1997
07月

1997年07月の日記

日記

97年7月31日

 今朝は新聞を見た瞬間に、_(._.)_になりましたね。あらかじめ日経さんの本の宣伝は木曜日と聞いていましたから、「どんなかたちで...」と思っていたんです。まあ、あのくらいでしょう、大きさは。しかし、文章を読んで「何かおかしい...」と。「米RB」となっている。当然正しいのは、「米FRB」です。どこでどうなったのか知りません。まあ、もう一度載せ直していただいて....(^_^)(^_^)。田口氏からは、「面目ありません」とのメールでした。
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 ところで、文芸春秋社の「夜と女と毛沢東」をほぼ読み終えましたが、面白い本でした。結局「毛沢東の私生活」を読まないままに前者を読み終える形になりましたが、「対談が知的闘争」であることが手に取るように分かる本だし、内容もかなり詰まっている。そしてそれは、吉本さんよりもむしろ辺見さんの素晴らしさ(分析の冷徹さと一歩突っ込んだところ)によってもたらされている。明らかに、この対談の勝者は辺見 庸です。

 辺見 庸さんの作品と言えば一番有名なのは「もの食うひとびと」で、今文庫になって加筆のうえ多分文芸春秋から出ている(タクシーの窓にやたらに張ってある)のですが、私はハードカバーで出た時に直ぐに読んで、素晴らしい本だと思いました。何よりも文章に切れがあるし、熱量が普通の人の5倍くらいある人のように思えた。

 本の最初に辺見さんが、「これは横綱対幕下みたいな対談である。まともにいってはとても勝負にならないから、私としては奇襲をかけるほかない。蹴たぐり、足取り、とったりは言うにおよばず......」と書いてあるが、確かにそういうところはある。間接的にしか聞いたことがないのですが、ご本人も相当変わった人のようです。共同通信の人からは相当聞いている。

 吉本さんは確かに有名で、私の若いときには彼にかぶれていた奴はいっぱいいた。私はだいっきらいで、ほとんど読んだこともなかった。最初から彼とはあわないんですな。対談を読んでも、読んでいてはっとさせられるのは辺見さんの発言部分です。特に「女」のパーツは面白かった。経済の事を考える事が多い頭で読むと極めて新鮮です。「辺見 庸 的な世界」というようなものがありますな、この人には。まだまだ伸びそうな書き手だと思います。ちょっと玄人好みで、マスコミ受けは良くないかも知れないが。
 

97年7月30日

 「スピードの経済」については、これまでは「これから読む」というメールが多かったのですが、今日初めて「大変興味深く読ませて頂きました」という読了メールをもらいました。旧知の大阪の大平さんから。「昨晩通りかかった(大阪梅田の阪急電鉄2階乗り場近くの余り広くない)書店の書棚で見かけましたので早速購入」してお読みなったとのこと。

 「スピードの経済」とは程遠い「財政」、「税制」に多少なりとも関係が出来て数ヶ月。各種制度のリア・ランナー(rear runner)的性格が強い「税」の世界から本書を読むと日本という国の法律や制度が変わっていくことに要する年月やそこに至るまでの意思決定プロセスの不透明性はまさに別世界の趣です。今や従来にもまして、国家の運営に企業経営における「俊敏性」といったものが求められているのでしょう。う-ん。しかし、これは今の日本の現状を冷静に見るとなかなか難しい。
 実は私が一番楽しみにしているのは、こういう反応なんですな。大平さん、tks。でも日本という国は、実に面白い国ですね。多分、世界の多くの人にとってみると「日本というのはもの凄く速く変わる国」という印象ではないでしょうか。次々に世界に商品を送り出す。それはもうどこの国もできないくらいのスピードでやる。しかし、日本にいる我々は「日本は変わらない国だ」という印象を持つ。といって、変わるときはどえらく変わる。明治維新もそうだし、戦後もそうです。スピードがある時、ある場所と、それが全く欠如していると思える時、部門が同居している。不思議な組み合わせです。大平さんが言っているように、「財政」「税」のところは、確かに足が遅いと思う。どこの国でも、各種制度はリア・ランナーだと思うのです。世界の一部の国はこの「リア」でさえ変えることにあまり躊躇がない。日本は「合意形成」と「責任分担」の国だから、時間がかかる。
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 今日は久しぶりに、「friends」のコーナーに長銀証券の永田さんのそれを掲載しました。旧知の同証券の小池さんとランチをしたのですが、その時に「伊藤さんのファンがいるので」と付いてきたのが永田さんというわけ。この人は結構凄い人ですな。大学の時は池尾先生にミクロの経済を、長銀に入ってからは吉富さんの下でマクロをやった人という。どちらも迫力十分の方ですから。

 掲載したのは、永田さんが書いて全銀協の懸賞を取った1995年の論文。今から読むと迫力はいまいちですが、当時としてはよくまとまった文章だったのではないでしょうか。多くの人がネット上に文章を発表する機会があればと作ったコーナーですから、載せるに値する論文はどしどし掲載します。これを掲載する手間とコストはminimumです。慣れれば、ワードからhtmlを起こすことなどどんな長い文章でも2分もあればできる。あとはちょっと整形するだけです。リンク張りなどもあっと言う間。「自分も」という論文をお持ちの方は、どうぞ。ただし無条件掲載ではありません。永田さんいわく

 本日はじめてお会いしたにも拘わらず、何年も前からおつき合いいただいてい るような錯覚に陥ってしまいました。サイバーの世界で,私が一方的に存じ上 げているだけなのに。実に、不思議な感覚でした
  確かにそうなんですよね、こっちも文章を読んでいてくれた人、というだけで話がぐっと速くなる。今は債券ディーラーだそうで、どしどし儲けて欲しいものです。
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 ジェームズが盛んにホームページをいじっていて、「こいつは本当に好きなんだな」と思う。我が家にホームステイしていた時に持たせた写真(jpegで渡しました)をあれこれとっかえては掲載している。ちょっと重いので、渡りたくない人は渡らないのが宜しいかと。二つあって、一つは深大寺の前で弟の家族ととったもの、もう一つは帰国の前の晩に花火をやったあとみんなで。この二枚目の写真をジェームズの奴は私のラップトップの壁紙にして帰った。ラップトップを立ち上げるとこの写真が出てくるのです。私も「ま、いいか」とそのままにしてますけど。

97年7月29日

 フロントを「夏バージョン2」にして、かつ30日の朝になって小生の本のgifを付け加えました。29日の昼から30日の朝までは、このbook.gifがないやつでしたが、cielの和田ちゃんが簡単にgifを作ってくれたので、それを載せたもの。しばらくの間は、「夏バージョン1」とこの「夏バージョン2」をそのときの気分によって変えていこうと思っています。

 フロント・ページはまだ自分で作る人が多いですよね。私も最初はそう考えた。しかし、テレビをやっている最中にこのページを立ち上げた(去年の6月)ということもあるし、自分の中学校時代までの「美術」の成績を思い起こして、やめました(^o^)。うまい人は、自分で作るのが良いと思います。しかし、私にはまた別の考え方があって、それは「ネットワーク時代は、それぞれの分野を得意とする人が力を合わせる、ということが重要だ」というものです。何でもすべて自分でやる、というのも素晴らしい。しかし、それぞれの人が持っている力を簡単にがっつんこできるわけですから、そうやってモノを作っていく、アイデアを重ね合わせるというのも面白いと思っているわけです。

 しかし、では力を合わせるにしてもパーツを担う人が他の人がやっている分野を全く知らなくて良いかというとそうではない。相手がやっていることが基本的にどういうことで、なにをどうすればできるのかくらいは知っていた方が良い。その方が、協力しやすいではないですか。しかし、最後のfine tuningのところは、どうしてもその分野のプロが必要になることが多いのです。それは任せた方が良い、と。その人の得意の分野はその人に任せる、というのがプロの集団を生むのではないでしょうか。
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 今日は実はもの凄く笑っちゃう事があって、それは何かというと「難問も簡単に解決することがある」という話。あるソフトウエアをあるマシンい再インストールしようとしたのです。それが必ず「16%」のところで止まる。何回やっても。それで、仕方がないのでマイクロソフトのあの腹が立つ顧客担当の色々な場所に電話して、聞いたのです。もう怒りまくりましたね、あちこち電話を回され。そして結局出た結論は、「そのメディアは傷んでいますので、お取り替えと言うことで...」ということになった。

 しかし、「それじゃしまおう...」ということでそのcd-romを見たらちょっと汚い。綺麗にしてしまおうと思って、ウェット・ティッシューでがあああ...と拭いたのです。「どうせメディア交換するのだから」と思って。しかしそこで考えました。ちょっと綺麗にしたし、もう一度試してみるか...と。そしたら、なんとなんと「16%の地点」も通過し、全部問題なくソフトウエアは再インストールできてしまった。

 一同唖然ですよね。あれだけ騒いだのは、どういう意味だったのかと。実は、cd-romをウェット・ティッシューで拭くなどというのは良くないことなのでしょう。しかし、ちょっとしたゴミでcd-romが稼働しなくなることもあるんです。特に乱暴に扱った事はないんですが、何かついたのでしょう。皆さん、cd-rom が動かなくなったらまず情報が入っているcd-rom の面を良く見て下さい。ゴミが付いているかも知れない.....

97年7月28日

  おっと、今日ここに直接来られた方。ちょっとバック、バック。フロントを見て下さいよ。大きな変化があります。 Enjoy !!
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 今日からフロントを変えました。これまで半年以上使っていたフロントは、いかにも印象として熱を持っていた。来ていただいた方に暑苦しくて申し訳ない。もう一つは、出版記念の意味合い。今日見ていただいているバージョンの他に似たのがもう一つあって、それは29日の正午以降お見せします。微妙な色を使っているので、95の方は「スタート→設定→コントロール・パネル→ディスプレイ→ディスプレイの詳細→カラーパレット」を「TRUE COLOR(24 ビット)」くらいにしていただければ、綺麗に見えるかと思います。ウーン、ちょっとフロントの更新ラッシュですね。私が知っている限りでも、白塚 重典さん内藤 俊雄さんがフロントを変えた。

 今まで使っていたフロントは、また冬になってクリスマス・シーズンになったら引っぱり出してきて使います。今度のフロントの方が今までより軽いのではないかと思います。また、書き込みの場所を設けましたので、そこにいろいろ気分に従って書き込みが出来ますので、そこにも情報を入れていきたい。これからは、フロントを通過できませんよ。両方のフロントに使われている万年筆は、4年くらい前に「日本記者クラブ」で為替の見通しについて喋ったときにいただいたものです。楓の万年筆で非常に使いやすい。私のお気に入りです。

 フロントはCielの和田ちゃんにやってもらいました。彼女にはコンピューター回りでいつもいろいろ教わっている。私の本にも登場します。本はまだまだ大きな本屋にしかないようですね。午前中に内藤さんが、「伊藤ちゃん、サインして」と電話してこられて、昼の予定がなかったので一緒に加島ちゃんと飯を食いながら、6冊にサインしました。嫌ですね、字が上手ではない。しかし、青山のリブロには本はまだ置いてない。今週の週末くらいですかね、全国で出そろうのは。
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 いろいろな方から、新しいフロントについてメールをもらいました。木村さんからは、「カウンターはどうしたんですか...」との問い合わせ。ウーン、いろいろ付けてみたのですが、どうも会わない。そこで、良いのが見つかるまでカウンターは付けないことにしました。フロントには。付けるとせっかくの涼しさが減殺される感じがする。従って現時点でカウンターが付いているのは、このdairyの最後だけということになります。まあ、色々な方が私のホームページには訪れているでしょうし、その一部の方は一部しか見ていかないから、一カ所にカウンターを付けても全容は分からないでしょうが、それはそれで全然問題ないと思っています。

97年7月27日

 風はありましたが、暑い一日でした。所要があって東京駅の近くと新宿に出かけて、ついでに本を何冊か買いました。今朝の新聞に載っていた書評で面白そうなものを何冊か。「夜と女と毛沢東」(文芸春秋)は吉本隆明と辺見庸さんの対談で、面白そうだったので八重洲のブックセンターで買って地下鉄で読み始めたら、「毛沢東の私生活」(同)を読んでないと分からないと言うことが判明して、今度は新宿の紀ノ国屋でこれを買って、と結構荷物が重くなってしまった。本当は新宿には伊勢丹に用があったのですが。

 「毛沢東の私生活」は本を読まなくても、いままで色々なところに書評が出ていて内容はかなり知っているつもりのものですが、対談で真っ先に取り上げられているとなれば、やはり本物を読んでからでないといけないでしょう。実は、「暴露本」的なものにはあまり興味がないのです。ミッテランに隠し子がいようが、毛沢東に何人の愛人がいようが、「まあそういうことはあるだろうし、人間の本性から言えば当然」という気がするからで、あえてそれを書くというのも人間の本来の姿を別の所に置いている感じがして、気持ちよいものではない。「故郷からは英雄は生まれない」のです。人間、あまり近くから見てはいけない。今は、微に入い細に入り見過ぎる。

 大きな本屋に行ったついでに、新刊書や経済書のコーナーも見ました。私の本(「スピードの経済」=日本経済新聞社)の販売予定日は明日ですが、八重洲のブックセンターの新刊書や経済書のコーナーの真ん中にはもう既に並んでいました。しかし、紀ノ国屋書店には影も形もなかった。日経出版局の田口氏によると、「今週の半ばには全国の主要書店に並ぶ」ということですから、「28日発売」といっても全国の書店に揃うのはちょっと時間がかかるみたいですね。
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 オーストラリアのジェームズ 君からまた手紙。

Subject: From James
Date: Sun, 27 Jul 1997 11:36:38 +1000
From: "James Le Compte"

Thank you for including a link to my page on your page! Please tell me the main service of your page so that I can put a link on my page. I hope everyone is well. I am missing Japan allot. I hope to maybe come back next year. My local council runs an exchange program to Japan. My email has changed again! Please have another look at my page I am constantly trying to improve it. I have not created the page for the link 'Mountain Biking' yet but every thing else is working. Please sign my guest book. See ya James!

 本当に日本を去り難かったんですね、彼は。もう来年来ることを画策している。ホームページには随分と力を入れているようです。「constantly trying to improve it」とある。相当な力の入れよう。困ったのは私です。「main page」を教えろと言われても、英語のページは一つもない。写真も少ない。ジェームズのページから渡って来た人が楽しめるページはない。また、ブラウザが違うから日本語をうまく表示できるかどうかも分からない。まあ、フロントですかね。そこまで来てもらって、「日本語対応ブラウザを持ち、かつ日本語ができる方はあちこち渡って下さい」と注釈を付けるしかない。本当になにとかして、小生のページも国際化しないと。

97年7月26日

 金曜日の夜から新潟に行っていて、25日分はちょっとお休みしました。ある方の「ご昇進祝い」ということで、総勢8人が集まった。金曜日の夜泊まったのは、「新潟県北魚沼郡湯ノ谷村大字大湯300」という住所の「湯元」というホテル。最初この案内状をもらったときは、「あれ、箱根か」と思いました。まあ、考えたら「湯元」なんて名前はお湯が出るところなら、どこでも何回でも使われそう。

 住所を見ただけで、山間の温泉というのが分かりますが、その通り。しかし、ホテルは大きくて風呂も大きかったし、露天もあって綺麗だった。そこでまず宴会。といっても、昇進祝いに食事をしただけ。口達者が多くて、五月蠅かった。あとは「カラオケ」という話もあったのですが、部屋に戻って今度売り出される「耳を綺麗にするイタリア製品」の実験をして、その真偽を議論しているうちに夜中になってしまった。大部分の参加者が東京から集まりましたから、食事そのもののスタートが遅かったのです。

 翌日はゴルフ(越後ゴルフクラブ)をしたのですが、暑かった。35度。新潟まで来て、少しは涼しいかと思ったのに。金曜日はフェーン現象でもっと暑かったそうです。まあゴルフはいつもの通りでどうということはないのですが、おもしろかったのはこの地方が「日本一の豪雪地帯」ということ。車庫がみな丸い屋根をしている。また、最近建てられた家はみな床上げしてある。2メートルは積もるそうですから、これまでは冬は二階を出入りの口にしていた。それを床上げすることにより、冬の間も正規の出入り口から出入りできるようにしようとする努力。なにせ、ゴルフ場も開いているのは5月から11月までというのですから、短い命です。キャディさんは多くの方が、「冬はスキー場で働く」のだそうです。
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 一つの事を掘り下げていくと、いろいろな事が分かりますね。『TURANDOT』に関しては、またまた

 どーでも良いことですが、正確にはプッチーニの最後のオペラではない。彼は、完成の前に死んじまったのです。最後の10数分は、違う人が作ったもんです。それと、トーランドット姫は、別に改心している訳ではなく、単に強い求愛に屈しただけ。多分、残酷な性格は変らず、イジメの対象にダンナが加わっただけ。メット=ドミンゴのLDが出てて、これはなかなか良い。「誰も寝てはならぬ」は、パバロッティよりドミンゴの方が良いと思う。
 という先輩からのメールが来ました。色々なことを知っている人というのは居るものですね。木村さんからは、『TURANDOT』に関しての情報をいただきました。そうこの「マコモ筍と牛肉のいり焼」がうまかったのです。このグルメ情報は使える。地図付きですから。
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 PHSに依拠した32kの通信を初めて本格的にやってみた。といっても、小生が買ったわけではない。会社の今西君が THINK PAD を買って、当面の通信手段としてこの「PHS通信」を選んだことで、小生もやらしてもらったもの。ばぶちゃんによると、まだ「32k」を使えるプロバイダーは数えるしかないそうです。小生が使っているグローバル・オンラインも「あと一ヶ月くらいで」ということらしい。

 「32k」ですから、64kのISDNに比べれば半分の速度ですが、その手軽さには魅力を感じますね。私の場合もそうですが、移動電話のケースではTAが必要なケースが多かった。まあ、プロバイダーが対応したら考えてみても良いと思いました。

97年7月24日

 やはり情報を発信していると、いろいろ勉強になるということが分かりました。先日、天現寺のレストランである『TURANDOT』をこの diary (7月12日分)でも news and analysis でも紹介したのですが、その時に『この名前を見、そしてこのレストランが「クイーンアリス」の経営だと聞いて「中華」を思い浮かべる人はまずいないでしょう』と書いたら、ニューヨークの竹内さんから以下のようなメール。

「伊藤洋一様

猛暑お見舞い申し上げます。
(中略)
 早速ながら、第1373号 7/22付で ご紹介いただいたレストラン『TURANDOT』の名前から『中華』を思い浮かべる人はまずいないでしょう、とのことでしたが私は『中華』を思い浮かべてしまったのです。

 プッチーニ の最後の作品になったオペラ『TURANDOT』が中国を舞台として作られ、TURANDOTは それに登場する中国の美しい皇女(初めは冷酷非情な姫だったが、最後は愛に目覚めて優しい女性に生まれ変わる)の名前です。
(以降略)」

 そうだったんですね。私はそういうオペラがあることも知りませんでした。「TURANDOT」という名前の「中国の美しい皇女」というのも意外でした。機会があれば、調べたいものです。ということで、『TURANDOT』はご存じの方には最初から「中国」を連想する名前だったようです。大体どこに行っても「これはどういう由来か」などと聞くタイプの人間ですが、あの時は考えてみればメンバー同士の会話と料理に夢中になって聞くのを忘れていた。竹内さんには、感謝。
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 今日は綺麗なホームページを一つ紹介しましょう。北村さんのホームページ。そうですよね。「心の旅路」は良い映画でした。写真も綺麗なページです。北村さんは、もう7〜8年前に私が為替カスタマーの課長だったときに、証券会社のお客さんの一人でしたね。まだ為替ががんがん動いている時期で、結構楽しくやっていたころです。

 北村さんはたまたまどこかのリンクから私のホームページを読まれた。そのときは、誰のページか分からなかったそうです。しばらくして、「もしかしたらこれは伊藤さんの...」と思われたそうです。私は昔から文章はあちこちに書いていますから、知っている人が読めば私の文体が分かるのでしょう。そしてメールを頂いたというわけ。

 この話にはオチがあって、小生も実はこの「心の旅路」ホームページには渡っていた。しかし、逆に「これは北村さんのページでは..」とは思わなかった。文章を読ませてもらったことがないからで、またそのときはプロファイルまで見なかった。ただ印象としては、「綺麗なページ」という印象でした。それが北村さんのページとはナイスです。北村さんは荻窪に住んでいる。近い。今度、軽くやることにしました。

97年7月23日

 今日はさすがに、温厚な私(^_^)(^_^)も怒りましたね。だってそうでしょう。こんなに「打てず走れず」のリーグの、しかも最下位のチームの試合ばかりをよく日本のテレビは飽きもせず中継するものだと。確かに、パリーグの選手は「全国区」に顔を売る良い機会だから頑張ったと言える。しかし、ゲームの内容は「あほらしくて見とられん」という類のもの。選手のはりが違う。もう今年はよほどやることがない場合は別にして、テレビで野球は見ないことにします。
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 「ATOK10 to MS-IME」でMS96さんから懇切丁寧なメールをいただきました。これはユーザー辞書に限らず、例えば「筆まめ」で作った住所録をMICROSOFT OUTLOOKでは使えないかとかいろいろありますよね。つまり、ユーザーが二度入力するのが大変は膨大なファイルはどのソフトでも共有できるようにして欲しいと思うわけです。そうすれば、作業効率は著しく上がる。多分だんだんそういうふうにはなってきていると思いますが。

 せっかく教えてもらいましたので、公開しましょう。

MS-IME 97 にあるヘルプの目次より、( MS-IME97 ツールバーの?ヘルプを押す ) [辞書ツールの使い方] −−> [他社の辞書の登録単語を使えるようにするには] を御参照ください。以下、ヘルプより引用
=============================================================================
他社の辞書の登録単語を使えるようにするには
=============================================================================
他社の辞書に登録されている登録単語をユーザー辞書に追加して使えるようにします。
追加できるファイルは、次のものです。
WX形式テキストファイル、VJE形式テキストファイル、ATOK形式テキストファイル、 NECAIIME形式テキストファイル
-----------------------------------------------------------------------------

1 [ツール] メニューの [テキストファイルからの登録] を選択します。
[テキストファイルからの登録] ダイアログボックスが表示されます。
2 ファイル名を選択します。
3 [開く] をクリックします。
4 [閉じる] をクリックします。

-----------------------------------------------------------------------------
ヒント
他社の辞書の登録単語がうまく追加できないときは、[テキストファイルからの登録]
ダイアログ ボックスの [ファイルの種類] ボックスから他社の辞書ファイルの形式を 選択したあと、ファイル名を選択し実行してください。
=============================================================================
引用は、以上です。 なお、1 の [テキストファイルからの登録] は、MS-IME97 ツールバーの単語/用例登録 を選択、ダイアログボックスの下の辞書ツールを選択、[ツール] メニューを選択すると 表示されます。 または、WORDのメニューバーの 編集 −>日本語入力辞書への単語登録 経由でも 単語/用例登録のダイアログボックスが表示されます。

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 ところで、「遅いな」と思っていたジェームズからのメールが来ました。
Subject: This is from James
Date: Thu, 24 Jul 1997 02:12:46 +1000

Hi everyone sorry for not writing for such a long time I have had allot of school work. My parents and I would like to say "thankyou very much for having me" . I had a fantastic time and I am missing Japan allready. I have got a new email address. I have also got a homepage (that is very simple at the moment) http://www.geocities.com/TelevisionCity/Set/2367. At the moment only the "My trip to japan" link is working.

To Yosan I just downloaded netscape navigator 4.01 communicator professional edition. It took me 1hour and 40 minutes (16 MB) but it was worth the wait! It is very good, it has all sorts of little improvements

Hope you visit my homepage and return my email >From James

 なんと「学校が忙しかった」とかいいながら、自分のホームページを作っていたんですこやつは。彼が指定したページに行ってみたら、ウーンまだ色々問題はあるんですが、一応ページにはなっている。私が知っている「一番簡単にホームページを作った男」は、熊沢 君ですが、多分ジェームズも同じような感覚でこのホームページを作ったんでしょう。ジェームズはこれからは、「ホームページ仲間」という事になります。皆さんにもお見せしたテラスからの写真が張り付けてある。私がホームページを持っていたことが、少しは影響したかな。日本は楽しかったと書いてあるのが、嬉しいですね。

 4.0xは internet explorer も navigator も既にダウンしていました。でもジェームズ君、ありがとう情報を。彼には、「問題はどんどんソフトウエアが大きくなっていくこと」と返事を書きました。これは書きませんでしたが、「インテルを利するだけでは....」という気持ちも一方ではあります。

97年7月22日

 今日はちょっと荒っぽいことをしました。日常使っているATOK10の辞書で構築したユーザー辞書(今大体5000語です)を、ATOK9のユーザー辞書に移植するという作業です。ATOK10のユーザー辞書間のデータ移動は、実に簡単でした。しかし、作ったユーザー辞書はどこででも使いたいじゃないですか。ATOK9しか入っていないマシンでも。作業効率が全然違ってくる。そこでジャストさんに電話していろいろ調べたんですな。そしていろいろなことが分かりました。

  1. ATOK9の辞書は16ビットであること
  2. これに対してATOK10の辞書は32ビットであること
  3. 従ってその間には、かなり大きな溝がありATOK10から移植には「出力ファイル」(テキスト・スタイル)にかなり手を加えなければならないこと
 などです。

 ATOKを使っている人は多いでしょうから、ちょっとどうしたかをここに書きましょう。

  1. TOK10の辞書ユーティリティーの「一覧出力」からFDに「出力ファイル」(jishoなどの名前を付けて)を作ります
  2. この「出力ファイル」をメモ帳や秀丸で開いて、一番最初にある「10」を「9」に書き換えます
  3. 「置換」を利用して、ATOK10では「名詞」となっているのを「一般名詞」に、「名詞サ変」になっているのを「名詞ザ変」に全部置き換えます
  4. それを保存し、ATOK9の辞書ユーティリティーの「一括登録削除」の「単語ファイル」に今作ったファイルを入れて、そのまま「登録」する
 ということです。

 これはなぜかというと、ATOK10とATOK9では「単語登録」(または「登録」)を見れば分かるのですが、分類の「品詞」の名前が大きく違っている。一番大きいのは、ATOK9で「一般名詞」となっていたのがATOK10では「名詞」に、ATOK9で「固有人名」となっていたのが、ATOK10では「固有人名」「固有人性」「固有人他」などに分化したこと。しかし、私の経験では「名詞(atok10)→一般名詞(atok9)」「名詞サ変→名詞ザ変」の二つの書き換えで、ATOK10から出力されたテキスト・ファイルは大部分ATOK9の辞書に登録される。登録を終えたATOK9ランのマシンの使い勝手は極めて良くなりました。

 今ひょと疑問に思ったのですが、MS-IMEにATOK10のユーザー辞書を移植すると言うことは可能なんですかね。多分可能なんでしょうな。ご存じでしたら、どなたかその方法を教えて下さい。
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 グリーンスパンの議会証言(日本時間の23日午前3時発表)は、株や債券を大幅に引き上げたようです。まだ全文をざっと読んだ段階ですが、むろん証言のあちこちに「警告」は含まれている。これまでもしてきた警告です。2月のHH証言の時以来ずっと聞いている。「警告」は何回も発せられていますが、実際に動いたのは3月のFOMCだけ。しかも、「今年のインフレは心配していない」と言われれば、株や債券市場としては「安心」が先に走るでしょう。

 これは詳しく分析(上院での23日の証言を含めて)してからにしたいのですが、証言でやはり一番興味があるのは、グリーンスパン議長自身が、

 The key questions facing financial markets and policymakers are What is behind the good performance of the economy and Will it persist.
 と言っている部分です。「一時的」として挙げている理由と、「基本的な改善」と呼んでいる部分がある。そして全体としては、「建前」として今の non-inflationaryな状況に関して「これは一時的な現象かも知れない」と警告しながらも、詳しく技術革新の経済社会全体に及ぼす影響を挿話を入れながら分析して見せて、その影響の広がりを示唆しているように見える。だから、株や債券は上昇したのでしょう。

 まあ、23日の証言待ちですな。株や債券がこれほど上がればグリーンスパン議長としてもあまり良い気持ちはしないかも知れない。だから23日の証言では、これに22日の証言より株や、銀行の利幅を極端に押さえたやや積極的すぎる融資活動に関して触れてくる可能性がある。
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 ところで、夕べ三和投信の井上君と「月の庭」に行ったら、初めて二階のテラスに通されました。男二人で行ったというのが非常に残念ですが、いいですねテラスでの酒は。皆さんにお奨めです。まあ、これからの季節はちょっと暑いかも知れませんが、昨日は温度も低くて最高でした。

97年7月21日

 諏訪から帰ってインターネットのニュースを見ていたら、「ドイツのバイエリッシェ・ヒポテーケンとバイエリッシェ・フェラインスバンクが合併」というのが目に飛び込んできました。ドイツ銀行(資産4949億ドル)に次いで、フランスのアグリコール(同4106億ドル)を抜き、ヨーロッパ第二の銀行(4145億ドル)になるという。両方とも「バイエリッシェ」(バイエルン州)でミュンヘンに本拠を置いていて、ずっと噂には上っていたらしい。今までドイツで第二位の銀行だったドレスナー(3134億ドル)はドイツ第三位ということになる。

 ドイツの国内では、住民2154人に一つの割合で銀行の支店があるという。これは、アメリカ、イギリスの二倍という。つまり、ドイツでは銀行支店が多すぎる。ということは、銀行も多すぎると言うことでしょう。そこで、「集約」が始まっている、というわけです。多分、日本でも同じような「集約」は足早に訪れる筈です。日本はいま、デジタル・ネットワーク革命とビッグバンを一緒にやっている。大きな変化が起きておかしくないし、変化を乗り切らないと生き残れないでしょう。それぞれの銀行が、それぞれの選択をし始めている。

 今度のドイツの二つの銀行の合併のお膳立てをしたのは、JP MORGANだという。どうしてモルガンがここに出てくるのか知りませんが、「合併を提案し、両行にアドバイスした」と記事には書いてある。今までのように、地域、業態でセグメント化されていた金融の世界では、多くの数の銀行が生き残ることが可能でした。それぞれのセクターに利益の源泉があったからです。しかし、この「セグメント」が制度的にも、情報のフローの面でも取れてくると、自然と金融そのものが効率化して利幅は薄くなり、多くの機関が生き残る環境は消え、結局「集約」が起きてくる。その一環だと見ます。アメリカやイギリスはそれを長い間かけてやった。日本とドイツは、足早にそれを経験する可能性があると見ます。
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 伊藤忠の田中氏とシンフォニー・アンサンブルを聞き、その後BODY AND SOULでジャズを聞いたのがきっかけになったのか、ちょっとまたMDをあれこれ使っている。最初(4年くらい前)に買って使っていたのを数ヶ月前に壊して、また新しいのを買ったのですが、これが安い上に軽い。最初のは本当に堅牢で重かったのですが、今度のは胸のポケットに入れていてもあまり重いと感じない。MDの良いのは、CDの好きな曲を編集して入れられ、自分のオリジナル・アルバムを作れること。それを何をしている時にもバックグランドに流しておけば、気分も軽くなるというものです。

 ずっと良く聞いているのは、MILES DAVISの「KING OF BULE」でこのアルバムは、「SO WHAT」から始まるなかなか落ち着いた雰囲気。MDもCDもそうですが、簡単に頭出しができるのが良いですね。MDのアルバムは実はもう5年以上にもなるのに、あまり出ていない。まだ普及していないのか、CDから移している人が多いのか。やはり小さいのは便利です。
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 いろいろな方から「暑中見舞い」が届き始めている。ネット上の年賀状と同じで、企業がやっているものが多い。GMやTOYOTAの暑中見舞いが飛び込んできている。景品が豪華なんですな。私も何通かだして見ました。GMのはばぶちゃんから、トヨタのはしらちゃんからもらったと思う。のりちゃんにもメールtks。

 ところで、ワード研究の成果として「文書内ハイパーリンク」というのをあちこちに埋め込み始めました。住所録やメールアドレス・リストなどがずずっと長くなって後ろの方を見るのが面倒な時ってありますよね。ワード97では、文書内でハイパーリンクが簡単に設定できるのです。ブックマーク(「挿入」のプルダウン)して、「ハイパーリンク」の「ファイル内の位置」にブックマーク名を入れるだけ。ものすごく便利です。97を使っていたらこれは利用価値あり。

97年7月20日

 涼しい諏訪に移動してきています。お袋の具合を見るのと、出来上がった本を親父にプレゼントするため。むろん、この3連休ずっと東京にいたくはない、という気持ちもありました。日中の温度は東京と諏訪ではあまり変わらない。しかし、こう空気の乾燥度合いが違うのです。さらに、朝晩の涼しさが違う。やはり、夏は諏訪が最高です。

 本は喜んでもらえましたね。テレビに出るのも、本を出すのも、実は最高の「親孝行」なんです。単純ですが。親元には20冊ぐらい送って、親が自由に使えるようにしておくつもりです。実は、地方史(諏訪神社の歴史などに関する)に関する本ですが、親父も祖父の書いたものを全部で10冊くらいの分厚い本にまとめた経験がある。これは全部500ページくらいの分厚い本です。だから、「本を出す」ということが感覚的には分かってもらえる。

 実を言うと、小生は祖父が書いて親がまとめたものは、よく読めない。なにせ、古文書を読み解いて、諏訪神社の歴史を取り上げたものですから、古い日本語で書かれている。そして、小生の本を見せられた親は私が書いていることがよく分からない、というわけです。お袋曰く、「なんだか横文字が多くて、全然分からない.....」と。まあ、そうなんでしょうな。仮に祖父が生きていて本を見せたら喜んではもらえるでしょうが、同じ事でしょう。同じ日本人でも、生きている時代は随分違う。仮に、私の子供が本を書くとしたら、どんな本を書くんでしょうね。私に分かる本になるんでしょうかね。
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 諏訪に来ると特にやることがあるわけではないので、つい買い物をしてしまいます。本屋に行ったらやっとオフィス97の解説書が並び始めている。「超図解ワード97」の基礎編と応用編というのがあって、「まあ大体知っているだろう」と見ていたら、ありゃ知らないことが山ほど。それで、2冊とも買って読み始めました。なかなか役にたつ。解説書というのは、実はしばらく使っていろいろな問題にぶつかった後、またある程度手に馴染んだ後に読むのが頭にはいって良いのです。

 いままでワードは95の延長線上で、さらに気が付いた機能だけを付加して使っていた。これで一応全部の新機能を頭に覚えさせると、あとは自分に必要な機能は後で思い出すということになります。それでもまだ覚えなかった機能は、自分には必要ないのですから、忘れてしまえばよい。しかし、「これこれこういうことができる」という機能を見ておくことには価値があると思います。

97年7月19日

 金曜日の昼に、「試作品」として4冊だけ日経出版局の田口さんが持ってきてくれました。その内の二冊が昨日掲載した写真です。自宅で光の加減などを考えてデジカメで撮りました。あとの二冊は、会社でお世話になっている人にあげました。でも、「形」になるというのは嬉しいですね。書いたかいがあったというもの。田口氏初め、本当にいろいろな方々に感謝せねばならない。

 写真では、「帯」(黄色いのが着いています)は外しました。せっかくこの本の為にデザイナーの方がデザインを考えてくれた。写真では見にくいと思いますが、フロントを含めて全部で三回使われているこの絵は、日本を中心に置いた世界が大きな渦に巻き込まれている様子を描き出しています。デザイナーの方が大きな紙に書いた絵を写真に撮り、それをプリントしている。このデザイナーの方は、私の原稿を全部読んでくれて、この絵を書いて下さったという。ナイスですね。おっと、そのデザイナーの方の名前を聞くのを忘れた。
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 自分がイメージしていたのとちょっと違う感じがするのは、もうちょっと厚くなるかなと思っていたこと。254ページの本になっていて、思っていたより薄い。イメージはもうちょっと厚いモノでした。しかし、ある程度活字は詰まっていた方が、なんというか落ち着きが良い。最近は活字を大きくして本に厚みを出しているのが多いのですが、あれは興ざめです。しかも、明らかにどこかで講演したのをそのまま活字にしたようなものが多い。

 田口氏いわく、「どこかに一カ所くらい間違いがあるでしょうけど...」。そりゃそうだ。いくら私が見、私の友達が見、そして田口氏初め日経の諸兄が見、そして校閲が見ても、一つくらいは抜けるでしょう。それは、また二刷り、三刷りの時に直せばよい。表紙の紙の質などもなかなか良いモノです。多分全国では28日に本屋に並ぶと思いますので、手にとっていただければと思います。
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 3連休の初日。のんびりしていて良いですね。暑中見舞いをこの一両日で400枚近く印刷しました。今は本当に便利です。パソコンが全部やってくれる。デザインを考え、文を考えて片面を作ります。10分とかからない。あともう片面は、住所変更届けが来たものについては住所録を書き換え、前回の更新から出張などで知り合った人を加えて、それでおしまい。これにはやはり2時間くらいかかる。「筆まめ」君は優秀です。パーティーの案内なんかも完璧にやってくれる。

 一番時間がかかるのは、印刷です。これは相当かかる。しかも今のプリンターは40枚目処の葉書しかセットできませんから、少なくとも10回×2は葉書をプリンターにセットしなければならない。一部は既に出した返事まで返ってきているのですが、やはり「住所宛先に既にいません」「転送期間を過ぎました」なんてのがパラパラ。転勤とかで移っている人がいる。私が住所を更新していなかったか、連絡をもらっていなかったかどちらかです。送ったものが返って来るというのは、悲しい。

 おっと、このdiaryをお読みの方々にも、

 「暑中見舞い申し上げます」

97年7月18日

(^_^)(^_^)

「スピードの経済」

97年7月17日

 6月下旬の尾道での講演でお世話になった安保(abo)さんが上京して、夕方から待ち合わせ。またまた西麻布が待ち合わせ場所だったのですが、雨で青山から歩く気がせずにタクシーに乗ったら、今度は早く着いてしまった。そこで、北海園のハス向かいで降りて歩こうとしたら、ちょっと面白い店を発見。

 店の名前は、Cyberia Tokyo。まあ、インターネット・カフェと言った方が良いかも知れない。しかし変わっているのは、この店が「ロンドンに本社を置くサイバーカフェリミテッドが世界に展開しているインターネットカフェCyberiaの日本第一号店」という点。世界的なチェーン店の一つというのが面白い。

 自分の家にも職場にもあるのでインターネットカフェなんてあんまり行ったことがないのですが、ここがちょっと面白いと思うのは、「プライベート電子メールボックス」を開設できるのと、「ホームページ掲載」ができる点。ウーン、小生も英語のホームページをどう作ったら良いのか相談に載ってもらおうかな。Cyberiaでホームページを作ると、直ちに世界に発信してくれるそうな。

 30分しかいなかったのでよく分からないのですが、感じの良い店でした。夜11時までやっているという。コーヒー飲んで、30分遊んで1000円取られましたが、まあそんなもんでしょう。この辺の店で一回食事をして、それからここでちょっとインターネットで遊んで、また飲みに行くなんてのも面白い。住所は、「東京都港区西麻布1-14-17」で電話は03-3423-0318でした。
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 安保さんとは、kitchen 5で食事をしました。瀬戸内のうまい「<゚)))彡」に慣れている人に、また「>゚))<<<<」というのもちと失礼。ということは、日本食はだめ。といって、社長さんだからおフレンチなどは飽きている。ここは絶対、kitchen 5ですよね。優子さんも、7月の26日から一ヶ月料理旅行にシシリーに行ってしまうし。今日はムール貝と赤ビーマンで包んだいかすみごはんが美味しかった。

 9時に出て、歩いて六本木に行って、また来ました金魚。ここは好きですね。楽しいじゃないですか。今日まじまじと見ながら、ここには華やかさと(笑)があると思いました。今日の出し物は難しい名前が着いているのですが、結構よくできていた。ビートルズのmagical mystery tour なんて曲も採用されていました。
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 ウーン、発表しちゃおうかな。実はシエルの和田ちゃんと、新しいホームページのフロントの可能性について検討を始めている。今のフロントはものすごく好きで、これらかも使いたいのですが、ちょっと使用期間が長くなった。それから相変わらず「ダウンに時間がかかる」という声もある。今日も会社で中村がごちゃごちゃ言っていた。普段は相手にもしないし、今日も軽くいなしたが、実は検討しているのである。まあ、フロントもいくつかもっていて、気分で入れ替えるなんてのもいいじゃないですか。

 万年筆やボールペンが非常に好きで、今回は自分が持っているそれらをモチーフにしようと思っています。それから、今のようにフロントを飛ばして直接diaryにアクセスしたら何か欠如するモノがある感じにしたい。つまり、フロントそのものに情報を持たせるのです。

97年7月16日

 17日の朝起きてこの文章を書いているのですが、朝一番にインターネット・メールをチェックして出てきたのが、ウォール・ストリート・ジャーナルからの「ダウ、8000ドル突破」のブレティンでした。まだ詳しくは読んでないのですが、債券利回り(指標30年債)が6.47%まで下げ、NASDAQは10日連続の史上最高値更新をし....とまさにアメリカ経済に花が咲いたかのような現象が生じている。消費者物価上昇率も低かった。

 かなりの程度、予想の通りです。数号前のnews and analysisでは、「ちょっと大胆ですが、米長期金利は少なくとも6.25%まで下がる」と予想した。実は、会社の若手とはもっと低いところで、ターム半年くらいの賭けをしている。昼飯ですが。

 今調べているのです。「花が咲いた」アメリカ経済に関する表現がいくつでてきているか。そのうちまとめようと思っているのですが、これだけありました。もっと知っている方は、教えて下さい。

  new eras(グ議長が2月26日のHH証言で→過去はmirageだったケースも)
  NEW ERA(その後エコノミスト達が今回を特定して使い始めている)
  NEW ECONOMICS(foreign affairsの論文などで使われた表現)
  NEW PARADIGM(HBRなど)
  NEW WORLD(ビジネス・ウィークなど)
  BRAVE NEW EONOMY(7月14日のビジネス・ウィークなど→NEW ECONOMY
  A NEW ECONOMIC AGE(7月14日のビジネス・ウィークなど)
 どの表現がprevailするかは、まだ大勢が決まったわけではない。私は、28日に出す本では、「NEW ERA」を使っている。22日のグリーンスパンHH(ハンフリー・ホーキンス)証言で、どの言葉が使われるかも興味のあるところ。「目次」を見ていただければ良いのですが、私の本は技術革新で先行したアメリカには、経済に今までに見たことがないような現象が起きているという判断に立っています。「NEW ERA」論賛成派。

 今私がしているのは、この「新しい経済」論に対する有力な反論を集めることです。クルーグマンなどが一番よくこれをあざ笑っている。しかし、彼の挙げているポイントの幾つかは、私からも直ちに反論できるものです。でももうちょっと、反論を集めたい。そしてその反論に対する反論を書きたい。
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 ところで、昨日は音楽漬けの夜を過ごしました。伊藤忠はオフィスが直ぐ近くなのですが、同期旧知の田中さんから、「ロビーコンサートがあるから」と誘われて行ったのがスタート。男二人で、「ニューヨーク・シンフォニック・アンサンブル」のバッハ、テレマン、トップラー、ベートーヴェンなどをたっぷり2時間半聞きました。アンコール曲はアベ・マリアなど3曲。伊藤忠のロビーは広いのです。羨ましいと思いましたね。そこには、これも旧知で以前為替をやっていて、今は広報部の中島氏もいてちょっと立ち話。

 楽団の正面の席は、身障者に割り振られているのです。やるではないですか。素晴らしい。音楽も美しかった。クラシックはあまり生で聞く機会がない。終わったのが8時30分くらいでした。メシも食べてない。それじゃ軽くいっぱいということになったのですが、雑音だけの焼鳥屋に行く気はしない。「じゃ、音楽責めで」と私が提案したのが、body and soul。ジャズです、今度は。日本人の楽団が入っていたのですが、結構ノリが良くて二人で堪能した。久しぶりでした。ほぼ5時間近く音楽漬けになったのは。「New York Symphonic Ensamble」は8月3日まで日本にいて、各地でコンサートを開く。岡山、長崎、佐賀、大阪、茨城など各地でも公演。時間のある方はどうぞ。

97年7月15日

 相変わらず外国為替市場で、winner-takes-all 状態が続いている。winnerとは、榊原大蔵省財務官である。昔EFハットンという証券会社のコマーシャルに、

「When EF Hutton Talks, People Listen.」
というのがあって、これは結構使えるフレーズなのだが、今の外国為替市場はおよそドル・円に関して言えば、
「When Mr.Sakibara Talks,People In The Forex Mart Listen.」
という状態である。

 世界の外国為替市場の歴史の中でも、これだけ市場に大きな影響力を何年にも渡って及ぼし続けている人は珍しい。今までの「政府当局者」と何が違うのか。一つは、マーケットを内部のポジションの傾き、参加者の人間像まで含めて、よく知ろうとしていることかもしれない。知った上で「勝てる」時しか動かない。勝てるときしか動かないから、「→彼が動くと、マーケットが動く」と市場関係者が実績から心象プリントされた。そして、その実績故にますます影響力を増している。スパイラルである。

 第二は、外国為替市場というのが情報から何から、極めて効率化し、時にし過ぎた市場になっていると言うことがあるかも知れない。およそ市場に参加している人なら、誰でも同じような機器を持ち、同じような情報に接している。一つの情報のメッセージが非常に明確で、過去においてそのメッセージが常にマーケット・インパクトを持った実績を持っているときには、効率化した市場は一つの方向を瞬時に向く。あとは、利食いが出るまでその方向に走る。  79円75銭も、130円に接近せんとした円安も「行き過ぎ」というのには賛成である。しかし、あまり一人の人間に大きな市場が動かされ過ぎるのも、それがドル・円という市場で起きているのも、必ずしも好ましくない状況だと思う。世界で一番「やんちゃ坊主」だった為替のマーケットが、世界で一番「親の言うことを聞く」マーケットになった。「やんちゃ坊主」のマーケットに参加している方が面白い、というだけの問題ではない。

 実際には、経済の諸分野のマーケットは社会主義の崩壊でも示される通り、「官の予測」を越えて動いている。規制緩和というのは、結局は市場を効率化しようとしたら「マーケットに任せる方が良いし、それの方が市場が活性化する」という考え方に立っている。私もこの考え方に賛成。今のドル・円の市場の反応はそうした動きに逆行しているようにも思える。

 「市場は必ず間違う」という意見は、否定しきれない。実際に市場に参加していて、「overdone だ」と思うことはある。ドルが85円からあっと言う間に80円に落ちたときには、「市場はstabilizerを必要としている」と本気で思った。だから、「官の役割」はあるし重要だと思う。露骨な人間性を発露させたら、危険なマーケットはいっぱいある。しかし、「官」は基本は行司が役割だと思う。新財務官が「行司」以上のことをしているかどうかに関しては、議論のあるところだ。基本的には「行司」の範囲を出られてはいないと思う。しかし、あまりに「When he taks.....」が続くと、市場の人間としてはレーゾンデートルを自ら疑ってみたくなるだろう。

 ただ一つ言えるのは、市場に参加している我々以上に政府当局者というのは多くのリスク(景気維持、制度改革、財政の赤字問題など)をいっぱい抱えている。そのぶつかり合いの中で政策を選んでいる。一つ一つの発言や行為には、必ず意味がある。当局が110円の前後ではなく、115円の前後でドル・円を落ち着かせようとしているのだとしたら、それは日本の景気の先行きに必ずしも楽観的ではないのかも知れない。しかし、景気回復に力があるのは、為替の水準以上に筆者は規制緩和だと思う。遠回りしても、それが結局早い。
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 昨日ちょっと書き忘れましたが、一つ PDF WRITER で面白いことを発見しました。いつもワード文書などを印刷するときには、最終ページから印刷しているのです。それの方が楽でしょう。ピックアップすれば、紙の入れ替えをする必要がない。この印刷順序の逆転は、コマンド一つでできる。ところがそれをしたまま、ワード文書をPDF WRITERにかけたら、そのまま最終ページが一ページ目に来てしまった。これには、驚きましたね。プリント機能を通してファイルを作っているので、こうしたことが起きるのでしょう。
 

97年7月14日

 10日間、通常以上に我が家を忙しくしていたJames君は、午前10時には我が家を出発、都内をうろうろしたあと午後9時ごろの飛行機でオーストラリアに帰ったそうです。見送った我が家のもう一人によれば、「帰りたくない」とかなり気持ちを残しての帰国のようです。静かな街から来た15才には、東京の方がexcitingだったのかもしれない。目新しいモノがいっぱいあったはずです。プリクラもそうですし、コンピューター関連の機器が進んでいるのも、彼にとっては魅力だったと思います。多分東京は刺激が多かった。

 「おみやげに何がいいか」と聞いたら、我が家の子供が持っている「たまごっちもどき」が欲しいと言ったので、彼にはそれを買って持たせたそうです。まだ子供ですね。まあ、世界同じですか。腹さえ満たされれば、子供はあとは遊ぶだけですから。実は私も、そして家族もオーストラリアには行ったことがない。いつかいきたい国です。最後の晩の花火は楽しかったようです。彼からもいろいろお土産がありました。こちらからはデジカメで写真をとってはフロッピー・ディスクでjpegにして渡していたのですが、貸していたラップトップの壁紙を渡した写真の一つ(花火の時の全員写真)にちゃんと代えていた。知恵もついているんです。
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 昨日買ったPDF writerでいくつかいたずらをしている。試しに14日のnews and analysisをpdf化したらこうなりました。実に簡単です。これなら、htmlに転換するよりよほど楽です。ただし、こうしたワード文書では全く問題ないものの、パワー・ポイント・ファイルをpdf化したら、色が変わったり影文字が完全な二重文字になったりしてちょっと使えない感じになりました。

 多分そういう時は、PDF distillerを使うのでしょう。しかし、これにはまだ手を付けてありません。まあどっちにしても30分もあればできそうです。ワード文書を簡単にpdf化できることが分かったのは良いとして、どういう形でhtmlからpdfに転換するかです。作る側からするとpdfの方が遙かに楽です。印刷指定してファイルを作り、リンク先をpdfにすれば良いだけ。問題は見る側です。acrobat readerをまだダウンしてない人が多いでしょう。

 PDFでは電子出版などいろいろな事を試せそうです。ハイパーリンクの作り方など色々試したいことがある。28日に出版する自分の本をpdf化して面白い実験ができないか、などいろいろ考えています。まあ、これはちょっとpdfを知ってからですな。ソフトで何ができるか熟知しなければ、じゃあこうしてみようという気持ちにもならないでしょう。
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 1.80マルクに接近するドル・マルク相場を見ながら、「護送船団の一員としてのドイツ」ということを考えていました。ティートマイヤーが「ドル・マルクの調整は最終段階」と言ったのは先週の木曜日でしたが、この発言は2〜3年前だったら相場を数百ポイント飛ばすに十分な発言でした。しかし、相場は少し動いただけでたった一日でまたドル高に戻ってしまった。なぜか、と考えていたわけです。

 少なくとも一つの原因は、ドイツがドイツだけで動ける時代ではなくなったということでしょう。ドイツの周りに、いっぱいそれより経済の弱い国がひっついている。そしてそれらを一緒にして経済の運命共同体を作ろうとしている。ある意味では、「護送船団」です。なぜ今頃、とアメリカ人も日本人も考える。なぜなら、ヨーロッパの抱える問題はシステムの柔軟性の欠如であって、いろいろな通貨を持っていることではない。通貨統合というのは、経済再生の観点から言えば明らかにポイントを外した動きなのです。

 こういうことはあるかもしれない。通貨が統一されて、物価のハーモナイゼーションや透明性が高まる。ヨーロッパのそれぞれの経済体も、柔軟にならざるを得ない....。これだと、回り道して通貨統合がヨーロッパ経済を変える原動力になりうる。でも、実際問題として「護送船団」はいけませんな。中国がなぜあれだけ経済的に前進したかを時々考えるのですが、それは国全体を一緒に豊かにしようとしたのではないからではないでしょうか。「海南部だけでも豊かに」「豊かになれるところから豊かに」という?小平の政策があったればこそだと思うのです。だから皆同じ条件で、というマースリヒトの軛がある限り、ヨーロッパは苦労するでしょう。特に盟主のドイツは。
97/JULY /13(Sunday)

 (^_^)(^_^) 富士学園に行っていたJames君が帰ってきたのが午後の4時頃。私が杉並区役所(南阿佐ヶ谷)まで迎えに行きました。一番最初に、富士山の事を聞いたら、やはり富士山の頂上に立つことはできなかったようです。7合目まで行ったそうな。残念そうでした。頂上を見ることもできなかったようです。しかし、「富士山はいつでもインターネットで見れるよ」といったら、彼は知ってました。以前に見たことがあると。そこから地下鉄に乗って、新高円寺から歩きながら「もう明日で終わるけど、どうだった」といったら、「もっといたかった」「きっと帰ったら退屈する」とも。帰ると直ぐに学校が始まるのだそうです。

 家に帰ってシャワーを浴びて、しばらく寝てました。まあ、疲れたのでしょう。それから食事をして、近くに花火に行きました。男の子5人、女の子6人で。写真はその時のもの。今はネットワークが凄い。情報が伝わっていて、ある場所で花火をすると決めたら、自然に集まってくるのです。雨もちょうど止んでいたし。女の子達の狙いは、Jamesとプリクラを撮りたいと言うことでした。花火が終わったあと、近くのカラオケ屋の前で撮っていた。それが午後の8時30分くらいでした。彼もオーストラリアにもって帰れる写真が出来て良かったようです。
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 それから今日のもう一つの出来事と言えば、新宿に出たついでにかねてからの懸案だったadobe acrobatを買ったことでしょうか。ご存じの通り、PDF(PORTABLE DOCUMENT FORMAT)を作るソフトウエアです。まだどう使うか皆目見当が着かないのですが、しらちゃんによれば、非常に簡単だということで、慣れだけの問題だと思います。news and analysisを直ちにPDFにするということはしませんが、「何ができるか」を検討するくらいは今からしておきたいと思っていて、時間をかけていろいろな使い方を検討していきたい。

 ばぶちゃんによれば、最近は電子出版などが現実化しているという。PDFなどはこれに一番適した形態かも知れない。
97/JULY /12(Saturday)

 Jamesは「富士登山」で富士学園に昨日から行き、帰ってくるのは日曜日の夕方、外は雨ということで久しぶりの静かな一日。でも、多分「富士登山」はできていませんね。雨が凄いでしょう。行くときにくれぐれも「落石」には気をつけるように言いました。もっとも登っていなければ、落石に気をつける必要もない。それから、<a boy from au>を多少書き加えました。この文章(Jamesの趣味の一つはサーフィン)を読んだ三原淳雄さんが金曜日に電話をかけて下さって、「我が家からは海は直ぐ近い。サーフィンならぜひ我が家に...」とのお誘い。しかし、三原さんから電話を頂いたときには、彼はもう富士山の麓にいた。残念。
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 tasteのコーナーに手を入れ始めている。しばらくメンテしていなかったからだ。三和投信の井上君によると、news and analysisをファックスでしか読まない多くの女性の読者には、最近の私は評判が悪いそうだ(^_-)。このdiaryに面白い話題を載せて、news and analysisの最後に結構載せていたレストラン・ガイドなどをアップしなくなったため。もっとも、tasteのコーナーはここしばらく変えていなかった。面白いレストランには結構行っていたように思うのだが、特にtasteのコーナーに書き足すことはしなかったからだ。それを久しぶりに書き足そうと思う。その最初が、

 TURANDOT(トゥーランドット)
 この名前を見、そしてこのレストランが「クイーンアリス」の経営だと聞いて「中華」を思い浮かべる人はまずいないでしょう。しかし、れっきとした中華料理屋さんです。懐石風のややフレンチの taste を入れた。

 入り口にこう書いてある。“美しく食べて太らない料理”。こう書いてあるのに気づいた女性は、それだけでこのレストランが気に入ってしまう。本当に太らないかどうかは知りません。しかし、食事のほとんどは気分が支配しますから、極めて重要なポイントです。

「健康に良く、日本人に昔から親しまれている食材をふんだんに使った、新しい感覚の中国料理です。繊細で感性豊かな料理をお楽しみ下さい」
 と説明されているが、確かに食材といい、味付けといい素晴らしいものがありました。知らなかったのですが、「クイーンアリス」はもう4店にもなっているそうです。本店、迎賓館、大使館、そして銀座。今度横浜のパンパシフィックホテル横浜に「トゥーランドット横浜店」を出すそうです。選択肢はないが一つ一つはきちんと作られている、というクイーンアリスの良さを持ったレストランです。ニュー山王ホテルの裏側。フランス大使館の隣。5420-4001が電話番号。
 がこれ。先週の木曜日にある方に連れていってもらったのですが、この名前から「中華」は予想できなかったですね。この近くには、LA BISBOCCIAがある。西麻布から天現寺、広尾の辺はレストランがいっぱいあって、結構良いところもありそうです。まだ私も探検が足りない。
97/JULY /11(Friday)

 最近では全く珍しいのですが、ファイルを消してしまいました。最終的に完成する直前に。News and analysisを今朝ほぼ完成させて、では印刷して最終チェックと思ったのです。3台のコンピューターをつないであるLANのコンピューターAのFDDのファイルをプリンターにつながっているコンピューターBのスクリーンにファイル形式で呼び出して、それを右クリックで印刷しようとした。

 ところが、なにをどうしたのか全く分からないのですが、ファイルが一瞬にしてなくなってしまった。どこをどう検索しても出てこない。同じ状態で家に帰ってきてから再発させようと努力しました。しかし駄目。でも、ファイルがなくなった事実だけは残りました。不思議。「削除」では「本当にそれで良いか」と聞いてくるし、その他の右クリックのコマンドも、一瞬にして消えると言うことはないはず。ですから、不思議です。

 それとの関連ではないのですが、いつも使っているFDを何枚か、全くさらの新しいやつに変えました。今までのFDは、本当に長く使っていた。。ホームページを作り始めてからずっとで、diaryを書きますから毎日使っている。しかしどうも見ていると、データの保持力が落ちたことが分かるのです。これはおかしい。ウィルスが入って、FDそのものが劣化したのかとも考えた。

 でも考えてみれば、FDも物体ですから長く使うと磁気の保持力が落ちると言うことはあるはずですよね。そう考えて、今まで使っていたFDを全部新しいものに代えたのです。ただデータを保持しているだけのFDは代えません。データの更新頻度が高くて、しかも長く使っているFDです。これが正しい措置かどうかは知りませんが。

 ついででしたが、捨てるFDを壊して中を覗いてみました。floppy(柔らかい)なdisk(円盤)とはよく言ったもので、柔らかい円盤がFDの中には入っていて、その薄い小さい円盤状のぺらぺらの中に膨大なデータが入っている。どう考えても、物理的に長く使っていると劣化するに違いない....と思った次第です。
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 伊良部が凄い人気になっている。午後2時半頃インターネットで読んだニューヨーク・タイムズには伊良部関係の記事だけで4本あった。どの記事も、記者の興奮が伝わってくるような内容。中にはタイガー・ウッズ並の「インスタント・ヒーロー」だという見方もある。オールスター後の最初の試合に伊良部を登板させたスタインブレナーの賭は実ったと言える。

 伊良部については、振り返ってみるとこのdiaryでも触れていました。今年の3月21日に。まだ彼の所属が全く決まらなかった時期です。

 伊良部が帰ってきた。「人身売買だ」と怒りながら。新聞の見出しも、好意的なものから、どちらかというと「我が儘だ」というニュアンスのものまで。でも、彼は規格にちっともはまっていないのが良い。これだけ騒いだ選手が、実際にマウンドに立ってどのようなプレーをするかは誰もが見たいでしょう。ということは、彼にはすごい商品価値が付いた。時間はかかるかもしれないが、彼の大リーグ入りは時間の問題だと見ます。それも、望みのヤンキースで。

 ニューヨークの新聞は、「ポスト」「デーリー・ニューズ」のレベルであまり彼には好意的ではなかったようです。しかし、アメリカは力さえ示せばいくらでも受け入れてくれる国です。不合理な取り決めも、力を示す中で変わってくる、と思います。伊良部よ、対球団闘争でもだが、その後のグラウンドでも powerを見せて欲しい。

 そうです。小生はずっと伊良部を応援していた。初登板、初勝利。タレントじゃないですか。グラウンドでも powerを見せた。凄いプレッシャーだったと思います。それをはねのけたのだから、やはり力を認めてやるべきです。力を示さなければ、ジャンクになる。これで、次からの伊良部登板試合は凄い人気になるでしょう。伊良部には、3連勝くらいして欲しい。パリーグから二人の凄い大リーガーが生まれた。セリーグはあまちゃんなんですかね。打者でも出て欲しいですね。
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 伊良部の勝利は嬉しかったのですが、内藤君が今日で当社を辞めてしまったのは、何としても寂しい。職場も近かった。日本の会社は辞令一つで動く。対して、外資系は一つの職種で専門性を追求する。彼は「プロ」の道を選んだというわけです。目指す限り、伊良部並に頑張って欲しいし、一流になっても欲しいと思う。そのための支援も惜しまないつもりです。
Good luck to him !!!
97/JULY /10(Thursday)

 「CYBIZ」の最新号が送られてきた。神田のビルの一部屋で長時間の討論をした結果の記事が載っている。あのインタビューは本当に長かった。もうちょっと長い記事になっているのかと思ったら、コンパクトにまとまっている。たくさん撮った写真も小さく使われていて、それほど目立たない。雑誌を作ると言うことはなかなかノウハウがいることなのですな。やはりプロの仕事と言うことでしょうか。まあ、ラップトップも十人十色というかいろいろな使い方がある。ラップトップに興味がある人には、この記事はお奨めです。
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 どうやら学校でJamesに手紙を渡した女の子の一団がいたようだ。「これはなんて書いてあるのか」とJamesが私に聞いてきた。女の子の名前5人くらいの連盟で、

  1. プリクラを一緒に撮りたいこと
  2. オーストラリアでのインターネット・アドレスを教えてほしいこと
  3. Jamesはかっこいいこと
の3点がひらがなで書かれてあった。平仮名だったらJames にも読めると思ったらしい。

 ただちょっと字が汚かった。それでJamesは読めなかったらしい。日本では女の子が活発ですな。といっても男の子も積極的でしたよ。平気で我が家に泊まっていく子は多いのですが、Jamesが来ている間は宿泊した子供の数は一段と増えた。やはり興味があるのです。5人の連名で手紙を書いてきたというのが面白い。多分プリクラはオーストラリアにはないでしょう。彼も興味を持つかも知れない。
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 ニューヨーク・タイムズがネット上で読めない状態がここ一両日続いている。IDを変えたら、今までのと環境が違って、サイトが私だと認識してくれない。ニューヨーク・タイムズとは何回もメールをやり取りしているが、なかなか一件落着とはいかない。珍しいケースだ。ただしトラブルというのは起きたほうが良い。勉強になるからである。
  97/JULY /9(Wednesday)

 「まったく遅れている」と思われるかも知れませんが、新橋から初めて「ゆりかもめ」に乗ってお台場に行きました。久しぶりに昭和シェルの山本さんとメシでもと思って、「近くに行きますから」と言って打ち合わせしたら、どこかポイントがずれる。今年に入って同社が霞ヶ関から移ったことを小生が知らなかったため。

 新橋の駅で、「新交通システム」の駅を探すのにうろうろ。探して到達するまでに時間がかかり、駅の構内に入ると観光客に道をふさがれて閉口し....とまあ、色々ありましたがしばらくして海が見えるのが何とも良いですね。ちょっとした気分転換になる。新橋の駅でJRや地下鉄からちょっと歩かなければならないのが玉に傷で、かつどうもラインそのものが込んでいるのが日常の交通ラインにすることの問題のようですが、まずは快適な乗り物でした。

 行ってみると、噂に聞いていたフジテレビ、存在も知らなかったホテル日航東京など大きなビルもありますが、「これから」という感じが全体的にしますね。レストランなど揃っていない。青山から行くと、「新興ぶり」が目立つ。まあ面白い店もあるようなので、今度ゆっくり行きたい場所。ところで、あそこら辺で面白い店というのは何かあるのでしょうか。
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 本の発売日が「25日」だとお知らせしましたが、同日は全国の書店に配送される日で気の早い本屋には並ぶものの、正式には「28日」が発売日だそうです。月曜日ということになります。

 日経ビジネスの副編集長の菅原さんと記者の川合さんが取材に来られて、「なぜスピードか」という話をしばらくしました。まだ取材の方向も決めていないようで、これから徐々に8月の号作成に向けて詰めていくようです。彼等が言っていたことで一つ面白かったのは、「スピード」「スピード」という経営者は多いものの、具体的にどうして俊敏さ(agility)やスピードが必要なのかを明確に理解・説明できる人が少ない、という点でした。日経ビジネス8月号の「スピードの経営」もどのような形でまとまるか楽しみですな。
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 < a boy from au >ということで、chatのコーナーに久しぶりにちょっとまとまった文章をアップしました。会社でも電話の中の会話でも、「オーストラリアの少年はどうしてますか」と聞かれる。今日は誰だったかなトヨタの松尾さんにいきなり、「オージーの少年は....」と言われました。皆さんかなり関心がありそう。それではと文章にまとめた。これを読んでもらえば納得できるように。

 でもそこでも書きましたが、本当に良い経験をさせてもらっていると思います。James君にとっても、良い思い出になってくれれば良いと希望するばかりです。彼は明後日から「富士登山」に挑戦です。東京も少し涼しくなってきた。富士山は寒いかも知れない。色々な日本を体験して欲しいものです。
97/JULY /8(TUESDAY)

 ついに本は、直そうとしても直せない段階になりました。すべて日経さんにお渡しして、あとはよろしくという状況です。でも出版の約20日前までいじれるというのが凄いでしょう。将来はもっとこの期間が短くなるのではないでしょうか。刷り上がるのが25日、全国で本屋に並ぶのが28日だそうです。(早い書店は25日から)

 最後の最後になってやはり文章をチェックする中で気が付いたのは、紙の「一覧性」という優れた特質です。紙の製品として出るわけですから、やはりペーパー上で最終的にチェックするのが一番良い。最後は形を見るわけです。全体を一覧しながら。やはり昔ながらの「赤筆」を入れるという作業になりました。手を入れて直し、直してまた手を入れの連続。やっていて本当に思ったのは、「ATOM」は形だと言うことです。「BIT」は「0」「1」の数字の組み合わせですから、形にはならない。両方とも、TPOで使い分ければよい。しかし、最終的な形は「ATOM」だと。
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 「フィナンシャル・タイムズ」と「エコノミスト」に、通貨統一後の欧州の物価の行方について同じ様な記事が載っている。そこで出てくるキーワードが「price harmonisation」、つまり価格調和(一体化)。どういうことかというと、euroという統一通貨が出来てドイツの物品もフランスのモノも同じ通貨単位で表示されて、しかも「為替リスク」がなくなる。そしたらその後の欧州では当然「モノの値段が国境を越えて一段と接近する。しかも、安い方に鞘寄せされる」結果になる、という事です。それを「harmonisation」と呼んでいる。

 もう一つのキーワードも出てくる。「price transparency」。つまり、価格の透明性。ドイツの業者がフランスのワインを輸入して売る。どこまでが輸入にかかわるコストか、為替によって生じたコストか今までは必ずしも明らかだったわけではない。しかし、同じ通貨(euro)での表示になれば、価格の透明性が高まる、というわけです。

 この議論は非常にわかりやすい。確かに同じモノの値段でも、九州と北海道では違う。輸送コストがあったりするからです。しかし、同じ円建てで九州では北海道の二倍するというようなモノはごく少ないでしょう。しかし国が違えば今までは関税や情報格差、モノを動かす際のコストなどなどで、二倍くらい価格が違ったモノはいくらでもあった。欧州では、その格差がなくなる、とこの二つの紙誌は主張している分けです。

 しかし小生の今回の本での議論は、「別に単一通貨にしなくたって、同じ事は起こるでしょう」というものです。つまり、ベルリンの壁が落ちたことによる市場経済の拡大とデジタル・ネットワーク革命で。エコノミストの記事の頭にある絵が面白い。ドイツ・マルクやフランス・フランの壁をブルトーザーが壊している図式。確かに「通貨」は一つの壁です。それが崩れる。しかし、「壁」は「通貨」だけではない。規制もそうだし、情報が伝わらないことも「壁」です。私は、「市場経済の拡大」と「デジタル・ネットワーク革命」の両方が、いわば「壁崩し」のムーブメントそのものではないかと議論しているわけです。だから物価は世界中で上がらないとの議論を展開している。
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 こうした「経済」に関する議論をする時に一番しっかりした見方を提供してくれるのがしらちゃんです。彼は若いですよ。だけども、今日本にいるエコノミストでongoingなデジタル・ネットワークの動向にも詳しくて、経済学の知識も充実していて...さらに探求心が旺盛でという人間は数少ないと思っています。マスコミに出てくるのは、みんなできあがった倒れそうな連中ばかり。「公共投資さえやれば、景気は良くなる」式の。

 彼のホームページ作成の狙いは「金融・経済の理論的・実証的研究に携わる人たちのお役に立てば..」というんです。でも冗談ではなく、「独り言」のコーナーにアップされる経済に関する短文は、非常にポイントを突いている。お奨めコーナーだし、今私が一番注目しているサイトですな。
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 おっと、Jamesが何をしていたか。私が貸し与えたコンパックを一生懸命いじってますね。色々文章を作っては、オーストラリアに送っている。友達からもアンサーが返ってきている。でも、「お茶でも」と言うと素直にリビングで30分でも話をする。よくできた子供です。今日は午後9時から一時間弱、私と息子で James に麻雀を教えました。なんとJames は四暗刻をてんぱったのです。「緑」と「4ピン」待ちで。結局出上がりでしたが。しかし一番勝ったのは息子。彼には小学校2年か3年の時に教えた。もう役もほとんど知っている。私が彼の「間八万」待ちに振り込んで、三色などの上がりで。結構Jamesも楽しそうだった。絶対数字の勉強にはなる。「伍」なんて普通「ご」と読めないでしょ。彼は読めるようになった。(^_^)(^_^)
97/JULY /7(MONDAY)

 今日はわざと遅く帰りました。というのも理由があって、親二人があまり不自由なく(下手ですが)英語を話し、James も日本語より英語の方が楽となると、どうしても「英語で」となってしまう。当然、日本語しか話せない13才の息子は浮く。ましてや、James の興味がどちらかと言うと私のコンピューターにあれば、もう図式は見えたようなもの。それは両方の子供にとって良くない、と考えたからです。だから、帰らないのが良い(もう一人は居ますが)。また明日は「Only Japanese」の日として、日本語以外は話さないことにしました。明日は小生が早く帰る。James も日本語をブラッシュアップするというのが来日の一つの目的ですから。多分、木曜日は親は両方とも帰らずに、子供二人をほっておくことになると思います。困れば何とかするでしょう。といっても10時ごろには帰りますが。

 そこで今日は何をしたかというと、ちょっと食事も飽きたし久しぶりに少し上級のレベルに近い連中(といっても社内ですが)を集めて麻雀をしました。9日に安田信託の山ちゃんと対抗戦もあるし、ちょっと練習。結果は、所場代にお釣りが来た程度で終わり。波風立てずというやつです。本を書いている間はさすがに雀をする暇はなかった。久しぶりに誘いの電話をしたら、あちこちから「どうしたの...」と聞かれましたな。そりゃあそうですよ、「好き者」で通っていたのにこの半年以上まったく参加しなかったのですから。でも、しばらくやめるとまた新鮮ですからそれはそれで良い。しばらくは社交月間ですな。
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 net meetingやインターネット・テレフォンに関しては、色々な人から情報をいただきました。many many tks。まあ、何時か試してみても面白い。通産省(郵政省かな)だかがインターネット電話を解禁するとか何とかニュースに出てましたね。技術が市場を開き、その市場がまた技術を育てる。だから、何でも速く認めれば良いのです。もたもたしていてはいけない。最近本当に思うのですが、使えば使うほどコンピューターも「こういう使い方ができるかも知れない」と思いつく。つまり、手についてこないと駄目な面がある。通信もそうでしょう。

 公開しているURLとは全く別に、特定の目的のために一定の人にしか公開しないURLを作るのを思いついたのも、インターネットを使い始めてから数ヶ月後の事です。ある程度、使わないと何も思いつかない。私の今度出す本も、やはり2年以上「ああでもない、こうでもない」「あ、こんな事もできるんだ」と発見し続けた結果であって、ネットを全く知らない人には絶対書けない本です。やはり、人より速め速めに色々なことをする価値はある。特にLANを引いてから家の中でも、コンピューターの使い方は格段に向上しているというか、うまくなってきたし、知恵も着いてきているように思う。多分、社会全体がネットワーク化するとそういうことになるのでしょう。つまり、使い方が社会全体の知恵となり、それがネットの価値をまた高める。
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 私の分だけではなく、メールがJAMESにも来だして、ちょっと本数が増えている。彼にメールを送ってくるのはオーストラリアの友達です。内容はむろん見ませんが、結構いろいろな人間が送ってきているようだ。裾野が広いと言うことだろう。15才の少年の世界がネット上に広がっているのを見るのは、やはり驚きである。

 e-mailと言えば、渡米の為しばらく音信不通でホームページも更新されていなかった山形さんからメールで、「無事着きました」とあった。diaryも6日まで更新されている。これからは彼女の「アメリカ通信」が読めるというわけです。ところであゆちゃん、diaryに渡ると過去分がずらっとでてくるのはどうにかしたらどう。最新の奴が出てくるように(^_^)(^_^)
97/JULY /6(Sunday)

(^_^)(^_^)  Hi everyone this is me this is me with Taku and his Aunt, Uncle and Cousins at a traditional Japanese Soba restaurant.

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 朝起きて、「もうプールに行くしかない」と思いましたね。全員起きたのが10時過ぎ。それから朝飯を食べて、家を出たのが11時30分ごろでした。豊島園まではそんなにかからない。直ぐなんですね。昼の12時から午後2時くらいまで。クソ暑かった。でもプールにいれば、この暑さもやや許せる気持ちになる。それでも、2時間もいたらぐったり。James 君も珍しく、「so many people」ですと。確かに豊島園の人出は凄かった。

 豊島園から家に帰り着いたのが午後3時くらいですか。それから何をしたかというとシエスタをしました。豊島園に行った全員で。近所の子も二人行きましたから、その子達も。私はJamesとソファで眠りに落ちていました。西陽が暑くて起きたのが、午後の5時頃。そして再び出かけたのが、千賀子様推薦の深大寺。シエスタすると、その後の行動も軽くなる。

 深大寺に行ったのは、分けがあったのです。建設会社に勤めている弟が7月7日にタイに長期出張になる。最後の飯会をと思ったのです。彼等の住所は調布。そしたら、都心にはあまりないあの周辺の静かなところが宜しいと思ったんですな。蕎麦屋の前で取った写真が右上の写真です。この蕎麦屋、「雀のお宿」というのですが、あとで見たら内藤君の深大寺そばマップに出てましたな。結構うまかった。

 なかなか良いですね、あの辺は。しかし、大部分の蕎麦屋は午後の5時には閉まるのだそうです。特に土日は。「雀のお宿」は、午後の7時までお客を入れていた。離れもあって、都心にはない作りをしている。ビールは「深大寺ビール」という地ビールを飲みましたが、これはどうもあまり感心しなかった。まあ、珍しいモノを飲むのは嫌いではないのですが。でも、また行きたいエリアです。
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 家に帰ったら James 君が「net meeting」をやりたいと言い出した。ウーン、それって小生も一度も試したことがない。これは、小生も「面白い」と言うことになったのですが、なぜかうまくいかなかった。ちょっと勉強ですな。どなたか「net meeting」に詳しい方、「how to use it」を教えていただければ幸甚です。

 あんまりコンピューターに興味を示すから、小生のラップトップを自分の部屋にもっていかせて、貸しちゃいました。メールを作ってはオーストラリアに送りたいともって来るんでしょうな。まあ、そのたびに送りましょう。冒頭の英語は、彼がオーストラリアに送ったメッセージです。私からも、

 Good Luck To The People In Australia !!!!!

 (追伸)それから、James 君から一つ依頼があって上のjpgをビットマップに転換したいそうです。オーストラリアの彼の家ではビットマップしか扱えないそうで、小生それをどうすれば出来るのか知識がありません。多分、ソフトウエア一つあれば簡単なんでしょうが。any idea ???? ←これはその後ソフトウエアが見つかりました。tks
97/JULY /5(SATURDAY)

 暑い一日でしたね。外に出る気もせんですわな。これでは。で、結局夕方5時近くまで家にいました。James 君も杉並の学校に行って疲れていそうだし、昼寝でもと言ったら午後2時から2時間半くらいびっしり寝てましたね。彼が寝ているのに、人気があるのか我が家の息子の学校の友達が男4人、女性4人来て、騒がしかった。女性達は直ぐ帰りましたが、この男どもをつれて結局夕飯まで食うはめになりやした。夕方から出かけて、小生も初めての新宿都庁の展望フロアに上った。風があったから風景は良かったけど、あそこの飲み物は高い。

 そのあとヨドバシカメラなどがしゃがしゃしたところを見せて、南口を通って高島屋をちらっと眺め、東口に出て伊勢丹の前の「ねぎし」に行くも人数が多すぎて入れそうもなく、結局落ち着いたのが随園別館。久しぶりでした、ここにくるのは。おじさんがいて、なんだかやせたので「どうしたの」と言ったら病気をしていたのだそうです。今回復の途中にあると。はやく直ってほしい。

 夜8時半ごろ皆で帰ってきたらCompte君が「友達にメールを打つので貸して欲しい」というので、コンピューターを貸したら長くメールを打ってました。オーストラリアの彼の友達からもリターンのメールが返ってきていた。当たり前だけど、ネットワーク友達とはどこにいても連絡が取れる世の中です。彼は主なメール友達が3人いるという。日本の中学生で、3人のメール友達を持っている子はどのくらいいるのだろうか。

 家でもワードを使っているらしくて、ラップトップで何も小生に聞かずにメールを打っていた。次に何をするかと思ったら、「7月7日が妹の誕生日なので、ペイントしたい」と言い出した。その場所が分からなくて小生の所に聞きに来たわけです。アクセサリの下ですから、ちょっと探せなかったのかも知れない。

 プログラムを出してやったらさらさらさらと「HAPPY BIRTHDAY」と書きました。マウスを使って、色を付けて。それを自分のメールに添付してちゃんと送ったんですな。オーストラリアへ。ナイス。この間小生には、2〜3点の質問をしただけ。慣れているんです。

 彼がコンピューターを操作するのを見て、ついスーファミ、プレステしかしない日本の子供達の事を考えましたね。やはり教育が行き届いているんでしょうね。ネットワークの使い方が全然うまい。プレステなどの操作は日本の子供達が方がうまかったのですが。まあ、彼が居る間にいろいろ気づきそうです。また書きましょう。
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 先々週行った尾道で講演したさいに来ていた記者の二宮さんから、「びんご経済レポート」という月三回のレポートを送ってもらいました。もう34年も続いているレポートらしい。その一ページを割いて、私の講演の内容などを取り上げて下さっている。ありがとうございました。 97/JULY /FOURTH(FRIDAY)

(^_^)(^_^) Hi mum this is James in Japan ! Everything is allright. This picture is taken during the sunset with members of host family in Tokyo Friday. Hope good night and good luck !
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 ジェームズ君(15才、168センチくらい)とは、写真のような少年でした。オーストラリアの彼の親が見れるように張ったもの。左が我が家のもう一人、ジェームズの右が我が家のどら息子(13才)、その右が近所の子(同)。何でも迎えに行ったもう一人によると、ジェームズ君は仲間の中では小柄だったそうな。「もしかして俺より大きいのでは」と思っていましたが、ほぼ同じ背丈で良かった。

 彼が我が家に来て最初にしたことの一つは、私のインターネットを通じてオーストラリアの親に電子メールを打つことでした。やらしてみたんですな。キーボードが違うはずだしと思って近くに立って。そしたら、インタネット歴4ヶ月だけど、子供は覚えが速い。さっさっとメールを打ちました。(そのついでに、友達3人に長いメールを出していました)その下に私が「HIHI....」と向こうの親に挨拶して、そして小生のホームページのアドレスを教え、そしてこの写真に到着する手順を教え、そして一段落しているということです。インターネットで日本にいる息子の写真を見れたら、向こうの親も嬉しいでしょう。

 なんでもオーストラリアは ISDN がまだ少ないのだそうです。「うちのは遅い」と嘆いてました。でもこのペンティアムはいくつかとか、メモリーはどのくらいとか、いろいろ聞いてくる。なかなか頼もしい。聞ける人間は成長する。昨日はディズニーランドに行って、今月の半ばには富士登山をするそうです。なかなか活発ですな。明日は午前中は学校で、その後ですな、何をするかは。
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 「本が出る」と書いたら、あちこちから「紹介したいから」と来ましたね。テレレートやロイターの雑誌などが速かった。まあ、それとなく言ってありましたから。8月に「日経ビジネス」が「スピードの経営」という特集をちょうどやるらしいのです。そこで、来週に取材も入りました。しばらく忙しくなりそう。ロンドンの両角さんからは

 ご無沙汰してます。

いやー、面白そうですね。早速注文してしまいました。
もっとも、ロンドンまで来るにはしばらくかかるでしょうが。楽しみ。

 お気が速い。「注文」という単語が出てきたのは、これが最初でした。

97年07月03日

 明日からオーストラリアのコンプト君が来てちょい忙しい(普通にしてますが (^_^)(^_^))し、もう原稿も大所では日経に渡してしまったし、diaryを読んでいらっしゃる方には正式発表といきやしょう。

 何の本を書いていたかって。私のマーケットを見る目と、ホームページ開設一年でのネット経験を通して、「今の世界経済の構造と今後」を予想した本です。半分「経済」、半分「デジタル」と言って良いのか、為替の事は事例として触れているだけです。もっとベースの為替や金利を見る上での小生の「今の世界経済」の構造に関する考え方の本です。

 実は、自分の本を書くチャンスは94年にも一回あったんですね。同年の春にFORESIGHT(新潮社の国際経済雑誌)に二号連続で「大競争時代が始まった」という論文を書いた。これが幾つかの出版社の目にとまって「どうですか...出版しません」という話が来たのです。しかし、まあ雑誌が新潮社でしたし「新潮社から出そうか」と思っているうちに時間がたってしまった。当たり前ですが、新潮社は経済には強くなかった。

 今考えると、この「大競争時代」はその後凄い流行語になりましたから書いておけば良かった、と今でも思います。そのうちテレビが始まってそれどころではなくなり、やっとテレビが去年の9月に終わってしこしこと書き始めて、日経の田口さんに励まされながら、またネットの方々にも色々ご意見をお聞きしながらやっとこぎ着けたわけです。「欧州の挑戦」という翻訳本(共訳)は出したことはあるのですが、一冊全部自分で書き下ろしというのは初めて。疲れたけど、やはり嬉しいですね。題名と出版日(予定)と価格、それに主な章立て(微調整あり)は以下の通りです。

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「スピードの経済」

    世界経済のビッグバン

    (日本経済新聞社刊)

      発売日は7月25日

      1600円+消費税

 

前書きーー世界経済のビッグバン

第一章 「スピードの経済」(economy of speed

ドッグ・イヤー( dog year

八つの理由――「スピードの経済」

「スピードの経済」の形

適地生産・適地処理

インフレの死(death of inflation

 為替とインフレ

 NAIRU

変化を追えない統計

後追いのシステム

第二章 地球を覆う市場経済

「壁崩し」の時代

<冷戦の終結>

<豊かさへの渇望>

<途上国への資金・技術移転>

<一つの情報箱に>

<規制緩和の進展>

<交通手段の普及・廉価化>

「供給ショック」

「平準化」と「超平準化」

将来の懸念

第三章 デジタル=「融合」の技術

情報のシルクロード

What is digital information ?

「速い、簡単、気持ちいい」

デジタル・ネットワーク革命

ネットワークをリードするINET

ビジネスでの威力

ベクトルは一つ

第四章 “フラット化”の始まり

変わる社会の形

  「無リーグ化」(leveling of playing field

  「主体的参加の時代」(poly-agent society

  「経路拡大の経済」(economy of multi-options

物価抑制の技術

金利上昇を抑制

力増す「標準」

氷解する難題

道を駆けるデジタル

第五章 金融変えるイノベーション

原動力は技術革新

「ネットワーク革命」下の金融

<業際の希薄化>

<他業種との競争・提携>

<アンバンドリングと証券化>

<瞬時化・グローバル化>

<事務コストの削減>

広がるde facto standard

変わる金融の世界

第六章 アングロ・サクソンの復権

変わる位置取り

「世界共通」「過去より現在」

「唯一の経済超大国」

先行の理由

<労働市場の柔軟性>

<トップダウンの意志決定>

<移民国家文化>

<発達した金融市場>

<標準化する英語>

<個性重視>

苦悩する欧大陸

素早い対応の途上国

第七章 揺さぶられる日本的慣行

作られた悲観論

What is good with Japan ?

What is wrong with Japan ?

「適応」か「拒否」か

余儀なくされる「適応」

「国」への固執は時代遅れ

見直される独禁法

第八章 「スピード」への挑戦

winner-takes-all economy(勝者一人勝ちの経済)

ネットワーク社会の光と陰

教育=最重要の課題

日本が直面する課題

<縦割り打破=横断的に>

<内向きから外向きに>

<人事・雇用制度の見直し>

<低インフレ時代への備え>

<英語力の充実>

<コンピューター教育>

<活力第一主義>

マーケットとの対峙

Sea change の時代――終章


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 ちょっと長くなって済みませんが、マーケットを常に見ている目とこの一年どっぷりコンピューター・ネットワークに浸かった成果でしょうか。まあ、私にとって一つの区切りですな。ongoingな事を対象としていますから、私の推測でかなり大胆に断定した所がある。しかし、今のような変化の時代には「こうではないか」と自分でシナリオを組み立てる、それを立証しているのかもしれない様々なニュースや話題や事例を拾いシナリオを組み立て直す、というのが非常に大事だと思っています。それをやったと言うことです。細かく「これはこうじゃないのか」「これは論理にちょっと飛躍が」というところはあると思います。

 もっともっとリファインできたと思います。しかし、ongoingな事を何時までも「もっと」と待っていても仕方がない。今の日本に元気になって欲しい、元気になれるのにという気持ちがありました。一番悩んだのは本の題名です。「大競争時代」も考えましたよ、正直。しかし自分で3年以上も前に使った文章の題名を使うというのも「古くさい」感じがありましたし、私の今の世界観では「競争ばかりではない」という判断がある。デジタル時代はやはり「スピード」が一つのポイントです。しかし、「スピード」には価値観がない。英語には「agile」という言葉がある。実際に「agile management」という単語もできている。しかし、馴染みがない。せっかく書いたからにはより多くの方に読んで頂きたいじゃないですか。そこでちょっと不満はあったけど、「スピード」を選んだ分けです。うーん、例の「スピード」と間違えて本を買うおっちょこちょいの女子中学生がいるかもしれないな.....。
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 予定では、7月25日に発売になります。よかったら本屋で手にとって買ってやって下さい。私のない知恵を絞り、本当にネット上でおつき合いのある方々に教えられながら書いた本で、

Special thanks to the readers of this diary !!!!!

というわけです。

GOOD LUCK TO YOU ALL !!!!!!

97年07月02日

 大勢の方からアイデア頂きました。many many tks。三鷹と調布の間の深大寺周辺を推薦してくれた千賀子様(男性のハンドル名です)、日光のニンジャ村を推薦してくれたnoriちゃん、それから高速エレベーターに趣味があって、東京地裁の地下の食堂、秋葉原などを推薦してくれ、かつ日本の郵便局で10円で通帳を作り、それをおみやげにすることを提唱してくれた服部さん。服部さんは、また「秋葉原の交通博物館」「葛西の地下鉄博物館」を提唱してくれました。皆さん、many many tks again。

 これだけアイデアがあったら、もう楽です。日本の郵便局で10円で通帳作ってオーストラリアに持ち帰るってのは、なかなか good なアイデアですね。日曜日の天気の具合や、彼の希望を聞いて決めたい。一ヶ月とか、半年とか長ければもっと予定の立てようがあるのですが、10日間じゃね。土日のどちらかは近くを自転車で回る、というのをやりたいと思ってます。
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 インターネットって、本当に....便利ですね。日経さんの記事「地球回覧」で「フォーリン・アフェアーズ」に「ビジネス・サイクルの終わり」という記事があるというのでちょっと調べたら、一発でしたね。この隔月誌は、http://www.foreignaffairs.org/にありました。「まあ、欲しい記事の全文はないだろう」と思っていたら、この号では特集記事だそうで、ちゃんとありました。「THE END OF THE BUSINESS CYCLE」がそれ。アメリカ人は、「THE END.....」が好きと言うことでしょうか。「歴史の終わり」というのもありました。

 内容については金曜日のNEWS AND ANALYSISで取り上げるつもりですが、今一番興味のある問題です。
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 ところで今日は皆さんには、次の二つのチェックを推薦します。

おこちゃま度チェック20!
Top 20 Checkpoints of Your "Japanese Businessman" Likeness

 です。ウーン、なかなかいいのはチェック自体が「ジョーク」になっているということなんですな。そうnoriちゃんの一連の「チェック・リスト」シリーズの一環。あたしゃ、前者が「7」、後者が「1」でした。このdiaryを読んでいる出版社系の方々、独特のノリがあり、売れると思うのですが。もっとも、本人は嫌がってますけど.....私か本人にご連絡下さい。(^_^)(^_^)

97年07月01日

 私みたいな人は結構いたみたいですな。つまり、香港の中国返還を夜遅くまで見たという人。内藤さんもそうだったみたいです。彼は、午前2時半まで見たという。50年後の「一国二制度」の解消を見るのは、なかなか元気な私でもしんどい(^_^)(^_^)。もっとも、前倒しで決着が付くかも知れませんが。
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 「何も特別なことはしない」つもりなのに、結構家のそこかしこを片づけ始めちゃいましたね。やはり遠方から来るお客さんには、気持ちよく過ごしてほしいと思うし、あまり日本の印象を悪くしてもらっても困る。特に共用部分(シャワールール兼風呂やトイレ))はポイントですな。最初から汚いわけでは全くないんです。綺麗にしてます。が、より feel nice にと思う....。

 頭を悩まし始めたのが、土日に Compte君(オーストラリアン、中学生、男子、15才)をどこに連れていくか。土曜日は半日学校で午後が、日曜日は一日フリー。今日も小林君、内藤君と昼飯を食いながら、「温泉がいい」「両国の江戸博物館は」「長野県の諏訪は」などいろいろなアイデアが出ました。

 一つ小生が考えているのは、自転車で家の周りを子供達を引き連れてうろうろするというやつです。家の周りには、いっぱい彼の地から来た人間には面白いであろうものがある。多分、自転車には乗れるでしょう。妙法寺もいいし、大宮八幡もある。これは子供達だけで行かしても良い。雨が降っていなかったら。釣り堀で釣りをさせる、なんてのは彼にとってショックかも知れない。釣り堀ってアメリカにあったかな。日本以外の国にはあまりないような気がする。

 永 六輔じゃないんですけど、「旅は隣の曲がり角から」っていう面があるじゃないですか。住んでいたニューヨークを思い出しても、有名なところも思い出すが、自分が住んでいた家の直ぐ近くの家の玄関とか、そういうものを結構覚えている。犬の例の本能ですかね。キャッチボールや野球で遊ぶというのも考えたんですが、野球がオーストラリアにあるかどうか。

 まあ、でも一番重要なのは、本人の希望を聞くというやつですかね。でも、ちょっとアイデアあったら下さい。特に雨が降った日曜日のケース。一日家にいてもいいけど、ちょっと退屈するでしょ。そのときは、小林提案の「江戸博物館→国技館コース」かな。水天宮はまだ関係なさそうだし。ディズニーランドはもう彼等(全部で13人)は行ってるんですな....既に。

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