日々のライブな情報ページ

2016
11/07
Mon

君はいったい何者 ?

day by day
EOF; } ?>

 (05:50)一体なんなんだ君は.....FBIさんよ、という感じですね。今アメリカのメディアが報じたところによると、FBIは選挙日の二日前になって議会(多分指導的立場にいる人達)に「FBI has not changed its conclusions about Hillary Clinton's use of a private email server as secretary of state」(ニューヨーク・タイムズの書き方)との立場を通告したという。

 FBIの通告をもっと原文通りに掲載すると、「based on our review, we have not changed our conclusions that we expressed in July with respect to Secretary Clinton」となっているらしい。

 これは何を意味するかというと、「Although Mrs. Clinton and her aides were "extremely careless," there was no evidence of intentional mishandling of classified information.」という7月時点の立場(極めて不注意だが、無実)にFBIが立ち戻ったということです

 これは明らかにクリントンには良い材料、トランプには不利に働きます。多分トランプはこれを「不正な選挙の証」と呼ぶ。クリントンのスポークスマンであるBrian Fallonは「the campaign was always confident that she would be cleared of any wrongdoing」とツイッターでコメントした。トランプの反応はまだない。

 むろんその可能性は指摘されていた。しかし「今回の米大統領選挙はFBI選挙かも」とまで呼ばれている中で、選挙前にFBIが新たな通告や発表を行うとはあまり考えられていなかった

 しかし今回の声明は「新たに見つかったメール群を再調査したが、新しい発見はなかったので」7月時点の「極めて不注意だが秘密情報に関する意図的なミスハンドリングの証拠はない」との立場に立ち戻ったとも受け取れる。

 なにせ重要なのは、「based on our review」と言っている。つまり「再調査の結果」ということだ。つまり新しいメール群を再調査したが、「なんも犯罪の兆候を見付けられなかった」と読める。いうことはクリントンは「不注意だがシロ」ということに戻った、ということだ。FBIは選挙があるので調査を急いだと受け取れる。キーワード検索をしたのか?

 だとしたら、コミー長官のクリントンのメール再調査通告以来の大統領選挙に起きた大きな変化(トランプ候補の台頭)は一体何だったのか。Damage has bee done.「職務に忠実」と言われるコミー長官だが、選挙後の敗者、政界からの指弾は免れそうもない。

06:20
EOF; } ?>
ページの先頭へ
twitter
伊藤洋一公式Twitterアカウント

サーチ


カテゴリー


最新の記事

カレンダー

キーワード