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2008
10/17
Fri

2008年10月17日(金曜日) 日本人欠乏症候群

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 (00:20)松坂が打たれ(5失点)、パペルボンが打たれ(2塁打で2点)たら、もうちょっと回復不可能だと思うじゃないですか。だから一回テレビを消したんですよ。仕事もあったし。7-0でボストン敗色濃厚の時に。

 しばらくたって、「あれ」と思ってテレビを再び付けてみたら7-7になっていた。それから最後まで見ましたが、9回裏にJDドリューのサヨナラヒットでレッドソックスの勝ち。どえらいチームですな。まあまだ岩村のレイズの方が一勝先勝していますが。パピーが3ランを打ち、ドリューが貴重な3打点。ははは、ボストンファンの歓喜がニューヨークにまで聞こえてきそうだ。

 ところで16日も一日あちこちに行き、あちこちで取材しましたが、それとは別に非常に強く感じたことがある。それは、「日本人がいない」ということです。それは私が住んでいた70年代、そして日本が一番存在感を高めた80年代、その後の影響力(日本の)低下気味だった90年代に比べても、そして前回ニューヨークに来た2003年にもなかった現象です。

 例えば15日の夜は遅くまで大統領候補者の最後の討論会が行われたロングアイランドのハムステッドに行っていてろくなものが食べられなかったので、昼は稲ぎくの天麩羅を食べたいと思って6人で行ったのです。以前はそこでは日本人が半分ほどの席を占めているのが普通だった。

 ところがところがです。私が見たところ、日本人の客はわずかに一組しかいない。あまりにもビックリしたので、「日本の方は少ないのですね」と店の人に聞いてしまった。そしたら店の人が、「最近は本当に少ないんですよ.....」と。

 稲ぎくだけではない。街を歩いていても、本当に日本の方が少ない。いえ、直ぐに分かるのです。持っている雰囲気で。日本食屋でなくても、どこのレストランに行ってもほとんど日本人がいない。以前は必ずどんなレストランにも日本人のグループがいくつかいた。

 別にだからどうこうということはない。しかしあまり以前と比べて少ないと、「どうしたのかな」と思ってしまう。日本領事館に登録している日本人の数は8万人くらいで減ってはいないらしい。しかしあまり街に出ていないし、観光客も少ないというのが実体らしい。

 いろいろな人と話すと、パリでもミラノでも、そしてここニューヨークでも「日本人が減っている」というが共通現象らしい。この間の円安もあるが、どうやら「日本人が外にでかけなくなった。特に若い人が」というのが大きな背景のようだ。

 うーん、でもちょっと寂しいな。ここまで減ってくると。何か日本が内向き志向を強めているようで。もうちょっと様々な日本の方が海外で跳梁跋扈してくれないと。

13:59
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