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2017
11/21
Tue

再指定と再選挙......世界はまた騒々しく

day by day

 (02:55)またちょっと世界が騒々しくなるな。今ちらっと見たら、BBCのサイトに速報が上下に並んでいた。

 上は「US to declare N Korea 'sponsor of terror'」で
 下は「Merkel 'prefers new vote' after talks fail」と

 アメリカ(トランプ)による「北朝鮮の"テロ支援国家"再認定」は、私が日経の「金正恩氏との会談見送りか 中国特使が帰国 」という記事を読み終えた直後に出たように思う。日経の記事は

 「中国共産党の宋濤・中央対外連絡部長は20日、北朝鮮への4日間の訪問を終えて帰国した。中朝関係筋によると金正恩(キム・ジョンウン)委員長との会談は見送られたもようだ。核・ミサイル開発を巡る中朝の立場の違いを埋められなかったとみられる。中朝関係が一段と冷え込む可能性がある。」

   という内容だった。つまりそれ(宋濤・中央対外連絡部長の金正恩との会談なしでの中国帰国)を受けるように、トランプが北朝鮮のテロ支援国家再指定となっていて、明らかにこの二つはリンクしている。

 トランプは「今中国の特使が北朝鮮に行っている。大きな動きだ」と期待を寄せていたが、「なんだ、裏切られた」「じゃ、テロ支援国家の再指定だ」と判断したと読める。アメリカにもその辺の情報は逐一入っているでしょうし、機敏に動くことによって中国に「それじゃダメだ」というメッセージも送れる。

 ということは、既に2ヶ月以上続いている北朝鮮の自粛が「次の展開」に進む可能性がある、ということだ。「次の段階」には当然「核とミサイルの実験再開」が含まれる。北朝鮮ではまた「新たな粛正」が始まっているとも伝えられ(毎日「党指導部が軍幹部を処罰 統制強化の一環か」)、情勢は再び動き出した。

 連立樹立が行き詰まって第四次メルケル内閣を樹立できないでいるメルケル・ドイツ首相。少数与党政権か再選挙かの窮地に立たされていることは報じられているが、この「Merkel 'prefers new vote' after talks fail」というBBCの報道は、ドイツが再選挙の方向を向いていることを示す。

 ということは、 new voteでかなり明確な「国民によるメルケル支持」が得られなければ、長く続いた「メルケルのドイツの時代」が終わることになる。これは世界にとって大きな変化だ。

 BBCの記事は「German Chancellor Angela Merkel has said she would prefer new elections to leading a minority government, after a breakdown in coalition talks plunged the country into political crisis.She also said she did not see any reason to resign from her post despite the failed negotiations.」と述べる。

 つまりメルケルは連立協議が不調に終わった(FDPが協議から離脱)からといって「首相は辞めない」(辞める理由がないと言っている)が、かといって議会で少数与党の政府を率いるつもりはなく、むしろ選挙をやり直す、ということだ。ということは、少なくとも「ドイツの政治の空白」はしばらく続くと言うことだ。

 「prefer」と言っているだけで、「ではいつ次の選挙を行うか」とかの記述はない。今見た範囲ではそれは書いてなく、実際問題としては相当時間がかかる。今の事態を国民はどう考えるのか。「メルケルの威光衰退」「彼女も代わり時」と考えれば、メルケル時代は終わる。

 「やっぱり彼女以外いない」と考えれば、再選挙で再び国民の信任を得てメルケルが政権を維持することになる。結局は、「ドイツのための選択肢」がさらに勢力を伸ばすのか、それとも今の勢力圏を減らすのか。そこがポイントだと思う。

 BBCの記事を読み進むと、「今選挙をやれば、 AfD(選択肢)に有利」という見方が多いらしい。ドイツでは。なので「もうメルケルとは連立を組まない」と言っているSDPが「じゃまた、連立の話し合いに乗りますか」と言うかどうかも一つのポイント。

 多分この二つは明日の日本の朝刊には載らない。なので、ちょっと書いておきます。

03:11
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