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2009
02/04
Wed

2009年02月04日(水曜日) 電気自動車

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 (13:10)月曜日の夜に放送されたんですかね。NHKの世界の自動車危機に関するスペシャルを水曜日の朝に大阪で見ましたが、なかなか面白かった。自動車ローンもアメリカではサブプライム問題化していたというのは知っていたが、図式によってかなり分かりやすくなっていた。

 あと興味を引かれたのは、電気自動車になると今は3万点におよぶ自動車の部品が一万点は少なくなる、という点。内燃機関のある今の自動車は、エンジンが高温になる。高温でも動く装置が必要だし、それを冷やす装置も必要。エンジンは重い。

 しかし電気自動車になると、バッテリーの重さ次第ですが、駆動機関全体を著しく簡素化、軽量化できる。ということは車の作りが変わってくると言うことです。その方向に動き出していることは確かでしょう。

 しかしちょっと時間は掛かるような気がする。長持ちするバッテリーが出来なければならないし、今のガソリンスタンドに相当する社会インフラも必要です。自宅の電気コンセントが使えるプラグインはいいのですが、長距離の旅をするとなると、「ではどこで充電するのか」という問題が起きる。砂漠の真ん中はどうするのか、とか。

 あとアメリカの71才の投資家が、「エンジンなど駆動機関が変わっても、車の内装部分は変わらない」として、その分野で世界的な部品メーカーチェーンを作って、完成車メーカーに支配されていた部品メーカーの復権、そこでの大儲けを狙っているというストーリーも面白かった。その中に日本の部品メーカーも入っていた。

 実は時間がなくなって途中で切ってホテルを出て電車に乗ったので、最後まで見ていないのですが、続きは今日の夜に見ます。それにしても、昨夜発表された米1月の自動車販売台数は想像通り悪い。NスペではGMは比較的元気に描かれていたが、置かれている環境は厳しい。

 それと同時の保護主義の動きはちょっと心配で、オバマは断固その動きに抵抗すべきでしょう。閣僚指名者が相次いで辞退するなど、オバマ政権はちょっとぐらつき始めているだけに、世界からの信頼を崩すようなことはすべきではないと考えるのですが。

 それにしても、Nスペは時間をかける。NスペがGMを対象に番組を作っているというのは昨年私が10月にアメリカで取材を開始したときに聞いていましたから。時間をかけただけあって良い番組になっていたと思う。

12:33
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