日々のライブな情報ページ

2016
12/09
Fri

なかなかナイス.....e-power

day by day

 (14:45)「これは結構トップを維持できるかも知れないな....」と実際に乗ってみて思いました。「いいとこ取り」が出来ている。

 番組と番組の間に時間がちょっと出来たので、「そうだ、新しいノートですの e-powerを試してみよう。もうそろそろ販売店にも来ているだろう」と思って、九段の日産自動車販売に電話したのです。

はっきりとロゴが 「乗れますか ?」と聞いたら「ハイ」ということなので、行って話を聞くと同時に、実際に皇居を一周走ってみた。良い感じでしたね。回生ブレーキがよく効くので、ブレーキはほとんど使わない。

 エンジンがあるので音はするし、加速するときに小型車特有の震えるような振動はする。しかし基本的にはそれは電気を発生する部分で、稼働は電気モーターですから、電気自動車特有のダッシュが凄く効く。乗り心地よし、です。回生ブレーキの効き具合も良い。

選択可 思ったのは「街乗りに良いのではないか」、ということ。もっともこのクルマのガソリンタンクを一杯にすると1000キロも走れるという。それはディーゼルの大型SUVに等しい。だからむろん遠出も出来る。

 でもちょっとスタイルがなあ。あのたれ目たれ尻的な。ちょっとスタイルを従来のノートから変更すれば良かったのに、そのまま。後ろと横に「e-power」のロゴ、前に水色のライナーがあるだけ。知らない人はこれは「e-power」だとは気がつかない。

 バックミラーも従来型と映像型を選べるし、値段は結構なオプションを付けて267なにがしだった。ハダカだと220程度とか。ナイストライではないでしょうか。一緒に皇居一周してくれた日産の人が、「うちがまさか、それもノートが一位になるとは」と。

希望 スタイル改善 ノートが年間販売台数一位になった一つの要因はこの「e-power」にあるらしい。「ほんとうにうちのクルマが一番になるのは久しぶりなんですよ」と彼も嬉しそう。「いいとこ取り」と書いたのは、「充電に時間を取られない」「従来のGSが使える」の2点です。すごく便利。

 いろいろなクルマが出てくるのは良いこと。消費者が用途に応じて選べる。ちょっと納得出来るクルマでした。

14:46
2016
12/09
Fri

どこか非論理的なような....

day by day

 (05:45)うーん、いくら考えてもようわからんのです。非論理的な動きのような気がする。韓国の今日午後の朴槿恵弾劾の動きです。

 だって弾劾のあとは最高裁の審議が待っていて、9人のうち6人が「弾劾に相当する」と判断しなければ朴槿恵大統領は職務復帰する。そのプロセスは長いし、最高裁の判断がどう出るかも分からない。朴さんが選んだ人も多いので。

 なので、朴さんを確実に政権の座から早期に引きずり下ろしたいのなら、セヌリ党が主張する「4月退陣、6月総選挙」が時期的に妥当かどうかは別として、与野党で合意すれば良い筈です。しかし野党は与党と話しもせずに「弾劾、弾劾」と叫ぶ。自ら朴槿恵生き残りの道を残しているように動いているとも思える。

 そもそもなぜ弾劾するのか、という点については、「大統領が自らの権限を少なくともチェ・スンシルに使わせることによって、財閥各社に70億円の資金を出させ、市場経済を乱した」からだそうだ。今朝のNHKはそう報じていた。

 しかし客観的に考えて「朴槿恵の法的犯罪」が確定していない現状で、「市場経済を乱した」という理由も、「それ?」と思う。罪を問うのなら裁判所の判断を待つ方が当然であると私は思うし、「70億円で市場経済が乱れた」というのもどうだろう。

 結局今思っているのは、「韓国の野党も、その背中を押している世論も、要するに"弾劾した"という事実が欲しいのだな」という点。朴槿恵の生き残り、任期満了の可能性を残すという意味では非論理的だが、「そうなんじゃないか」と思う。だから世論も、野党も、そしてそれに押されたセヌリ党の一部も「弾劾」に突き進む。

 よく報道されている通り、与党のセヌリ党から28人が賛成に回らないと弾劾案は可決されない。そこは実は微妙だ。決議案に空白の7時間に関することが理由として挙がっているからだ。そこまで弾劾の理由を広げるのにはセヌリ党の反朴派の中には抵抗感がある人がいそうだ。投票は無記名だから、もしかしたら「フタを開けたら三分の二に届かず否決」というケースもあり得る。

 そしたら野党議員は全員が議員辞職するらしい。そしたら総選挙でしょう。国会が。大統領は残り、議員達が辞める。それって逆じゃないと思う。まあいろいろ分からない事が多いのです。

 しかし確実に「そうなる」と言えるのは、朴槿恵大統領は再来年の2月、つまり1年と3ヶ月後にはその座から降り、韓国には新しい大統領が誕生する。その人が誰で、どんな政策をとるかの方が韓国にとっても、周囲の国にとっても重要だ、という点。

 朴槿恵は私にとってはもう過去の人であって、その命運にはあまり関心がない。そのあまり関心のない人に関して「弾劾だ」とか騒いでいるのが不思議なのです。もちろん韓国の人達の怒り、憤りは分かる。特にチェ・スンシルの娘の件、高校、大学と権力を利用して学歴を上げたことは「ふざけんじゃない」と思っている筈だ。

 今の韓国の混乱は「次の韓国」に繋がるのか。うーん、それが分からん。困ったものだ。

05:42
2016
12/08
Thu

なんじゃいな、これは

day by day

  (10:45)おお、これか

表参道から青3の方向に長くなにせ朝の8時前から行列が出来ていて、このサイトによれば「開店は正午」というのだから尋常ではない(よく待てるな...)。私が9時前後に再び通りかかったら、行列は表参道の交差点から「青3」に向かって勢いよく伸びていた。

 非常に特徴的なのは、行列している人の半分以上は非日本人のように見えること。言葉もそうで、それを小耳に聞けば、中国、韓国、タイ等々。むろん日本人もいますが、感じとしては「少数」。なのに警告看板は日本語のみ。笑える。

 よく見ると数世代前のiPhoneの発売時に似ている。つまり「転売目的のアルバイトか....」という人も多い。つまりここの商品はそれぞれの母国ではより高く売れる...ということになる。一日だけの店

 しかしちょっと店の人と会話したなかで、「触らして...」と触ったら、それほど「触っただけで直ぐに凄いと分かる」という代物ではない。最後の写真の男の子が着ているパーカーです。ちょっと薄め。着てはいないので分からないが、それほど特徴があるようには見えなかった。

日本語のみの警告 しかしお値段は19000円と。それにこの凄い列。人気はあるんだ。最初の文章に戻ると、「ロスと東京で一日だけ路面店で売る....」となっている。「一日だけ」ね。そこがミソ ? 

 じゃ普段はどこで売っているかというとネットのみ、と最初に紹介したサイトは言う。ネット経由だけで人気が出るアパレル。ある意味面白い。

 最近は伊勢丹などのアパレルが強いデパートまでも、「やや不振」らしい。もしかしたら本当に「売れるものはネットで生まれる.....」という状況が生じているのかも知れない。としたら、国境なきネット。そもそも国境の壁が外されていることになる。

矛盾的な名前だな 面白いから、昼頃ちょっと見に行ってくるか。抽選らしいので、チャンスがあったら。ははは。

11:20
2016
12/07
Wed

やっぱ、日本はメシがうまい国や....

day by day

(20:45)ところで、昨日は一つ嬉しいニュースが。このような5段階の手続きを経て、フランス外務省関連の機関が世界のレストランランキング(Best 1000)を発表。おそらく二回目。

 このリストは去年から作成されているようで、英国の業界誌レストラン・マガジンが選ぶ「世界のベストレストラン50」に対抗し、フランス外務省が観光客誘致も狙って格付けに乗りだした。

 全リストはここにあって、国別でも都市別でも調べられるのですが、日本は世界トップ10に3店舗入っている。ジョエル・ロブションを「日本のレストラン」と言えるのかどうかは別にして。

 フランスが作っているリストなので、さすがにフランスは上位に多い。しかしその他の国の中では日本は数が多いし、ベスト1000に入っているレストラン数はどうやら世界で一番多いという。知っているレストラン、和食屋さんも結構ある。ということは、日本はフランスと並ぶ「世界一のグルメ国」ということか。

 ミシュランなどの星は全く信用していない私ですが、このフランスの外務省のランキングの方法はアルゴリズム的に世界のレストランを客の評価まで含めて数値化しており、よりまともな印象がする。

 ミシュランなんてそれほど数が多いとも思えない、また味もよく分からないだろう調査員を二回ほど各店に行かせ、「去年と何が違うか」を聞いて、それで身勝手に星を付けている。その酷さは業界の方からよく聞いていた。

 レストランの味の評価方法は多種多様。いろいろな問題があるし、最後はその人その人の評価です。しかし私の印象では、ミシュラン・ガイドなどよりはこのリストの方が「ましかな」と思う。このリストの上位に入っているレストランでも、ミシュランのランキングには全く登場しない店もある。断っているので。

 このリストに入ったお店の方々には、「おめでとうさん」と申し上げたい。ミシュランの星ほど騒がれないが、それより遙かに価値があると思う。

22:42
2016
12/07
Wed

久しぶりに Windows PC を買いました...

day by day

 (18:45)実に実に久しぶりにWindows PCを新たなに買いました。補完的PC(オフィスなどを入れない)として、ちょっと安いやつを。

 理由は二つ。今まで使っていたWindows PCが既に容量的に全くワークしないまでに古くなったこと。耐えられないほど遅くなってしまった。機敏にワークしないのです。加えてWindows マシンでしか動かないソフトウエアが二つあって、それは今後も機能させたい。

 有楽町を通りかかったのでBIGで買ったのですが、「my sony」で調べてもらったら、私が最後にWindows PCを買ったのは2009年だった。つまり7年も前。その間はWindows PCを買っていなかった。買って使っていたのはMac ProとかAirだった。

 二つのソフトが私のPCの完全Apple化を拒んでいる。それは「秀丸」と「筆まめ」です。この二つはAppleのマシンでは機能しない。どうしてもこの二つのソフトが時として必要になるのです。秀丸はテキストエディタとして、筆まめは長く使っている住所録として。

 買ったのはVAIO のOWNER-MADEなので直ぐには家に持って来れませんでしたが、スマホと同様にクローンは作らない方針。最初からコンフィグするので楽しみ。オフィスは入れません。「10」のあとWindows がどう進化するか知れませんが、この新たなマシンがあれば、あと数回のOS変更にも耐えられそう。

 今日はIT関連の出来事が多い日で、BIG に寄る前に銀座のアップルストアに。「PC⇔スマホ⇔Apple ウォッチ」の同期が時に遅れる問題について、「なんとかならないか」という相談に。特に「スマホ→Watch」のカレンダー情報の送信が遅れる。特に一台のスマホ(iPhone)に二台のwatchをぶら下げているケースで。

 私が欲しかったのは、iPhoneのスケジューラーを変更したときに、強制的にwatchのカレンダー情報を変える仕組みです。もしかしたらそれがあるかと思って相談に。しかしないそうです。時間の経過の中で変わるのを待つしか無いらしい。今は。

 しかしwatchを first look のメインデバイスとして使っている身としては、それは「ほぼ瞬時」でなければならない。ところが実際にはしばしば大きく遅れる。だから「強制情報書き換え機能」が欲しい。

 一つ方法があります。それは siri を使ってwatchからスケジューラーに書き込むことです。予定を。それは瞬時にiPhoneのスケジューラーに書き込まれる。いろいろやってみたが、この方法が一番瞬時で、期待度が高い。

 しかし毎回Siriを使うのはどうかと。いろいろ使っていると、いろいろ問題があります。

22:40
2016
12/06
Tue

走行スタイルの二極化 ?

day by day

 (18:45)うーん、今ようやく青3の事故のビデオをまじまじと見ましたが、突然事故に巻き込まれた方々には本当にお気の毒です。通りかかっただけなのに。その一方で、「ちょっと油断すると事故が起こる場所だな」と改めて思いました。

 千駄ヶ谷駅横を通過する外苑西通りは、246とクロスするときは下り坂です。西麻布に向かって。3車線なんですが、一車線ずつ方向が決まっている。一番左の車線は左折のみ(溜池方向)、真ん中が直進のみ(西麻布方向)、そして右車線が右折のみ(表参道駅方向)。

 あの交差点でしばしば問題なのは、左折車と右折車が詰まっているとき。直進用の中央車線は実は非常に狭い。左右にバストかトラックがいる場合は特に。しかしその狭いところを下り坂ということもあって直進車がかなりスピードを出して通過する。いつも危ないな、と思っていました。

 今回の事故の背景については、まだいろいろな説があるらしい。タクシーの運転手の心筋梗塞という説(事故直後の説かな)も見たし、客を降ろしたタクシーが右の直進車線、さらには右折車線に移ろうとしたときに、下り坂を下ってきた直進車とぶつかって、タクシーは左の歩道に飛ばされた、という説もあるらしい。

 もしそうだとしたら、その時は交差点は外苑西通り方向が緑で、直進車線の車は下り坂もあって中央車線をかなりのスピードで走ってきたとも推定できる。タクシーも急いで右車線に移ろうとしたのではないか。

 タクシーはどういう状況・判断で右折車線に行こうとしたのか。余裕はあったのか。それは多分カメラに写っている。あの辺はカメラが多い。目撃者もいっぱいいるようだ。これからの検証でしょう。

 それまでは原因は特定出来ないが、この件と関係なく私がいつも経験している都内の交通状況から一つ思っているのは、「けっこう無理な運転をしているタクシーが多い」ということ。もうちょっとプロらしい運転をしてくれても良いのではないか、と思うことも。

 それにしてもタクシーのみならず、車の性能が上がったことによって都内でもスピードを出して走る車がある。今の車は直ぐに加速しますから。しかしその一方で、多分高齢化の影響か常にゆっくり走る車も増えている。つまり「都内の通行状況も二極化している」と思う。

 それにしてもややこしい時代だ。歩道を歩いていても病院のロビーにいても突然車が突入してくる危険性がある。最近の事故例はそう言っている。気を付けきれない面もありますよね。分かっていても。

19:36
2016
12/06
Tue

寄って集ってもかなわないかな

day by day

 (05:45)最初に思ったのは、「ちょっと寄って集ってもかなわないかな」というのと、「抜群のタイミング」ということでした。安倍首相のハワイ訪問、オバマ大統領との首脳会談、死者を悼む献花です。

 多分ずっと「オバマ大統領がハワイに滞在するのはいつか」ということを官邸周りや外務省が気にして調べていたんでしょうね。オバマ大統領はあと一ヶ月余で退任する。今年5月に広島に来た同大統領への事実上の返礼としても、今年中の訪問が好ましかった。それが暮れも押し迫った、1年が終わろうとする12月の26、27日に実現する。それで新年を迎えるわけです。

 重要なのはロシアのプーチン大統領を12月中旬に日本に招いて首脳会談をしてから10日もしないうちにオバマ大統領と会談する、共に献花するということです。しかも75年前に日本による真珠湾攻撃があったハワイで。バランスが良く取れている。

 これは日本の過去の首相ではなかなか真似が出来なかったことだと思う。プーチン・ロシア大統領や習近平・中国国家主席へのメッセージにもなる。また当然、トランプ次期米大統領へのメッセージにもなる。「一歩前へ」という。

 ハワイでは当然、日米間の歴史にのこったしこりを解す努力を、献花以外でも前に進めることが出来るのだと思う。多分アメリカ側の出席者も多いだろう。良い事だし歓迎です。

 「地球儀を俯瞰する外交」が安倍さんの一つのウリですが、それが今年の12月に大きな成果を生む形だ。これで中国の李克強首相が来日すれば、それは日本の歴史においても過去にあまり例のない事だと思う。一ヶ月の間に米露中のトップとの首相による首脳会談外交。

 時間がないのであまり長くは書けないのですが、今でも日本の政界にはドメ感覚の人が多いが、ちょっと抜けちゃったかなという感じ。また支持率が上がるでしょう。対抗できる野党のトップはちょっと見当たらない。

 安倍さんには「解釈改憲」など容認できないこともあるが、この外交感覚は非常に優れていると思う。

06:37
2016
12/05
Mon

イタリア国民、レンツィに「ノー」

day by day

 (08:45)今朝はニュースが多いな....。松山が追い上げられたものの出場試合連続優勝を続けたし、畑岡選手が米ツアー出場権を獲得したり。フランスでは商店の日曜営業(通常は禁止)が開始されたり。

 注目されたイタリアの国民投票は、正式な結果発表が昼頃と聞いていたのですが、日本時間の午前8時過ぎにレンツィ首相が記者会見して、「負けました。今日で首相を辞めます」と言ってしまった

 外国為替市場を見ると午前8時40分頃にドル・円は113円台の前半でやや円高レベル。対してユーロ・円は119円の半ば。確か先週末は121円台があったので、こちらはクリアな円高・ユーロ安。株式市場はまだ開いていない。

 レンツィの敗北はほぼ予想通り。珍しく2週間も前の世論調査が当たった。オーストリアの大統領選挙では予想が外れて親EU派のファンデアベレン候補(72)が勝利したので、「世論調査は何連敗するんだ」と思っていたが、それらは僅差勝負。しかしレンツィはかなり明確に負けたようで、41対59程度の差があったらしい。

 やや円高になっていますが、そのまま外国為替市場が大きな変動に見舞われるのかどうかは不明だ。為替の動きを子細に見ると、レンツィ敗北報道の直後には112円台もあったようだが、その後は円が再び安くなる傾向が見える。

 これは一つには、「予想されたことが起きている」面がある。レンツィ首相は事前に「負けたら首相を辞任する」と公言しており、「その可能性が高い」と見られていた。なのでマーケットでは「織り込み済み」と受け取られる可能性が高い。マーケットが一番嫌がるのは「予想外なこと」です。

 むろん「事は重大な」との見方もあり、今後のイタリア政局の混乱予想からマーケットがしばらくの間は激しく反応するのではないか、との見方もある。この点に関連して、週末にフォレックス各社は顧客に相場の急変動を警告したくらいだ。しかし今は平静だ。

 多分レンツィ首相はやや軽率だった。国民に真剣さを訴えたかったのか「負けたら首相を辞める」とまで言ってしまった。国民投票はもともと議会上院の権限を縮小し、原則として下院の承認だけで政策を進められるように憲法改正することの是非を問うもの。

 彼の言いたいことは分かる。イタリアは戦後の70年の間に政権が60回も変わった。それは議会の上院と下院に同様の権限が与えられているからで、それを変えなければイタリアの政治は安定しないという考え方。

 しかしそれを見てグリッロ党首率いる極右の五つ星運動など全野党が、「この国民投票を信任投票にしてしまえ」という形で選挙戦を展開した。レンツィ首相は孤軍奮闘状態だった。全野党が、政府の権限強化を狙ったものだとして強く反対したのだ。

 もっとも、レンツィが負けから直ぐにイタリアが政治的大混乱に陥るとは言えない。なぜなら一旦レンツィが辞めても、セルジョ・マッタレッラ大統領からもう一度「組閣を試みてくれ」と言われる可能性があるし、他のレンツィ内閣の閣僚などに大統領は組閣を依頼すると思われている。今回の国民投票では議会の勢力図は変わらないからだ。

 今後の懸念される事態としては、大統領による新たな組閣の試みが何回やってもうまくいかない場合。2018年に予定されている総選挙の前倒しが決まり、そこには例えば「五つ星運動」のような極右・反EU政党が政権を取る可能性がある。

 ユーロに不参加だったイギリスのEU離脱でもあれだけのマーケットの混乱があったのだから、もし仮にユーロ参加国のイタリアのEU離脱といった事態になれば確かに大事だ。しかし今回の国民投票結果でそこまで予想するのは時期尚早かも知れない

 なぜならレンツィの憲法改正案に対しては「ノー」を言っても、イタリア国民は「EU離脱」の主張には多くの人が耳を貸さないかも知れないからだ。ましてや「ユーロ離脱」になれば抵抗は強いと思われる。今イタリアで使われている全貨幣はユーロだ。またあの弱いリラを欲しいと思う人は少ないだろう。

 イギリスよりははるかにイタリアはEUとの関わりが深いし、「我々は欧州の一部」と考えている筈だ。

 オーストリアの大統領選挙結果は一つのヒントになる。イタリアが今回の国民投票結果で直ぐに欧州全体を揺らす....と考えるのは無理がある。心配なのはイタリアの弱い銀行組織だが、ECBがしっかり監視するとも思える。これは希望的観測だが。

09:11
2016
12/05
Mon

「トランプ現象」の反作用 ?

day by day

 (05:45)イタリアの憲法改正(議会制度の改革)を巡る国民投票の結果が分かるのは日本時間の5日昼頃だそうですが、オーストリアの大統領選挙の結果は日本時間の早朝に判明。予想を覆してリベラル・緑の党のファンデアベレン候補(72)が勝利しました。

 優勢と伝えられていた対立候補の極右・自由党のホーファー候補(45)は4日夕に自身のFBに「皆さんが支持してくれたのに、それがうまくいかず非常に残念。ファンデアベレン氏の勝利を祝福する」と敗北を認めたそうな。

 オーストリアの大統領選挙は今年5月の選挙のやり直し選挙。同じ2人の候補者が5月の大統領決選投票(上位2者による)で大接戦となり、ファンデアベレン氏がわずか0・7ポイントの差で勝ったと当初判定された。

 しかし開票作業に不正行為が見つかって今回選挙がやり直しになった経緯があった。事前の世論調査などでは、EUが進める統合深化に反発し、難民の受け入れ制限などを掲げたホーファー氏が優勢ではないか、欧州で初の極右出身の大統領が出現するのではないか、との見方が欧米メディアでは強かった。アメリカで見られたトランプ現象の再現を予想する向きもあった。

 しかしフタを開けてみれば、またまた事前の大方の予想を覆す結果。トランプ現象には「作用と反作用があるだろう」との見方は強かった。今回の結果を見ると、「ああなってはいけない」というトランプ現象の反作用が出た可能性がある。

 しかしそれ以上に、オーストリア国民がホーファー候補の掲げる政策や候補そのものに信頼を置かなかったとも考えられる。前回のフランスの選挙では第一回投票ではルペン氏率いる右派勢力が勢力を伸ばしたが、決戦投票では右派の勢力の伸びがむしろ抑制された経緯もある。

 詳しい投票パターンを解析しないと分からないが、「欧州の有権者は一度は現状と現政権にノーを突きつけるが、二度目は考え直して余りにも右に偏った勢力の台頭に懸念を強める判断を下す」傾向があるとも考えられる。

 今回のオーストリアの大統領選挙でも、いったんはオーストリア国民は世論調査に出るような形でホーファー氏に傾いたが、イギリスの欧州離脱の結果やアメリカの大統領選挙結果をよくよく見て、「やはり親EUでいこう」と考えた可能性がある。いずれにせよ両候補の票差は非常に小さいと見られる。

 つまり非常に僅かな民意の揺れで、結果が左右されている。「選挙における事前の予想の難しさ」が今回も浮き彫りになったと言える。

05:55
2016
12/04
Sun

どうなる 欧州 ?

day by day

 (23:45)これから数時間後に結果が分かる欧州での二つの選挙は、今後の欧州の行方にやはり大きな影響を与えるんだと思う。作用、反作用の両方で。選挙を行うのはイタリアとオーストリア。イタリアは国民投票、オーストリアは大統領選挙。

 もう世論調査をあまり信用しないことにしているのですが、イタリアの国民投票では議会制度改革を進めているレンツィ首相が負けを喫し、オーストリアの大統領選挙では極右政党出身のホーファー氏が勝ちそうな雰囲気。ともにEUの将来にとっては危険状態発生です。

 レンツィ・イタリア首相には戦略ミスがあるように思う。国民に真剣さを訴えたかったのかも知れないが、「負けたら辞める」と言ってしまった。それを見て全野党が「じゃ、この国民投票を信任投票にしてしまえ」という形で選挙戦を展開し、レンツィ首相は孤軍奮闘。

 もっとも直ぐにイタリアが政治的段混乱になるとは言えない。なぜなら一旦レンツィは辞めても、大統領からもう一度「組閣を試みてくれ」と言われる可能性があるし、他の候補者にも大統領は組閣を頼むかも知れない。

 可能性があるのは、そうした新たな組閣の試みがうまくいかない場合に、総選挙の前倒しが決まり、そこで例えば「五ツ星運動」のような極右・反EU政党が政権を取る可能性がある、という点。しかしFX各社がこの週末に警告しているように、為替相場などが大きく動く可能性がある。

 オーストリアも問題です。ホーファーが当選すれば戦後の欧州で初めて「極右出身の大統領」が誕生する。敵を設定してそれにノーを突きつけるポピュリズムの動きには「その先」がないのが特徴だが、それが気づかれにくい。そこが問題で、この問題は日曜日の夜の「いま世界は」でも議論になりました。今後この問題は、日本の我々にとっても悩ましい問題となりそうです。

 この番組に関連するのですが、前回私が番組でやった「OPECに関する考察」のコーナーは、コーナー視聴率も良く、多くの方に見ていただいたようです。TKS。

23:53

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