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2017
04/18
Tue

ちょっと筋違いじゃないの.....イギリスの選挙

day by day

 (23:15)正直言ってスマホで「イギリスが6月に選挙.....」という記事タイトルを読んだとき、「このスマホ、間違って一年前のニュースを俺に見させているのか....」と思いました。だって「イギリスが6月なにがしかに選挙」と言えば去年の今頃の話。

 しかしその前後のニュースをみたらフレッシュだった。なので会食中でしたので、「あとでゆっくり見よう.......」と。相手に失礼なので。後で見たら本当でした。メイ首相がダウニング10で日本時間の午後7時過ぎから記者会見で発表したそうな。

 でもビックリしたのは私だけではなくマーケットもだったようで、今見たらニューヨークの株も、ロンドンなど欧州の株も大幅安。英ポンドだけは「メイが勝つ。ソフトブレグジットになる」との予想から上がっているが、その他は「またまたサプライズ。嫌だな...」とばかりに警戒感を強めている。

 今年の欧州は選挙年。オランダ、フランス、そしてドイツ。それにイタリアが加わるかも知れないと思っていたが、イギリスが加わるとは。当初の予定は離脱交渉が佳境を迎えている筈の2020年。それを前倒ししての議会選挙。三分の二の賛成で水曜日に「6月8日に選挙」と決まる見込みだという。野党も賛成しているので。

 去年のEU離脱の是非を巡る国民投票は6月23日だった。一年たたずの国政選挙。しかし今年の選挙が複雑なのは、「イギリスのEU離脱の是非」を問うものではなく、議会選挙なので「政権選択の選挙」。

 ということは、つい一年前には「離脱か残留か」で与党内も揺れる中でキャメロンが率いた「残留」方(選挙で負けた)を旗印に戦った与党が、今度は「離脱」方に回ってメイ政権の進めるEUとの離脱交渉の是非を問うという複雑さ

 だとすると、「保守党支持で残留派だった人」はどうすれば良いのか。自由民主党に入れる、それとも労働党に ? 分からん。自分が「保守支持 残留支持」だったら、6月8日にはどこに入れるか悩むと思う。

 多分イギリスでは今後、そもそも離脱を決めた国民投票がおかしかった、という意見が多数出てくると思う。スタージョンも俄然勢いづく可能性がある。単純な政権選択の選挙では無く、かなりややこしい選挙になる。

 メイ首相の狙いは分かる。今なら野党支持率は低い。最新の調査では21ポイント差だ。票は結局離脱交渉を進める与党の自分に集まる。そしたら「選挙の洗礼を受けない首相」との批判はやむし、EUとの交渉でも国民の意思を代表して交渉に当たれる。

 確かにコービン率いる野党は弱そうだ。しかしEU離脱を前提に走り出した保守党のメイ政権を、依然として「イギリスはEUに残るべき」と考えている人は素直には票を彼女に入れられないと思う。その辺が見物だ。

23:45
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