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2010
04/07
Wed

2010年04月07日(水曜日) 単なる箱

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 (09:30)トヨタは難しい選択を迫られました。米運輸省が求めている通りに制裁金を支払えば、今回の問題でのトヨタのハンドリングに法令違反などの瑕疵があったことを認めることになって、今後の集団訴訟などで不利になる。しかし、異議を唱えれば落ち着き始めたバッシングの動きがまたまた強まりかねない。

 まあ時間はありますからいろいろな角度から検討するのでしょうが、今までアメリカでの訴訟対応では比較的うまくやってきたトヨタにとっても正念場でしょう。過去におけるトヨタとの癒着、近い関係を指摘されている米運輸省は、どう考えても同社に対しては議会の手前もあって厳しく当たらざるを得ない。制裁金の最高額という意味はそれでしょう。対応は難しいのですが、「こっちが正しい」と思ったらそう主張するしかないでしょう。

 トヨタと言えば最近気になったのは、韓国でも比較的少数の車ですが、リコールを発表していて、生産体制としてもまだまだ問題が尾を引いていることが明らかなこと。このリコールの嵐から早く脱しないと、消費者の信頼感は戻らないでしょう。

 それに関連して最近気がついたのは、一部の東京のタクシー会社の間に現代(ヒュンダイ)の車を使うところが増えていること。それがスペースが広くて実に乗りやすいのです。ソナタかな。知らないで乗って「これは乗りやすい」と思って運転手さんに聞いたら、そうだった。先月と今月続けてヒュンダイ車を使ったタクシーに乗りました。

 今まではハイブリッドもそうですが、日本車は明らかに品質やテクノロジーで韓国や中国の車、さらにはアメリカなどの車に勝っていた。しかし、韓国のメーカーも近くアメリカ市場のハイブリッドを投入するようだし、技術レベルは接近しているとも思える。中国は電気自動車に熱心です。

 そこで私が最近車について思うのは、技術革新を願って言うのですが、「単なる箱じゃないか」ということです。いろいろな機会に自分で車を運転するのですが、運転に集中しなきゃいけないから当たり前の面があるのですが、車の中では音楽、ラジオを聞くくらいしかやることがない。私にとって車の中は完全に「情報断絶」の状態です。

 いつも「これじゃ売れないだろう。特に若者には」と思っているのです。ネットも車の中では使えない。一番思うのは、例えば前の車のブレーキランプが切れているとするじゃないですか。非常に危ない。それを教えてやりたいのだが、それができない。今の車では。

 これはおかしいと思うわけです。今自分が通過している道路添いにはどういう店があって、何を売っているのか。ナビにも少しありますが、あれじゃ役立たない。

 例えばナビでもなんでも、車のデジタル機器に「これこれを売っている一番近い店」のような入力をするとそこに連れて行ってくれるようなサービスもいいな。メールの読み上げはもうしてくれるシステムがあるらしいのですが、私は使ったことがないので、それも欲しい。

 いずれにせよ、日本のメーカーを中心に車を大きく改革して欲しいのです。はっきり言って、今一番生活する上で退屈なのは「車を運転している時」です。

09:43
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