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2007
06/08
Fri

2007年6月8日(金曜日)

日記
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世界的な長期金利の上昇の中で、ニューヨークをはじめとして株価が「調整局面」に入っている。バーナンキが市場変動のリスクに言及した直後での動き。それまでの世界的な株価の上昇を考えれば、筆者は今の動きはまだ健全だと思っているが、市場はどちらにしても行きすぎるケースがあるので要注意。

政策金利も上がっている。ECBは今週政策金利を4%に上げたし、ニュージーランドも同金利を8%に上げた。アメリカでも利下げ期待は萎んだ。ゴールドマン・ザックスが唯一「次のFOMCの動きは下げ」としてきたが、この立場を変えた。日本でも日銀の利上げ時期前倒し論が勢いを増している。

問題は、長期的なディスインフレ圧力が弱まっているかどうかだろう。今週ウォール・ストリート・ジャーナルには、長期的に見てもここ10年以上のインフレ抑制圧力が弱まっているとの見方を示していた。ただし筆者はまだ今の動きは、過去何回もあった「インフレの亡霊の短期的な起きだし」の域を出ないのではないか、と見ている。

もっともインフレ懸念は強い。アメリカの10年債の利回りが7日の段階で5.0%を一気に超えてきた。既に超えている30年債は今ニューヨーク市場を見たら5.22%になっている。10年債利回りは5.12%。アメリカの長期金利水準は明らかに過去10ヶ月ほど慣れ親しんだ帯域から上に抜けた。問題はあとどのくらい上げるのか。

この中でも日本の昨日の株価がしっかりしていたのは、「日本の長期金利上昇はむしろデフレ圧力の後退」を予感させるためでもあるし、日本の株価が世界の他の市場に比べれば出遅れたためとも考えられる。
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ところで私の新しいHPの立ち上げは、目標を来週の月曜日に設定しました。RSS機能も付けるので、ご期待ください。どのような仕上がりかは乞うご期待です。ただし、http://www2.gol.com/users/ycaster/をリンク先にしていた方は、早めにhttp://www.ycaster.com/に変えておいて頂ければと思います。前者はある時点、たとえば6月末にフェードアウトさせる可能性があります。今まではこの二つをほぼ同時にFTPを書き換えてきましたが、今後は私のHPを「http://www.ycaster.com/」に統一することになりそうです。

01:25
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