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2014
08/04
Mon

名実ともに揺れる中国

day by day
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 (08:46)中国は政治ばかりでなく、地面まで揺れていますね。粉じん爆発で工場が木っ端みじんになった事故では、「地面が揺れた」と工場近くにいた人がテレビで言っていましたし、雲南省では本当に地震が発生した。まだ詳細は不明だが、相当な死傷者が出たようだ。

 工場の粉じん爆発で69人が死亡と伝えられているのは、何か非常に大きな手抜きがあったとしか思えない。それは工場の構造なのか、行程の手抜きなのか、そして安全手順の手抜きなのか。

 一つ言えることは、工場で働く人々のレベルは、明らかに日本の方が高く知識レベルの全体的底上げが行われている、ということだと思う。中国で工場を経営したことのある人に聞いたことがあるが、「中国では日本の常識は通用しない。働く人々の知識レベル、教育レベルが大きく乖離して、常識と知識に欠ける人がいるからだ」と言っていた。そうだと思う。それに加えての拝金主義。

 「中国の政治」と言えば、昨日の「いま世界は」でご一緒した興梠(こうろぎ)さんの話は面白かったな。中国の政治の実態が非常に良くわかった。あれでは国民はかわいそう。何も政治に対して発言権もないし。

 社会全体が汚職や賄賂で汚染されているのに、ことさら「彼が」と抽出して権力闘争をして、それが社会の為と喧伝して自らに利する行動をする。その過程では「一家根絶やし」に近い排除を行う。

 これは私の意見なんですが、今の習近平の周永康を追い詰める手法は、「共産党の"統治の正統性"」に対する国民の根深い疑念を強めこそすれ、弱めることはないと思う。つまり長い視点で見れば、「共産党のトップが自ら自分の党の正統性を破壊した」ということになると思う。

 興梠さんと言えば、先日九州の熊本の天草あたりを運転していたら、「興梠」という地名が出てきた。直ぐに「興梠さん」を思い浮かべて、「この辺の出身の方かな」と思って、昨日番組の前の打ち合わせ後に聞いたら、「熊本とか宮崎とかその辺に一族がいるんですよ」という話。

 「伊藤」のような名字はダメですが、「興梠」のような特殊な読み方をする名字は、祖先の出身が分かる。「興梠」は最近サッカー選手が出てきたので読める人が多くなりましたが、それまでは大部分の人が読めない。

 でも私は「そういう名字だったら良かったのに」と思うことが時々あります。

09:41
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