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2008
09/30
Tue

2008年09月30日(火曜日) 下院が法案を否決

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 (03:30)万が一と思って目が覚めたのでCNBCを見ていたら、日本時間の30日午前2時半過ぎですかね投票が始まって、あれよあれよと見ているうちに金融救済法案(financial rescue package)が下院の本会議で否決されてしまった。CNBCに出演していた誰もが凍っていたのが印象的だった。

 法案が通るためには218が必要だった。しかしCNBCの今の画面によれば

        賛成       反対
民主党    141       94
共和党     66      133
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
        207      227

 という結果。ニューヨーク・タイムズなどはちょっと違った数字(205対228)を出しているが、まごうことなく「通過に失敗」という結果。最初は今日中で「投票のし直し」とかいう話もあったが、「今日はない」ということになって、その後はダウ平均は500ドルを超える下げ。CNBCによれば、最大限705ドル下げたと言う。瞬間でしょうが。引けはどうなるか分からない。案外今の水準より少しは上がるかも知れないし、逆に大きく続落する可能性もある。

 もともと「通ってもあまり効果は」と言われていた法案で、それが東京を含むアジアの株、欧州の株の下げに繋がっていたが、それでも「ある程度の効果」を市場は予想していたから、それが拒否されたら市場は「ショック」状態となる。CNBCのアナウンサーが「コカコーラは上がっているし、これは世界の終わりではない」と二回くらい言ったのが印象的だった。

 下院指導者が出てきて、「案をもう一度作り直すし、そのために働く」と述べていたが、市場的にはダメッジは既に起きたと言う状況。見ての通り、政権党である共和党から多くの離反者が出た。哲学で反対した議員も、地元からの反発のメール、声、手紙で反対を投じた議員もいただろうが、ブッシュ政権にとっては大打撃だ。

 特徴的なのは、金が上がったのに対して、原油は世界経済の先行きに対する懸念から97ドル台まで下げた点。対して、財務省証券の、特に短期の利回りは大きく低下した。ドルはむろん全般に安い。

04:15
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