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2014
11/25
Tue

どえらいこっちゃ

day by day

 (09:29)最近本当に「このままではいかんぞえ.....」と思っている事があるのです。私の主な処方箋は次の二つです。

  • 大都市で各種、多種多様な宿泊施設を大幅に増やす
  • 日本に来る海外からの観光客がいわゆる大都市、有名地に集中するのではなく、日本全国津々浦々に行くような仕掛けを作る

 とにかく大阪や東京、それに名古屋では「ホテルが取れない状態」が続いているのです。尋常ではなく。特に東京も大阪も土曜日のホテルの混みようが凄い。ほとんどが全館満室。私が泊まるホテルは年間抑えなので私自身は問題ないのですが、「この日に」という指定でホテルを取ろうとする人は凄まじい努力を強いられている。

 私の友人で12月6日の関西地方での宿泊を希望したら、シティホテル、ビジネスホテル、旅館、民宿、高級ホテルなど大阪を中心に京都、神戸全域で全部一杯で、最後は怒ったと言っていた人がいました。

 それは私のように毎週大阪に来ている人間には分かります。例えば今朝の朝食はホテルで取ったのですが、超満員。やっと席が一つ空いていてそこにホテルの人に案内してもらったが、やはり中国語を話す人がほぼ全てのテーブルを占めている。大阪のホテルの稼働率は平日も含めて今は93%近いと聞きました。京都もそうでしょう。毎日全館満室に近い。どんなタイプのホテルもです。

 東京のホテルの稼働率も極めて高い。もっとも大阪には特に理由があって、「USJのハリポタ」が凄い人気。加えての内外からの観光客の増加。観光客が多いのは、銀座を歩いても、心斎橋筋を歩いても一目瞭然です。聞こえてくる言語で分かる。

 先日発表になった観光庁の統計では、海外からの観光客数は今年10月までの10ヶ月間で1100万人を超えた。ということは、月間110万人は来ていると言うことです。去年は一年で1036万人だったが、今年はそれを「年間300万人」も上回りそうな勢いです。

 この週末に驚いたのは、六本木のミッドタウンにもまずまずの身なりの中国の方々が大勢来ていて、買い物を愉しんでいた。今まであまりそういうことはなかったと思う。それが至る所で海外からの観光客を見る。それだけ来ていると言うことです。

 大阪のタクシーの運転手さんが言っていました。「ビジネスマンが可愛そうですよね。大阪に出張にきているのに、神戸の先まで行って泊まっている人がいるらしいですよ....」と。知り合いの銀行の中でも「名古屋・大阪・京都などは平日でもホテルが取れない」というのが嘆き節になっているらしい。

 一時的な現象でしょう。そうではない、と私は思う。このところの観光客の増加についてはいろいろな要因が指摘されている。「ビザ要件の緩和」「LCCの普及」「空港の路線枠拡大」などなど。しかし一番大きいのは「円安」でしょう。去年の年末年始は私はイスタンブールに行ったのですが、毎日持って行ったドルが値上がりした。とっても得な気分になった。

 今円以外の通貨(ドル、元、豪ドルなどなど)を持って日本に来る観光客は、私が今年の初めにトルコで感じたのと同じ事を思っているに違いない。「日々、自分が持っているお金の価値が上がっている」と。多分そうです。となれば、今年の円安を見た海外の連中は来年はもっと来る。

 少し長期的に見ると、これから少なくとも東京オリンピックまでは、「日本の働きを終えた世代の高い旅行熱」に加えて、「海外からの観光客の急増」を背景に、日本では「ホテルなど宿泊施設の不足」が深刻化すると見た方が良い。

 だからビジネスマンの方々は気をつけて下さいね。「出張先でホテルを見つけられない」という事態になる危険性が今の日本では高い。

09:58
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