日々のライブな情報ページ

2014
04/15
Tue

またカズが面白い本を...

day by day

 (14:03)「やめないよ」(新潮新書)が面白かったので、その続編のように思えた「とまらない」を移動の際などに時間を見つけて読んでいたのですが、面白かったな。

 「やめないよ」は、皆が「あいついつまでやるのかな。やめないのかな」とカズの事を思い始めた最中に出たので実にタイムリーなタイトルの本だった。今回の「とまらない」はその時よりはタイトルとしてはインパクトに欠ける。

 しかし前回同様に面白い。ここまである意味「筋を通してきた男」「ひとつの事に全勢力をつぎ込んできた男」の哲学が随所に現れている。キザだけじゃない。スポーツ好きにはきっと面白い。いや彼も書いているが、ビジネスを含めていろいろな分野の人にとっておもろいと思う。

 前回の「やめないよ」(3年前)は継続宣言。今回の「とまらない」は現状告白。だから彼も本の最後で言っている通り「3年後はどうなっているか」についての決意はない。彼自身「どうかな」と自問自答している。

 現役としてやっていたらむろん凄いし、応援したい。日経の2週に一回のコラムはこれからも続けるようなので。3年後の本のタイトルはまだ見えていないそうな。彼なら原液継続も可能な気がする。だってプロ野球でも48(山本昌)がいたような気がした。

 同じスポーツジャンルの本として「4割は打てる」も読んでいる。記録を調べてもいまだに日本のプロ野球界には4割打者は一人もいない。しかしアメリカには8人いる。その8人が13回。しかし最後が1941年のレッドソックスのテッド・ウイリアムズで、それ以来ない。

 つまり日米とも近代野球では「4割打者」は夢なのです。今阪神のマートンが0.500でとんでもない打率であり、パリーグでも内川、長谷川が4割越え。しかし「シーズンを通してはどうか」という状況でしょう。

 しかしこの本は「それは出来る」と言っている。アメリカでは「ミゲル・カブレラ」「マイク・トラウト」などの名をこの本は挙げ、「では日本は」と言えば、村田修一、レギュラーでもない矢野謙次の二人を挙げている。そこでちょっと眉唾に思ったが、ま、読み進もうと思っています。

 打率が4割ということは、出塁率は5割を超えるでしょうから、確かに凄い。これから読みますが、一つの条件は「右投手が得意な左打者」と。あれ、イチローのこと、と。村田、矢野は違うけどな....と思って読みます。ははは。

14:15
2014
04/15
Tue

暮れなずむ大阪.....

day by day

 (00:03)夕べの大阪は綺麗な夕暮れでした。東京から早く着いたので、「そういえば大阪の夕暮れは最近あまり見ていないな」と思って、少し歩いたのです。月は「ほぼ満月」(ほぼ満)で綺麗だったし、何よりも適度に風があって、空気が澄んでいた。

暮れなずむ大坂の街 2014年04月14日午後6時半くらい 右の写真は大阪城の直ぐ袂から大阪の街の夕暮れを撮ったものです。実際にはこの写真より紅色に染まっていて、もっと綺麗だった。大阪城は建設された当時から残るものではないので国宝でもなんでもないのですが(国宝は姫路城とか松本城など)、闇夜に浮かび上がって、実に綺麗だった。

 一番綺麗だったのは、極楽橋から撮った左の写真かな。やや距離があって、闇夜にくっきりと浮かび上がっている。いろいろな角度から撮ったが、やや離れた方が良かった。一番難しかったのは「月」です。これは目で見た方がとっても綺麗。iPhoneの写真だとどうしてもぼやける。

 日経大坂支社の近くの大坂橋から「城と月」の良い構図があったのですが、近くの街路灯のオレンジ色の強い光が邪魔するのと、月がどうしてもばやけて良く撮れない。あれは多分技術が必要なんでしょうね。多くの人(大川向こうで"通り抜け"やってますから)がカメラを構えていたのですが、大部分の方が「良く撮れない」状態だったのでは。

闇夜にうまく城が浮かび上がっている 2014年4月。15夜に一日かける14日 同じ景色でも朝、昼、晩全く違う。かつこれはいつでも思っているのですが、景色というのは刻一刻変化する。ちょっと油断すると「その瞬間」が過ぎてしまう。写真の醍醐味なんでしょうが、その為にいつも首に大きな、高性能のカメラをかけている気はしない、といったところです。ランニングがてらだし。

 ところで、ウクライナ情勢。どうなっているのでしょうか。日本にいると「伝えられてくること」しか分からない。しかし世界のメディアも苦労しているようです。さっき読んだFTの記事の最後に

Are you in eastern Ukraine? Have you been affected by the unrest? You can email your experiences to haveXXXsay@bbc.co.uk using the subject line "Ukraine".

という一文を見付けた。メルアドは変えてあります。

 つまりウクライナ東部・南部に居る人に、「情報を送って下さい....」と言っている。そりゃそうだ。特派員はいても一人、二人でしょう。その場その場で何が起きているかは、その場にいる人しか分からない。

 現状はどうなっているか。退去期限の日本時間14日午後3時を過ぎること今は9時間。事態は緊迫度を増しているようです。好転がないままに。

 ウクライナの東部・南部のハリコフ、ルガンスク、ドネツクの3共和国で地方行政府の庁舎、警察署の占拠を続ける親ロシア派の武装集団は、この退去期限を無視。対してウクライナは反テロ掃討作戦の準備を進めている。

 しかし恐らくアメリカとNATOがその実施を思いとどまらせていて、しかしその間もアメリカとロシアの間の「言葉の戦争」(どちらが悪いか、どちらに事態を沈静化させる責任があるのか)がエスカレートしている。

大阪城の石垣と月 ほぼ満月で綺麗でした 一方でキエフの暫定政権は、「統治権の喪失状態」の中で、堪忍袋の緒をきらしつつあるし、それぞれの地方現場では緊張が高まっている、という状況。全体的には「話し合い解決の余地は大幅に狭まっている」という困った状況。

 今のところ17日の4者会合を「拒否する」と宣言した当事者はいない。しかしロシアとアメリカの言い合いは最近では経験がないほどの頻度と鋭さになってきていて、「落とし処」をなくしつつあるようなのが心配だ。

 ニューヨークの株式市場などはシティバンクの決算の予想より良かったことや、3月の小売売上高の1.1%増と良かったことから上昇して上げているが、先週の突っ込みを勘案すると自律反発の範囲か。

01:31
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