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2016
06/27
Mon

ひょっとして浅はか ?

day by day
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 (13:50)ポデモスは、予想されたほどには伸びなかったのか。もしかしたらそれは「失われた330兆円への条件反射」とも言えるかも知れない。スペインの総選挙(半年で2回目)で、反EU的緊縮財政勢力は、議席を僅かに伸ばしただけで予想された第2党にはならずに、第3党にとどまった。

 330兆円とは、24日一日の世界の株式マーケット失われた時価総額の規模です。少し前の日本のGDPが失われた感じ。そして世界的な混乱。もしかしたら、「反EU勢力を勝たせると、世界は大変な事になる」とスペインの方々は考えたのかも知れない。

 「なんなんだこれは」と今日も思うのは、「出口調査ではポデモス躍進」と伝えられていたのに、結局票が伸びなかったこと。結末はこうなった。イギリスの国民投票でも「残留派52% 対 48%離脱派」と伝えた世論調査は、「事後世論調査」で実際には出口調査に近い。「それって出口調査だったの」と思う。本当に欧州の世論調査は信頼できない。

 おまけに「なんなの君たち」と思うのは、英国民、EU離脱で戸惑い 「投票を後悔」続出という今朝の日経の記事。「一部はそうでは」と思っていたが、かなりの連中がそうらしい。

 しかし後の後悔先に立たず。今朝の新聞には「英金融大手HSBCは、ロンドンで勤務する従業員のうち、最大1000人をパリに異動させる検討に入った」とBBC。そりゃそうだ。現実は着々と進む。

 おっちょこちょいのファラージュとかボリス・ジョンソンが今後何を描くのか楽しみ。ファラージュはテレビ番組で、EUに払ってきた拠出金を国営医療制度(NHS)に充てる公約を「間違いだった」と撤回したそうな。この公約は離脱派のキャンペーンの目玉だった。国民も唖然だろう

 無責任が過ぎる。しかし Damage has been done ! 今朝の東京株式市場は金曜日の下げに比べると小幅高。でもごく一部を取り戻しただけ。イギリス国民が「あれは間違いだった」と言い始めたら、世界の投資家の間には「損害賠償の訴え」、特にアメリカでの集団訴訟の動きが出るのではないかとも思う。

 世の中既に「イギリスはEU離脱」で動き出している。時既に遅しか。今朝長い文章を書きました。欧州情勢とマーケットに興味のある人はどうぞ。

14:08
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