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2009
02/18
Wed

2009年02月18日(水曜日) 最後の決定打

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 (06:23)私がここ数日で「前向きという意味で一番面白い」と思って興味を持ったニュースはこれですね。

 セブン&アイとNECが新会社 ネットビジネス研究

 セブン&アイ・ホールディングスとNECは17日、ネットを使ったビジネスの研究やシステム開発を行う新会社「セブンインターネットラボ」を3月24日に設立すると発表した。成長が見込まれるネット通販などの電子商取引(EC)事業を強化する。資本金は2億円で、セブン&アイグループが60%、NECが40%を出資する。将来ビジネスの研究のほか、膨大な顧客や販売データを解析して、新たな商機につなげる。またグループ企業のシステム開発を効率化し、運用も一本化することで、コスト削減を図る。

 配達もそうだし、やはりセブンは小売業界の先頭を走る会社だな、と思いました。まあこの記事を読むといろいろやるんでしょう。セブンがNECをITコーディネーターに選んだようにも見える。

 私が「面白い組合せになる」と思ったのは、配達はデリバリーシステムですが、実は一番大事なのは「受注」「注文」です。受注がなければデリバリーができない。実は物理的な配達システムは日本では結構進んでいると思うのです。宅配もあれば、バイク便もある。ほんとに近くだったら、店員さんがもっていくという方法もある。

 案外受注、注文はやっかいです。電話は間違いが多い。言った言わないから、数字の間違いや勘違い。多分NECとセブンはこのところをいかに効率的に、正確に出来るのかを研究するのでしょう。ネット受注です。顧客層分析もかませながら。

 多分面白いプロジェクトになると思う。店を構えて「客に来い」というデパート方式の販売形態は、明らかに限界に近づきつつある。人口は減るし、歩ける人の数はもっと早く減る。最終的には生産業者と家庭をいかに結びつけることが出来るのか、が重要だ。結びつけ役は、今まで「小売業者」と呼ばれていた人達が進出するのか、ジャパネットのような新興企業なのか。

 中川問題では、「案外プレッシャーに弱い」「ヤマ場になると飲まずにはいられない」という二つの読売新聞サイトに掲載されたコメントに興味を持ちました。なぜなら、先の財政演説の際に26箇所間違えた、と聞いたときから「この人は何か尋常ではないのではないか」と思っていたのです。26箇所ですよ。1~2箇所ならあり得ても。

 常識的に考えて、東大を出てIBJに入った人が、つまり銀行員だった人が「歳入」と「歳出」を読み間違えたり、数字を読み間違えたり、さらには「渦中」を「うずちゅう」と読むと言うことは、通常の状態ではあり得ないでしょう。

 だからそれが起こったと言うことは、「かなり以前からちょっと調子がおかしかった」ということだと思っていたのです。それは体調かも知れないし、また心配事など頭の働きを悪化させることがあったはずだ、と。

 読売に載った二つの証言では、「飲酒」が深く示唆されている。「ヤマ場になればなるほど飲酒を控えて頭を冴えた状態にしておく」というのが普通でしょう。私の場合はそうです。お会いしたことがないので知りませんが、「案外プレッシャーに弱い」というのも予想外ですね。風貌からは肝が据わっているように見える。

 まあここ数日は海外の新聞を読んでも、CNNなどテレビを見ても「NAKAGAWA」が登場する。それにしても、あの記者会見で中川さんの隣に座っていた白川さんは呆然だっただろうし、居心地が悪かったでしょうね。お酒の臭いもしたでしょうし。隣の人が何を言い出すか分からないというのは不気味なものです。だって彼としては財務大臣の領域、自分の領域というのを考えて発言しようと思っているはずですから。そんなんは全く関係ない状況になってしまっていた。

 ははは、これで日本の今の政治の悪さが世界に知れ渡ってしまいました。政権が自民党から民主党に変わったら、「最後の決定打はこれだった」と世界のマスコミが改めて映像を持ち出すでしょう。そういう意味で、一大臣の飲酒問題にとどまらない、実に大きな失態だったような気がする。残念ながら。

05:25
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