1997年から毎年ずっとやっている全日本鍋物研究会主催の鍋物コンテストの第8回大会(2004年大会)を新宿西口の東京ガス・ショールームで開催した。
今年は韓国マスコミの日本駐在員がご家族で参加したり、上海のギャルが加わったチームがあったりと国際化が著しく(?)進展。でも、大部分は毎年出てくるメンバーで、和気藹々でした。
開催日は、2004年の1月18日。寒い一日、晴れの綺麗な空・・・・ということで、絶好の鍋びより。毎年この時期になると、「ああ一年がたったな」と思うのです。もう8回の開催ですから、この時期になると「また鍋コンか、一年が始まったんだ...」と。今年もそうでした。資材やカメラなどを鞄に詰めて家を出かける。その時に、「今年も始まったな...」と。続けていることの成果でしょうか。
当日は11時頃に集まって、11時30分に創作鍋製作開始.....といういつものスケジュール。このコンテスト、第一回は1997年で、それからずっと続いている。伝統ある鍋物コンテストです。といっても、既に定着した鍋ではなく、出てくるのは創作鍋。つまり、参加チームはそれぞれ、かつ毎年出す鍋を考えなくてはならない。今回の参加鍋は
私は「上海十二楽坊鍋」チームの一員ではありましたが、司会なので鍋作りには参加しませんでした。その代わりに、上海から日本に留学している丁(テイ)さんが我がチームに参加。今回の鍋は彼女の発想になるものでした。味噌を使っての最後の味付けに特徴があり、投票を経た伊藤チームの成績は同票3位でした。
投票は何回も書いていますが、仲間内の投票。よって参加者の神経戦を含む。自分の鍋を入れて、あとライバル鍋にはちょっと控え目に投票と言うことになる。でも、回数を踏むと、どれが一番とか二番とかはあまり気にならなくなる。楽しめば良いのです。
参加者に加えて、見学者も投票権があります。見学者は一人4票を持っている。最後の開票の時が会場の雰囲気が一番盛り上がります。一票が入るたびに、「わー」「おー」と声が出る。今回もそうでした。司会をやっていて一番楽しい時間です。
回数多くやっていると、賞品も集まってきます。今回も私が覚えている限りで、東京ガスさん、群馬銀行さん、うまいもんドットコムさん、岩谷産業さんなどから、貴重な賞品を出して頂きました。これらの賞品も人気がある。今回も豪華な賞品でしたが、しかし皆が欲しいのは「鍋」と大書された書ですな。今回のも欲しくなる書でした。
最終的には優勝はみその秘密鍋でした。新宿のゴールデン街の店の経営者、それにそのお客さんを中心としたチームの作になるもの。私の記憶では、このチームは第六回も優勝している。強いチームです。いつも作っているだけあって、ユニークな鍋が出てくるのです。
このチームは、まとまりが良いのです。新宿ゴールデン街には私は最近は行ってないのですが、比較的狭いところに客が折り重なるような雰囲気があったと思った。和気藹々の雰囲気が、そのまんまで好感が持てたのかもしれない。
ま、言ってみれば「店の女性主人とその客達」という構成。うーん、でも連覇記録なしですから、来年はこのチームを凌駕する鍋を作らないと、なんて思っています。