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2009
03/22
Sun

2009年03月22日(日曜日) エリーカ

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 (19:45)忙しくて書く暇がなかったのですが、先週の木曜日でした。一日に二台の「電気自動車」に乗る機会がありました。慶應義塾大学が中心となって38社にも上る企業が携わっているエリーカと、三菱自動車が今年の夏以降に発売を予定しているアイミーブ(iMiEV)です。

私がキャンパスで写したエリーカ。リアドアはガルウィング (gull wing)  今週の火曜日のアンカーの企画ものなのですが、この二台の電気自動車の乗り心地はかなり衝撃的だったので、その乗り心地だけをお伝えしておきます。

 まずエリーカですが、八車輪(片方に4車輪)の非常に特徴的なスタイルをしています。何故車輪が八つもあるかというと、タイヤを小さくして人間の居住空間を大きくするためと、操作性を上げるため。実際八つあるタイヤは我々が普通の車で目にするタイヤより小さい。しかもその一つ一つにモーター(車を駆動する)が着いている。つまり八駆なのです。

 エリーカは「ELiiCA」と綴り、「Electric lithium-ion battery Car」の略ですが、何よりもこの車を実際に運転してみて素晴らしと思ったのは、車に期待するものが「環境に優しい電気自動車」だからといってないのではなく、むしろ十二分に備わっているという点です。

 静止状態からの加速はポルシェよりも速く、最高速度は370キロに達する。しかもアクセル(電流を調整)を踏んだときのディレイのない、身体を持って行かれるような感触は内燃機関のエンジンには全くないものです。ガソリン車のアクセルを踏むと、一瞬あきがあって、それをディレイと感じた後に車はやおら加速し始める。

 しかし電気自動車は、アクセルを踏めばほぼそのまま加速する。エリーカもアイミーブもそうです。これには驚いた。

 エリーカは加えて車体全体を「電気自動車の為に作った」(清水教授)が言っているように、「エンジンをモーターに換えた」というものではない。新川崎の大学の施設内のコースで運転させてもらったのですが、電気自動車のイメージを全く覆す乗り心地でした。ナンバーが着いているので一般道も走れるのですが、やはり外に出ると大勢の方々の視線を浴びるそうです。

 外見で対称的なのが「アイミーブ(iMiEV)」です。ナンバーも小型車。黄色です。形も小さい。いかにも軽という印象。当初は官庁などに納める予定だそうで、価格は400万円。それに50万円の補助金が着くので、実際には350万円の値段だそうです。エリーカは満充電で300キロ、アイミーブ(iMiEV)は同様の条件で160キロ走る。家庭用の電源からの充電が可能です。

 アイミーブ(iMiEV)は小さいのですが、電気自動車の特徴、すなわち加速が素晴らしいという特性は失っていない。ギアの切り替えが全くないからで、アイミーブ(iMiEV)も身体をもっていかれるほど加速は力強い。こちらはお台場で実際に長い距離運転したのですが、音は小さいし快適でした。

 ところで、今日の世の中進歩堂新世代の太陽電池です。桐蔭横浜大学大学院工学研究科で開発された「色素増感型太陽光電池」で、なんとハーブティーやコーヒー、花などの身近な色素を利用して発電する仕組みになっているものです。

 太陽電池、軽くて柔らかいプラスチックを素材にすれば、身の回りにつけられるほど軽い太陽電池が簡単に作れてしまうという優れもの。まったく新しい太陽電池がエネルギー問題をどう解消していくのかを探ります。お楽しみに。

 うーん、将来は「色素増感型太陽光電池」を車体につけた電気自動車が街を走る......。

18:45
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