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2010
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Thu

2010年03月04日(木曜日) 韓国企業に学ぶ

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 (05:40)強みが弱みになり、弱みが強みになる。今の世界は何でも流転気味だ。だから、今強いと言って必ずしも見習わなくてはならないというわけではない。しかし、なぜ今強いのかという分析は必要だし、取り入れることが出来るものは取り入れた方が良い。

 今朝の日経新聞は社説で「世界に躍進する韓国企業に学ぼう」となっている。特に目新しいことが書いてあるわけではない。常日頃私なども講演会などで言っていることだ。一番の違いは「経営判断の素早さ」。

 しかしそれを社説に持ってきたところが、逡巡のなさを感じて良い。良い物、良いことに学ぶ姿勢を持つのは非常に重要なことで、現時点では明らかにいくつかの点で韓国企業の方が日本企業より良い対処が出来ている。

 一方FTの短い分析だが、「Japanese fret over quality of manufacturing」は面白かった。日本の製造業が抱える問題を端的に分析していた。こういう記事が日本の新聞にも欲しい。

 日本の新聞では、朝忙しくて昨日の夕方に読み直した朝日新聞の「時々刻々」の「小鳩 細る求心力」が今の日本の与党で起きている問題をなかなかうまく解説していた。「政権交代の立役者だが.....今や最大の不安要因」と『続投に強い意欲示すけど.....「同時辞任」ささやかれ』となっている。

 今の日本経済の惨状を考えると、衆議院で308の圧倒的議席数を誇る与党にはしっかりして正しい政策を次々に実行に移してもらわねばならないが、カネの問題でも、参議院の予算委員会に有力閣僚3人が遅刻するなど態度でもいろいろ問題が多い。問題が多いから、政策が前に進まない。進んでいる政策も選挙用のものが多い。

 中でも私が読んでいてショックだったのは、『政権の求心力は日々低下している。首相は官邸内で「ピヨピヨ鳩」というあだ名を付けられた。サービス感覚でものを言う首相の「八方美人」ぶりを揶揄したものだ。首相の側近ですら「いつまでもピヨピヨ鳩じゃしょうがないな」。』という部分だ。

 首相が「ピヨピヨ鳩」じゃしょうがないでしょう。昔から「思いつきでものを言う癖」(弟の邦夫氏)があったそうだが、首相という職ではそれは致命傷になる。「発言がぶれる」原因になるからで、実際に相当ぶれている。これでは国民の信頼は積み重なることがない。

11:25
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