも関わらず世界のマーケットが動揺することはなく、低ボラ環境の中で世界中の株価は高値を追っていた。しかし突然木曜日になって世界の株、為替市場ではユーロが動揺する事態に。何があったのかと思って見ていたら、

 Shares in Banco Espirito Santo, BES.LB -17.24% the troubled Portuguese lender, have been under pressure since accounting irregularities emerged in its holding companies in late May. But the declines mounted drastically Thursday after investors learned that parent company Espirito Santo International had delayed coupon payments relating to some short-term debt securities.

 という文章がウォール・ストリート・ジャーナルに。BESの親会社であるEspirito Santo International(ESI)が「利金支払いを延期」したらしい。それを世界中の投資家が知って、南欧州の株式の売り、伝統的な安全資産である米債、ドイツ債、通貨では日本円などの買いに入っている、と。

 ドル・円は私が東京FMの番組「TIMELINE」の為に半蔵門に到着した午後6時ごろから上昇していて、その頃も101円30銭前後だった。今は101円20銭台。ちょっと高い。ユーロ・円が137円台と円高。

 欧州の株ではドイツの株の下げがきつい。つい最近10000に乗っていたDaxは、今は9650前後。今日だけで150ポイント近い下げ。ま、これで今までの世界の金融市場の平穏が破れてしまうのかどうかはまだ不明。

 依然として「一企業の危機」のようだからで、以前のような「国、特に南ヨーロッパの国の危機」ではないので。今後の展開次第ということでしょう。ニューヨークの株は一時ダウで150ドル近い下げだったようだが(安値は寄り付き直後の16805ドル)、今は80ドル弱安。

 引けでどうなるかは、そして明日の東京市場にどう響くかはまだ不明。印象としては、ミニ危機のように見える。あとの問題は、世界的に株価が「高値懸念」にあることかな。

01:56
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