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2016
01/05
Tue

中国を考えるには...年初のスペシャルを

day by day
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 (23:40)日経新聞の「スンニ派とシーア派、なぜ対立(Q&A) 」という記事を見ても、それこそ「なぜ国交断絶」にまで最終的に発展するのかが分かりません。しかし実際にそのような事態は起きた。

 宗教の考え方の違いに起因する諸国の争いは歴史を見ても長期・過激化することが多いから、世界のマーケットが「今までに無い事態」と考えてこれを材料視して下げたのには理由があるように思う。

金比羅様の前で 問題はともに長い歴史を持つイラン(シーア派勢力)とサウジアラビア(スンニ派勢力)が「どの程度本気でどの場面で、どの程度対立する意思があるのか」だと思う。それがなかなか読めない。中東の中の、コップの中の嵐で終わるのか、それとも石油などの資源価格の大変動を呼ぶ動きになるのか。

 マーケットが一番嫌うのは「将来の不確定性」だから、それが見えてこないと「安定しようが無い」とも言える。もう一方の「中国の景気悪化」は年初早々に出た統計が「またしても悪かった」ということが要因として大きいと思う。

 中国に関しては以前から「景気悪化」が言われており、材料としてはそれほど新しくはない。しかし中国の投資家としてはあちこちで問題(年明け早々にも)を起こしている習近平主席の政治・外交の方向性にあまり良い印象を持っていないことは確かだろうし、我々が知らないところで中国の投資家が「(中国の)景気の一段悪化」の見通しを具体的に持っているとも考えられる。

 富士通総研・主席研究員の柯隆さんを迎えた元旦の番組は、こうした問題を考える上で非常に役立つと思う。彼との会話はいつも楽しいが、今回も是非聞き直して頂きたい。

 それにしても去年の末から「今年は荒れるぞ」と思っていたら、その通りの展開。ま、世界的に4日が取引最初の日という珍しい年としての2016年。いろいろ頭を使うには面白い年かも知れない。

00:04
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