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2009
12/09
Wed

2009年12月09日(水曜日) 完璧な結婚

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 (23:56)今日大阪から東京に移動中のことです。午前11時17分新大阪発のN700だったのですが、静岡に入って富士山が見え始めた頃からいやにシャッター音が聞こえだした。前と後ろで。何かなと思って見た富士山がこれでした。笠雲とか笠富士と言うらしい。

 私も「へえ、面白い雲だな」とは思って、ケープタウンのテーブルマウンテンの上に出来るテーブルクロスのようだ......などと考えていたら、良い場所を通過してしまった。で写真が撮れずにこうしてネットで探しているのですが。昨日風が強かったせいか今日の東海道は非常に綺麗な景色だった。冬らしく空気が澄んで景色がキラキラして。

 ところで、「そういう組合せもあったか」と思ったのはスズキとフォルクスワーゲンのタイアップ。夕方記者会見があったので、今朝の日経でしたっけ、抜きはなかなかのものだと。しかし世界的なメーカーであるフォルクスワーゲンが相手にしたのが、日本のメーカーの中では小さいと見られているスズキ。ここがポイントです。

 スズキはインドに行くと大きいのです。存在感が。インドの乗用車市場はまだ月間17万台売れた売れないの世界で小さい。しかし伸びは大きく、その伸びの大きなインド乗用車市場で、シェアの50%を押さえる。マルチという名前でインドではもっとも人気のある車を作っている。ニューデリーの空港の近くの街作りにも貢献しているし、とにかく大きな存在なのです。

 だからフォルクスワーゲンは世界を見て決めたということです。そのフォルクスワーゲンは中国で存在感が大きい。上海で見る車には相当VWがある。インドに強いスズキと、中国に強いVW。これだけでもなかなかの組合せです。

 加えてスズキは小型車に強い。しかし、「うちは小型車だから」といって安心していたのか、環境技術に後れがある。しかも最近GMとの関係を断ち切った。対してVWは環境技術はまずまずだが、小型車技術がない。

 こうしてみると、完璧な結婚のようにも見える。国内で大きなトヨタとか日産とかは大きいけれどもVWから見ると魅力的ではなかった、ということでしょう。世界の自動車メーカーにとっては、ボリューム・ゾーン向けにどんな商品を持っているかが大きなポイント。その意味では、スズキは我々が思っている以上に世界における地位は高い。VWは良いところに目を付けた、ということです。

22:37
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