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2015
10/06
Tue

あらら、連続受賞ですか...

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 (19:25)あらら、続きますね。昨日のノーベル生理学・医学賞の大村智・北里大特別栄誉教授(80)に続いて、今度は物理学賞で梶田隆章・東大教授が受賞。梶田さんは1959年生まれなのでまだ56才と若い。素晴らしい。

 以前に読んだ日経の記事によると、下馬評としても評価が高かった人らしい。昨年は青色発光ダイオードという非常に分かりやすいものだったが、今回は小柴さんに繋がるニュートリノに関する研究で。

 大村さんと一緒に生理学・医学賞を取ったのは中国の屠ユウユウ氏(84 女性薬学者)で、中国からの報道によると「中国人が初めて科学系でノーベル賞を受賞した。これからはノーベル賞受賞でも中国の時代」とか騒いでいたようですが、昨日に続いて選ばれたアジアからの受賞者は、また日本人だったというわけです。これでまた中国では、「日本はなぜ」の議論が始まるのだと思う。

 屠ユウユウ氏の受賞を中国の人達が喜んだのには理由がある。中国人では最近、2010年に民主化活動家の劉暁波氏がノーベル平和賞を受賞。12年には作家の莫言氏が文学賞を受賞した。しかし、中国本土の科学者がノーベル賞を受賞できない状況に、「中国に真の科学者はいない」といった自虐的な声が挙がっていたからだ。

 そこに屠ユウユウ氏の受賞。サンケイ新聞によると、中国のネット上には「屠ユウユウは中国籍で、真の中国人だ。偽物の洋鬼子(西洋人)ではない」「本当の意味での、初めての中国人の受賞だ」などと称賛する書き込みが殺到したらしい。

 中国人が科学系でノーベル賞を取って焦っているのは韓国でしょう。別に数を競う必要は無いのですが、韓国は「科学分野受賞ゼロ」を凄く気にしている。これで文学賞で村上春樹さんが受賞でもしようものなら、また「なぜ韓国は受賞できない ?」の大合唱になりそうな雰囲気。

 結局日本には、世の中の事象をあらかじめの想念を入れずに素直に観察する、そして思考する人が大勢いて、そこから成果を出している人が多いのだと思う。「日本語の壁」があってもこれだけノーベル受賞者が多いことは、誇って良いと思う。

 梶田さん以外には、岩手県立大学(同県滝沢市)の学長さんである鈴木厚人さん(69)の名前も物理学賞の候補に挙がっていたという。私はその分野はあまり存知上げないのですが、「日本には科学系の受賞候補者はまたあまたいる」ということでしょう。楽しみです。

20:24
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