(11:25)今朝はとっても面白い数字が新聞に掲載されていたので、記録しておこうと思います。それは「コンビニによって一店舗当たりの一日の平均売り上げ高に大きな差がある」ということ。今朝の読売新聞に掲載されていて、それによると
セブン・イレブン 66万円強
ローソン 54万円
ファミリーマーケット 51万円
サークルKサンクス 44万円
むろん「平均」ですから、一日100万円を売り上げるサークルKサンクスの店舗があってもおかしくない。しかし常識的に考えてこの差は非常に大きい。「コンビニ」ですから一店舗当たりの面積にそうは大きな差はない。加えて従業員の数も同じくらいでしょう。
としたら、この「一店舗当たりの一日の平均売り上げ高」の差はかなりの割合で業績に直結する。コンビニは多くの場合、地域の米屋さんとか酒屋さんが業態をかえて、セブンとかローソンとかのチェーン名を借りて営業している。
今回明らかになったファミリーマーケットとサークルKサンクスの統合協議は、今朝の新聞的には「店舗数がセブン・イレブンを超える」とか「合計売上高がセブンに続く」とかに焦点が置かれている。しかし私は「この店舗平均の売上高の差をどう詰めるか」が一番重要なポイントではないか、と思う。今のままなら「弱・弱の連合」になる可能性があるからだ。
それにしても、私はこの数字を見ながら、「肌感覚っていうのはあっているな」と思いました。というのは私のこれまでの印象は「セブンが一番、ローソンとファミマは同程度」というものでした。毎日コンビニを利用している肌感覚です。買い物をする時のその店に対する印象で、それにはモノに対する印象、それぞれに行く回数が含まれる。
出てきた数字はその通りで笑ってしまいました。だから繰り返しますが私が注目するのは、もしファミマとサークルKが統合されるとして、「店の質が上がるか」です。だって、「店舗数」なんて全部行けるわけないし、関係ないじゃないですか。調達コストを引き下げてくれるのも結構。でも消費者としては「その商品のバリュー」だけです。問題なのは。