(00:53)早速大勢の方からメールを頂きました。有り難うございました。私の問題意識はそれほど的はずれではなかったようで、電源のあるところではラップトップの電池は外した方が良いケースが多いし、トラブルを抱えた電池を使っているとPCが遅くなる理由も「なるほど」と分かりました。有り難うございました。
皆さんのメールの中で、目から鱗の話は「家電量販店の展示ラップトップPCは全て電池を外してある」というものでした。いや以前から「なぜこうなのだろう」と気付いてはいましたが、「盗難防止なんだろうか」と思っていました。
メールを頂いたある方が量販店の方に聞いたというのです。「なぜ電池を外してあるのか」と。そしたら、「電池は充電しながら放電すると早く消耗するから」との量販店の方の答えだったそうです。この点については多くの方からメールで指摘して頂きました。例えば
ほとんど持ち歩かないでACアダプターを繋ぎっぱなしにして使っている場合には、バッテリーは外しておくのがマニアの間では常識です(私もマニアというほどではないんですけどね)。家電量販店の売り場に並べてあるノートパソコンも大抵はバッテリーは外してありますよ。とのメールも頂きました。うーん、そういえば店で買ったときのPCの電池というのは、何時でも満充電じゃないんですよね。中途半端な状態。あれも意図的なものなんでしょうか。こういうメールも頂きました。なぜ外しておくのかというと、付けたままACアダプターを繋ぎっぱなしにしておくと、常に充電・放電を繰り返すため、バッテリーが非常に早く劣化するためなんです。 バッテリーを外しておく場合は、ネットで調べた情報によると、真ん中ぐらいまで使った状態で外しておくのが一番劣化が少ないみたいです。満充電でも放電した状態でもよくないらしいですよ。
バッテリーは適切な温度条件下での十分な放電と充電を繰り返すことでも徐々に劣化していきますし、ACアダプターでの使用が中心の場合に、ほぼ常時100%の満充電状態に保持されることによっても、劣化が加速される場合があります。ただし、PCからバッテリを外したままの状態がお勧めかどうかについては、「PC稼動時の停電等が起きた場合、PCへの供給源が無くなるため作成中のデータが消えてしまうこともあります。またバッテリを外すと、本体側とバッテリを接続している端子が剥き出しになり、埃が付着するためお勧めできません。」というご意見があったことも記しておきます。PCのバッテリーは本来劣化したら交換するもの、という意見も多かった。バッテリーは電気化学変化によってエネルギーを出し入れするものですので、100%という片側の状態のみに数ヶ月~年といった長期間保持されることで、内部の化学的状態に片寄りが生じて、十分な能力が発揮できない劣化を発生することがあります。
ノートPCの機種によっては、充放電のサイクル回数を不要に増やさず、またバッテリーが満充電状態に保持されすぎないよう、充電開始%、充電停止%をカスタマイズすることができるものがあります。
充電停止%を100%よりも低く設定し(90~95%等)、充電開始%をある程度の間隔をとってさらに低め(60~75%等)に設定することで、バッテリーが常時満充電に保持されることを低減し、劣化を穏やかにすることができます。なお、各レベルは、ご利用になりたいバッテリー時間に合わせて調整してください。
またPCが電池を外したらサクサク動くようになった件に関しては、
「故障した電池を使うと Windows が遅くなる」というのは十分ありえます。Windows には ACPI と呼ばれる規格に対応した電源制御機能があります。搭載された電池の残り容量を調べるのも、この機能の中の一つです。(つまり Windows にとっての「電源」は、ハードウェアが必要とする電力の供給元だけではなく、ソフトウェアからアクセスできる制御機器の一つです)というのが納得出来るものでした。私の場合は実際にバッテリーを外したら実にさくさくと動いたのですから、こういう対応を決めました。これは推測ですが、故障電池が原因で、何らかの機能がリトライを繰り返すようなことがあると、その分どうしても CPU を使うことになり、Windows 全体が遅くなってしまいます。その場合「サクサクと動くようになった」ほうが、お使いの PC の本来の性能だった、ということになるかと思います
大勢の方からメールを頂きました。有り難うございました。