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2008
06/12
Thu

2008年06月12日(木曜日) 名物・ハノイの電線

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 (07:02)やっぱりベトナムはバンドを拡大していたようです。と同時に利上げした。複雑な操作です。

 ロイターなどのソースによると、ベトナム中央銀行は10日にインフレ抑制のため、基準金利を12%から14%に引き上げた。同時に11日の通貨ドンの公式レートを10日の水準から1.96%下回る水準にすると発表した、という。今まではドンの一日の切り下げ幅は1.0%に限定してきたから、概ねバンドを2.0%に拡大したと言うことでしょう。実質的には通貨の切り下げを行っている、ということです。

ハンさんの推薦で行ったフォーの店。メチャおいしかった。お値段はお一人様150円弱。ここが探せたら偉い。冬は大行列だという  それにしても、基準金利の12%から14%への引き上げは大幅です。しかしインフレ率が5月の最新統計で25%ということなら、それも仕方がない。金利を上げると、一般的には経済は活動を弱める。企業が個人が、お金を借りられなくなるからです。となると雇用とか、給与とかに響く。インフレ25%という中で、ベトナムに進出している企業の労使関係は緊張している。ストが起きているところもある。

 ベトナムは発展はしているが、いろいろな問題を抱えている、ということです。ベトナム中銀はまた、リファイナンシング金利を13%から15%に、公定歩合を11%から13%に引き上げた。主要金利の引き上げは今年に入って3度目。

 インフレは中国でも、インドでも進行中。中国国家統計局は11日、5月の工業品出荷価格指数(卸売物価指数)が前年同月比で8.2%上昇したと発表した。4月の8.1%から上昇幅は拡大し、2004年10月以来3年7カ月ぶりの高い水準。中国の物価高は食品価格の上昇が主導してきたが、工業製品にも波及する懸念が強まっている。

 一方、インド中央銀行は11日、政策金利のレポ金利(市中銀行に貸し出す翌日物の貸し出しレート)を0.25%幅引き上げて8%にすると発表した。足元の卸売物価指数の上昇率が8.2%と4年ぶりの高水準にあり、4日のガソリン価格引き上げでさらなる上昇が見込まれるため。レポ金利引き上げは07年3月以来。

 インドは今年に入って現金準備率の引き上げで物価上昇に対応していたが、本格的な利上げ局面に入る。ムンバイの株価はどう動くのか。来週はインドからチャタルジー君が日本に来る予定なので、ご意見拝聴といこう。
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すさまじい本数の電線がハノイの街の上を覆う。電線の多い日本から見ても驚く本数であり、その多くはたわんでいる  ところで、ハノイと言えば電線です。それはそれは凄い。99年に来たときもそうだったのですが、今回改めて「これで危険じゃないのだろうか」と。写真は交差点の大きな電柱を上に向かって撮ったものですが、これを見ても「何でまとめられないんだろう」と思うのですが、問題は電柱と電柱の間の電線です。

 本数が多いせいか、ものすごくたわんでいるのです。つまり、電柱と電柱の間では、電線が何本かは人間の頭ほどに垂れ下がってきている。「危ないだろうに」と思うわけです。

 「最近は停電が多い」とハンさん。ハノイでも電力需要が鰻登り。工場向けも時々供給が止まるようで、この点は「ベトナムのインフラ不足」の一因に挙げる人が多い。日本では停電というのはほとんど経験しない。日本の電力会社の人に言わせると、「日本の電力料金は高いが、停電率が低い」と。それは事実です。

 停電にはいろいろ思い出がある。ニューヨークにいた70年代の後半には、ニューヨークの大停電に遭遇したし、インドでは数日間の間に5~6回停電した。インドの停電はホテルで遭遇したので、確実に3分ほどで回復。自家発電が起動するからです。しかし、数分でも真っ暗闇の中に置かれると、ちょっと不安なものです。

06:50
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