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2019
08/05
Mon

素晴らしすぎる.....Smiling Cinderellaの誕生

day by day
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 素晴らしい。もう一度書きます。素晴らしい。

 渋野日向子選手が全英女子オープン(https://www.aigwomensbritishopen.com/news/shibuno-seals-fairytale-victory)で優勝。しかも18番で6メートル弱のバーディを決めての。素晴らしかった。見ていて良かったと思いました。

 12時過ぎにテレビを見始めたら眠れなくなった。3番で4パットのダボを叩いて「どうかな」と思ったのですが、直ぐに5番で一つ取り戻して、その後も積極姿勢は変わらず。7番もバーディ。彼女は「10番でのバーディが大きかった」と。確かに難度の高いホールでのバーディは大きいし、自信になる。

 12番では303ヤードの下りドッグレッグ(グリーンを狙うと254ヤードとか)のPAR4ホールで、ワンオンを狙って見事に成功。このホールなんなくバーディ。とにかくトーナメントを通じて後半が強くてミスなし。最終日もインの9ホールで5バーディ。トップを走っていたサラス(アメリカ)に後半の中盤で追いつき、そして18番でサラス(最終的に2位)が逃したバーディを、彼女より長い距離で渋野選手が決めた。もつれない、すっきりした優勝です。

 見ていてとっても楽しい選手です。解説に回っていて42年前に日本人女子で初めてメジャーを勝った樋口さんが何回か「新人類」というやや古色蒼然とした単語を使っていましたが、確かにそういう面があった。涙はなく、あるのは決意溢れる顔と、そして沢山の笑顔。16番と18番で打つまでに時間があると、コーチ兼キャディーとおしゃべりしながら何かを食べている。普通に。スナック系かな。優勝後のインタビューで誰かが「あれは何を食べていたんですか」と聞いてくれると思ったが、誰も聞かず。知りたい。

 前半はやや緊張していたらしい。なので3番で4パットダボを打ったのかも。しかしそれが逆に良かったのだろう。「後半はそれほどプレッシャーを感じなかった」らしい。そして「優勝したら緊張した」と。普通は逆。面白い子です。なによりも笑顔が素敵な20歳。海外試合が初めてとはとても思えない。

 誰にも素敵な笑顔を振りまき、そしてホールとホールの間では詰めかけた日本人ギャラリーのみならず、手を差し出す多くの国のファンに素手でタッチ応答。「大丈夫か?」とこちらが心配するほどオープンで明るい。海外のメディアにも人気急上昇なのが理解できる。

 なんと言っても圧巻は18番でのバーディパット。「ここで決めないと。外れたら3パットでもいい」と思って打ったそうで、自分でも「ちょっと強かったかも」というのが最初の印象だったらしいが、ボールはラインに乗ってピンに向かって綺麗に転がった。20センチほどの手前で入るのを確信したように既にガッツポーズ。見ているこちらの方が鳥肌立ちました。笑顔と良い意味の強気が同居していた。プレーオフに備えたサラスのパット練習は不要だった。

 良いものをみせてもらいました。見ていてとっても良かった。今後も活躍して欲しい。世界には全くのニューカマーの優勝ですが、多分世界のファンとメディアは彼女を温かく迎える。チャーミングな笑顔、明るい性格、そして勝負師としての決断と強さ。英語での優勝スピーチは紙を見ながらだったが、とっても可愛かった。日本からまたまた新しい力が出てきた印象です。ナイス。

04:04
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