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2017
10/03
Tue

希自公の連立 ?........彼女にとっての早道

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 (11:15)頭の体操です。私がそれを希望しているとか、そうなるだろうとか考えているわけではない

 視点を「女性初の日本の首相」になりたいであろう小池百合子(今は都知事)に置く。多分彼女にとって一番良いのは22日の選挙結果を受けて、「希望+自民+公明」の大連立政権ができる事です。というか「作る」ことです。

 選挙戦を戦ったばかりの政党が連立 ?と思う人もいるかも知れない。しかし先進国に例はいくらでもある。つい先頃までのドイツがそうだった。ましてや自民党と希望の党の政策は、ドイツのキリスト教民主同盟と社会民主党の間よりも極めて近い。

 今見える違いは19年に消費税を上げるか否か、原発をどうするかだけです。その他は憲法改正を含めてほぼパラレル。多分小池さんはこう考えている。過半数の233を越える候補者を用意するが、多分過半数を単独で取ることは難しい。

 取っても「希望の党」には十分な政権運営能力があるかは全くの未知数。多分小池さんが全てを差配しようとするだろうが、政府のガバナンスはあまりにも複雑です。今の希望の党では誰にどの大臣をやらせるのが良いかも分からない。

 小池さんにとって一番良いのは、つい最近までいた自民党の比較的豊かなリソースを使うことです。人材、官庁のマネッジメント能力・ノウハウ、組織などなど。今日にでも希望の党は名簿を発表するらしい。しかし恐らくそこには国民が知っていて「この人なら任せられる」という人は少ない。都民ファーストの会のように。

 しかし選挙は国民が一人一票を持つ制度で、より多くの人が「安倍さんもいろいろ問題があるし、モリカケも曖昧」「ちょっと嫌な印象」「今回は小池さんに入れよう」と考える人が多ければ、予想外に自民の票が減り、希望が増える。  彼女の視点から言うと、一番良い選挙結果は

  1. 希望の党が第一党で獲得議席は220と過半数にちょっと届かない程度
  2. 第二党が自民党で獲得議席は200飛び程度

 が良い。その場合「希望の党+維新の会」の連立も取り沙汰されるだろうが、それは現実的ではない。直ぐに政権運営に行き詰まる、と私は思う。両党に政権担当能力のある人は少ない。

 小池さんとしては経験豊富な自民党の人材を使いたいだろう。若狭、細野両氏くらいは閣僚に取り立てるかも知れないが(そうでないと格好がつかない)、実は小池さんはこの二人をあまり信じていないと思う。だから簡単に「リセット」の対象になるし、若狭発言を簡単にひっくり返す。

 しかし彼女が自民党を出るのに逡巡したことで示されるように、彼女にとっては自民党はいろいろな意味で魅力があるはずだ。人材も相対的に豊かで、適切な配置をすれば政権も長持ちする。女性初の首相が一年ももたないのでは歴史に残れない。

 自民党はそれを飲むか。飲むと思う。なにせ村山さんの社会党とも組んだことがある政党だ。なにせ憲法改正が出来る。だから小池さん的には希望の党が第一党になって、「希自公」連立政権を樹立し、そのトップに自分がなることを真剣に考えているのではないか。

 65才というお年を考えれば、そのルートが小池さんにとってもっとも素早く「女性首相」に到達する道ではないか........とさっき考えた。むろんその前提はいくつかある。今回の選挙で結局小池さんが選挙に出てこなければこのルートはない。5日までは都議会だ。6日から注目。

 「希自」で十分なのになぜ公明党を入れるのか。それは東京と知事選挙で助けてもらった恩返しもあるし、大連立の中で自民を牽制するためでもある。

11:45
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