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2007
12/02
Sun

2007年12月01日(土曜日) グルテンフリー

day by day

 (23:54)実に暖かい。地元の人は「おかしい」と言っているのですが、まるで春のようです。紅葉が真っ盛りなのに。いくらワシントンの南、フロリダの北と言っても、地元の人が「今年は異常だ」というのですから、そうなんでしょう。

 一日の大半を、ローリーの街やその周辺で移動したり取材したり。今回の取材の目的はアメリカのエネルギー政策の変化を現地から見ようと言うことです。ドイツからの取材の繋がりでもありますが、今年の6月はワシントンやカリフォルニアなどの連邦・州政府レベルの取材が主だった。今回は地元、現場、地方レベルで何が起きているのかを見ようと言うわけです。取材が本格化するのは週末明け月曜日からですが、アメリカ人の考え方を変えつつあるかもしれない現象は、日本で報じられている以上に各地にあることがわかりました。

 例えば当地のTHE NEWS & OBSERVERという新聞の金曜日の一面トップは、「Droutht's direst blow may hit durham first」というのです。「direst」という単語はブックシェルフを見てもないので、多分「direct」の間違いでしょう。まあアメリカの新聞にはたまにある。

 Durhamというのはグーグルアースで調べるとローリーから北西に少し行ったところです。つまり、今私が今いるローリーの直ぐ近くで、「早魃が起きている」ということです。地元の人も、「酷い」と言っていて、この街にはにはデュークという有名大学もあるのですが、記事の書き出しはこうです。

DURHAM - With central North Carolina suffering through the worst drought on record and a projected dry winter ahead, the Triangle is as close as it has ever been to severe restrictions limiting water use to hygiene and extinguishing fires.

Durham, with just 59 days left in its main water supply, could be on the front lines of this worst-case scenario.

Up to now, the prospect has been too far-fetched to entertain in detail, which is why there are few specifics in Durham ordinances about what would happen if the drought doesn't let up. Raleigh also lacks a set plan for an end-times-type drought.

 最近ではカリフォルニアの山火事、数年前にメキシコ湾岸を襲ったカトリーナほどではないが、「史上最悪の早魃」がノースカロライナ州の中部を襲っているなんてのは、たまたまここに来なければ分からない。新聞記事によると、お隣のジョージア州でも雨不足は深刻なようです。彼の地の新聞をネットで読むと、「水不足にはこれこれをしてこう対処」といった記事がある。この早魃の影響を受けた池も後日見る予定です。

 他に気になった記事には、「Going Wheatless」がある。「小麦抜きで行く」というのは「なんじゃこりゃ」と最初は思った。しかし読み進むうちに、これが数多くのアメリカ人にとって大きな問題だということに気が付いたし、気になる単語も発見した。「China-free」に続く「Gluten-free」です。以下に紹介する記事は「グルテンなし」がウリになって商売が出来ているという話。

Going wheatless

More businesses cater to the $696 million market for gluten-free foods

David Ranii, Staff Writer

Some people just don't get it when Nell Killette tells them she can't eat foods that contain wheat or other glutens.

"People look at you like they are shocked that you can be gluten-intolerant," said Killette, a retired accountant who lives in North Raleigh. "Wheat is in everything."

Despite such reactions, Killette is among a growing group of folk who are becoming a potent consumer force.

Gluten-free menus have cropped up at restaurants. National chains such as Outback Steakhouse and Chick-fil-A have them -- online and, if you request one, on site. So does the Red Bowl Asian Bistro, which has locations in Cary and Charlotte.

Meanwhile, sales of packaged foods labeled "gluten free" are booming.

"We have doubled our sales in the past year," said David Pelfrey, assistant regional manager at Kroger.

Increasing awareness and diagnosis of celiac disease is a major factor in the trend. The recommended treatment for celiac, an intestinal disease that affects an estimated 3 million Americans -- most of whom haven't been diagnosed -- is avoidance of gluten. That includes all types of wheat, rye and barley.

 この中に「gluten intolerance」とあるのは、「グルテンが耐えられない」ですから、要するに日本語流に言うと「グルテンアレルギー」です。正式には「セリアック病」と呼ばれるらしい。しかし、日本ではあまり馴染みがなかったと思う。少なくとも私は直ぐには分からなかった。あるサイトには、「セリアック病の人がグルテンを摂取すると腸からの正常な栄養の吸収ができなくなってしまい、時には命に関わることもある」と書いてある。

 この記事には、「このアレルギーに悩むアメリカ人の数は300万人」とも。確かにそれだけいたら、レストランにしろ、クッキーにしろ「グルテン抜き」を売り物にするところも出てくるだろう。「グルテン抜きのパン」はちょっと考えられないのですが、アメリカでは出来てきているし、日本のメーカーも特殊なパン焼き機を考案しているという。

 「セリアック病」(celiac disease)はなぜか日本人には少ないらしい。しかし日本にもあるのでしょう。帰ったら探してみよう。

15:19
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